Windows 7は、日本では2009年10月22日発売ですが、その前に公開されているEnterprise
RC版(64bit)について記述しようと思います。
RC版は、技術者向け公開ソフトである程度おのおののプログラムがWindows 7で動作させて問題ないか、公開前に確認していただく目的のOSです。
従って、一般の方が使うことはあまりお奨めできません。
ある程度、コンピュータ知識のある方、ハードが別に壊れても構わない方向けです。
興味本位だけで、テストされますと、パソコンが使えなくなりますので、ご注意ください。
また、らは一切この件に責任持ちません。
マシンは、VGN-CR90NS(Windows Vista Business 80GB メモリ約1G)を使用。
ただし、立ち上がらなくなると困るのでハードディスク(SSD128G)を購入してそちらでテストしました。
80Gのディスクのままでは、容量不足でCドライブ以外に別ドライブの容量を確保できないので、ちょっと怖くてテスト出来ません。
マイクロソフトのホームページからTechNetをアクセスしてWindows 7 Enterprise日本語(x64)版をISOフォーマットで入手します。ISOフォーマットはDVDの物理イメージファイルの事でこのイメージをそのままVAIO付属RoxioでDVDに焼けば、立ち上げDVDが作成可能です。
なお、ISOフォーマット入手にあたりメールアドレスでLIVE IDを取得する必要があります。
マイクロソフトから、このメールアドレスを使って連絡がありますので、必ず必要となります。
なお、Enterprise版は最高でも90日間期間限定で、インストールできる期間を別途決まってます。
言語も5ヶ国指定できるのですが、日本語だけで十分でしょ。
らは、64ビットOSに移行したら、32ビットOSで動いているソフト(隠岐を含む)及びハードがどういう影響を受けるかテストしたかったので、日本語2枚と英語1枚をダウンロードして作成しました。
HDDからSSDへの移行は、かなり失敗を繰り返して4日くらいかかったような気はしますが、ここでは関係ない方もいますので、省略します。
Vistaが入ってる同じドライブに上書きするのは、現システムが使えなくなりますので、危険と感じてやってません。そのために別パーティションをマニュアルを見て作成しました。
Windows 7は、40GBくらい必要なはずですが、らは30GB程度しか確保できませんでした。
Cドライブがあまり圧縮できなかったので、やもうえません。
新しいデスクでやられる方は、これらの方法は不要なはずですので省略します。
DVDで立ち上げます。(VAIOの場合は、DVDで立ち上げるとメッセージが出ますのでEnterを急いで入力する必要があります。遅れるとVistaが立ち上がってしまうだけです。)
あとは、インストールするパーティションを指示通り選んでDVDの言うとおりにやればインストールできます。
なお、64ビットOSインストールはメモリが2GB以上必要なのですが、1GB程度でも大丈夫なようです。と言うのは、実はXPのときに、VistaのRC版を入手してテストした事があってそのときに1GB以上のメモリが必要となっていたのですが、512MBくらいしかなくても大丈夫だったので無視してます。
何回か立ち上げを繰り返して、インストールは無事終了しました。
ライセンス認証はやらないと、10日くらいでシステムがダメになるのでやった方がいいのですが、らの場合、インターネットにつながらない問題があってなかなか出来ませんでした。
と言うのは、電電公社のFlets 接続ツールが64ビットOSはサポートしてなくて手動でインターネット接続をやる必要があって、この方法を電電公社のホームページから見つけるのに時間がかかったからです。
まっ、それはおいときまして、ライセンス認証は訳のわからぬ番号をいれるのではなくてボタンをクリックするだけでした。
ただ、このボタンを見つけるのに手間がかかりました。
Windows 7のヘルプはまだ英語なので、ヘルプを探してもわからず、いったんVistaを立ち上げてVistaのヘルプがどこにあるか見つけて、そこと同じ場所をWindows
7で行って簡単にできました。
ただし、インターネットがつながっている必要があります。
問題は、まだあってDUAL BOOTになってます。
DUAL BOOTは、必要なのですが、30秒たつとWindows 7の方が無条件に立ち上がってしまい不便なのです。
変更方法を知らないので、Vistaに戻ってヘルプを立ち上げて、DUAL BOOTでヘルプすると変更方法が見つかったので、これでdefault立ち上げをVistaにして使ってます。
また、これをやらないとWindows 7を削除するのに、ブートパーティションが7になってますので、フォーマットで削除できないので、これをやることをお奨めします。
らは、タイムアウトも10秒に変更してます。そうしないと待たされるだけですからね。
使ってみた感じだと、Windows 7は立ち上がり立ち下りがかなり速くって便利です。
電源オンしてから、10秒くらい待てばすぐ使えるって感じでこれはSSDにした効果もあるのですが、かなり速いです。
ただ、インターネットが手動でしか、らの場合は接続できないので不便です。
また、64ビット環境で隠岐を動かすと32ビット環境より、5%程度早く動いてますので、32ビットより64ビットを採用した方がいいという感触です。(x86コンパイル)
まっ、1500秒の持ち時間で5%は75秒多く考えられるからある程度影響はします。
ただ、動かなくなるソフトがあって、IOデータのGV-MVP/SZ(アナログチューナー)は64ビットドライバがなくて接続できません。
また、メモリスティック、SDも使えなくなりました。(ただ、これはRC版の使用制限を64ビットを採用してメーカーサポート範囲外になっている、らに問題があるのですが、・・・・)
仮想Windows XPについては、らのマシンは使えませんでした。
これは、BIOSプログラムの方に問題があって、機種によっては、そうなるようです。
Windows Media Player 12というのが、インストールされていて、MPEGファイル再生がVistaでは音のみ再生だったのですが、Windows
7では画面も再生できます。
ただ、Windows Media Playerは、動くOSが決まっているようで、11はWindows
Vista以前しか動かなくて、12はWindows 7のみ動くようです。
まっ、トータルとしては、買うだけの価値はあるのですが、ちょっとWindows 7に乗り換えるのではなくて、ハードもWindows
7で動くパソコンを買った方が動く保証が付いているのでベターなような気がします。
なお、隠岐を動かしたときにサイドバイサイドとか言う変なエラーメッセージがでました。
これは、どうもVC++2005でコンパイルしているのですが、それで使うDLLがどうもSP1で変更されたようですので、SP1用のDLLを新たにインストールする必要があって、しかもWIndows
Updateをかけてみてください。
Windows 7のインストールだけではダメでVC++2005のDLLだけでもダメな場合にSP1のインストールもやってみてください。