薬師寺



【薬師寺(やくしじ)(国宝)】
 天武天皇の発願により飛鳥に創建され、平城遷都( 710)に伴い現在地に移された。享禄元年(1528)には、兵火により東塔を残して灰燼に帰した。
 後に堂宇の再建が図られて、南門・中門・金堂・西塔・大講堂・回廊などがあり、東塔と東院堂が国宝指定になっている。
 殊に三重の東塔は、各層に裳階をつけているため、六層に見える独特な構造をしており、“凍れる音楽”と賞されている。なお西塔は、昭和56年に再建されたものである。

「ゆく秋の大和の国の薬師寺の 塔の上なるひとひらの雲」 佐佐木信綱

東塔


所在地:奈良県奈良市西ノ京町

金堂


検索サイトから来られた方のために contents top