たかまる旅行記その5
(ドイツ・Dresden〜Leipzigドライヴ編)

8月30日(水)旅の6日目
ドレスデンのクレメンス宅で一泊し、朝は、彼自慢のオリジナルの蓄音機をかけてくれ、ウィンナーワルツをBGMに朝食をいただきました。蓄音機はの生音を耳にするのは初めてでしたが、その音の大きさに驚きました。とても艶のある良い音でした。
午前中はドレスデン観光の続きで、まず、アルベテウムという博物館へ行きました。
そこには、王家の財宝をありったけ部屋いっぱいに展示してあり、あまりのきらびやかさにただただ圧倒されました。これは一見の価値大ありです!!その凄さに目を奪われ、3Fにあるゴッホやモネの絵画を見忘れてしまいました。そのあと教会で、学生の練習するパイプオルガンの音色を堪能し、ドレスデン城の展望台に登り、町を一望しました。国立歌劇場の目の前に、近く開催されるG7のイベントのための大きくモダンなテントステージが設置してあり、何とも品が無く、町並みをぶちこわしていて残念でした。(PAや照明が立ち並び、美的センスがゼロ・・ (-o-)  )

午後、Herzレンタカーに電話して、日本から予約した車が無事に配車されているかを確認をして、理絵子さん(旅行記その4参照)が営業所まで送ってくれました。私が10年前にドイツで日本の免許から書き換えたドイツのオリジナル免許が有効でほっと一安心しました。(留学から帰国後、日本で運転することがなく、日本の免許証に書き換えなかったので・・)ドイツの免許証は、一生書き換える必要がなく、おじいちゃんの免許証を見せてもらうと、写真は青春時代の若者のままなのでビックリしてしまいます。
車種は現物を見るまでわからなかったので、どんな車かワクワクして駐車場でさがしてみたら、それはそれは可愛くて満丸いFordの新型1.3リットル“K”というネーミングの車でした。ドイツでは珍しいエアコン、ステレオ付きのフル装備で、大満足でした。(^-^)


ドレスデンから8日間で2090km走り抜いたフォードのかわいい1.3リットルカー『Ks』とても元気な車です!

さあ、いよいよ6年振りのドライブが始まりました。妻は私の運転を初めて見るのでビクビクしてましたが、5速マニュアル車のクラッチの繋がりがとてもスムーズで運転しやすく、感覚も右側通行に慣れていたので、何の抵抗もなくライプチヒに向かうアウトバーン(高速道路)に合流しました。
アウトバーンは制限速度が無いので、3車線中の追いこし車線は、BENZやBMWが余裕で200km/h近くのスピードで追い抜きます!バックミラーに、はるか遠ーくに見えたBMWが5秒後には、すぐ後ろにまで迫って来るので、追い越す時は余程慎重に確認しなくてはなりません。まん中の車線は、それでも平均130km/h位で皆走っています。右のトラックやバス等の大型車でも100km/h前後で走っていますが、これがとてものろーく感じる世界です。
アウトバーンの見晴らしのいい直線コースで、アクセル全開でこの車の最高速度を試してみたら、175km/hまで記録しましたが、走行はいたって安定しており、ハンドルのブレもありませんでした!でも、エンジン音が悲鳴をあげていたので可哀想になり、120km/h〜140km/hで快適にドライヴしました。
ライプチヒの20km手前で降りて、国道を走りました。景色か素晴しく、昔NHKでドイツのメルヘン街道やロマンチック街道のロケが話題になりましたが、それにも劣らない絶景がいたるところに繰り広がり感動的でした。前にBMWの教習車がのんびり走ってましたが、(それでも60km/hで)気になりませんでした。ドイツの国道は、町中心部は50km/h、市街地では70km/h制限ですが、町を出ると100km/hまで加速できます!教習車も、郊外では一気に100km/hまでアクセルを踏ませるので、あまりやぼったいイメージはありません。ドイツには、いわゆる自動車教習コースが普及していないので、(時間制レンタルコースはあるにはありますが・・)生まれて初めて車を動かす時から“路上”教習になります!教習生の恐さは凄いものがあると思いますが、教官の勇気にも感心します。
ライプチヒ市内に入り、ホテル探しでグルグル廻りましたが、駐車場の完備する所は高級大型ホテルしか無くて、手頃な宿がなかなか見つからずにあきらめかけていたところ、車線を間違えて脇道に入ったところに偶然マンションみたいな集合住宅の一角がペンションになっていて、しかもマンション前の駐車場が使えて超ラッキーでした。\(^0^)/
ホテルはまだ新しく、レセプションのスタッフも親切で、とっても清潔なバスルーム、冷蔵庫も付いたキッチン、BSも受信できるTVがある広いダブルルームが一泊二人で130DM(6500円)でした!!ゲヴァントハウス前から路面電車で3分ほどなので、ライプチヒにおいでの際は是非是非お薦めのホテルです!!〔“Hotel Garni ”Gerichtsweg12
04103Leipzig Tel.0041-49-341-1278-0 Fax:0041-49-341-1278-700〕
ひと休みして近くのスーパーで買い出しに出てからゲヴァントハウス広場に行きました。そこには電光掲示板で、9月1日にブロムシュテットの棒でオープニングコンサートがあることがわかり、1日はデトモルトに入る予定でしたが、万が一チケットが取れたら行っちゃおうということになり、明日一番で並ぶことにしました。
町の中を散歩していると、Movenpickのレストラン前でSAXとキーボードのライヴをやっていたので、そこで晩ごはんをいただくことに・・・


Saxとキーボードのデュオ

Sax奏者はバリトンとテナーを持ち換えで、オリジナルらしきモダンナンバーをマイルドな音色で聴かせてくれました。キーボードのベースラインが実に小気味良く、リズムが素晴しい!Movenpick専属のデュオでしたが、ライヴチャージは取らずに、料理も口当たりのいい上品な味付けでした。
ホテルに戻り、荷物を整理していたら、誤ってカメラを落としてしまい、壊れてしまいました! (T0T)
レンズは開きますが、どうガンバッテもシャッターが降りず、コンピューター制御されてる近頃のコンパクトカメラは、ちょっとした衝撃にも弱いんだなあ・・と、つくづく思い知らされました。

この日は、いろいろありましたが、合計21700歩も歩きました。

次回はライプチヒでの老夫婦との出合い、Bach Museumを経て留学の町デトモルトへ・・・お楽しみに!!

旅行記 その6へ

ウィンドウを閉じる