第2学年1組 算数科学習指導案

平成5年6月30日(水)第2校時
指導者:寳迫 芳人

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1.単元名

大きさのあらわしかた

2.単元について

(1)主題設定の理由

 前回までの学習で、1000までの数、1.数のあらわしかた、2.なん十,なん百の計算、について学習をしてきた。ここで、これまで学習してきた数の大小関係の判別方法を考えさせ、理解させるとともに、不等号,等号を用いて大きさの関係を表すことを学習させる。

(2)主題について

 今までの学習では、数の大小を判定する場合、ひき算の考え方を用いて、どちらがどれだけ多い(少ない)という学習を行ってきた。本単元では、数の大小判定を記数法や位取りの原理を基本として考えることに気づかせ、数の大小関係を、不等号を使って表すことを学習させたい。また、数と式の関係を扱い、140<70+80、150=70+80の式で、70+80を一つの数として捉えることを学習させたい。

(3)児童の実態

 1学年では、等号は演算の結果を表す場合に用いられていたものであり、左辺と右辺が等しいことを表すという意識が薄い。この単元を通して、数量の対象関係を、不等号を用いることによって簡潔に表示できることを理解させ、この不等号を用いる場合と対比させて、数量の相等関係を表す場合に等号が用いられることを理解させ、等号の意味を拡張する。

3.単元の目標

不等号、等号の意味を理解し、数量の大小、相等関係を表すのに、不等号・等号を用いることができるようにするとともに、1つの数を他の数と関連づけてみる能力を伸ばす。

4.学習指導計画

数量の大小、相等関係と式…1時間扱い(本時)

5.本時の学習

(1)目標

  1. 不等号・等号の意味を理解する
  2. 数量の大小関係・相等関係を式に表すことができるようにする

(2)展開

過程 指導内容 学習活動 指導上の留意点 備考・準備など
導入
(3分)
「数の大きさ比べと、その書き表し方の勉強をしましょう」 ○本時の学習内容の明示    
展開
(32分)
(1)記数法や位取りの原理をもとに、数の大小・相等関係を判別する ○1000未満の数の大きさを比べる
・大きい位から小さい位へそれぞれ対応する数の大小で比べることを理解する
・ノートを使用する
・具体的な数を例示してくらべ方を考えさせる。
・答えを文章にして書かせる
→文章で書くと長くなってしまうことに気づかせる
 
(2)不等号の意味を理解し使うことができるようにする ○数の大小関係を表す記号を学習する
・不等号の意味と使い方を理解する
・教科書(P45-2)の問題を解いて、不等号を使う練習をする
・類題をノートにやる
○数と式の大小関係を不等号で表す
・式の形であっても、一つの数であることを理解する
・類題をノートにやる
・魚の絵(パクちゃん)を使って興味を喚起しながら指導する
・パクちゃんの口が<,>,=の記号であることを告げる
・例題を子どもたちに理解させながら不等号の意味理解を深める
・パクちゃんの絵
・<,>,=の記号
(3)等号の意味を理解する ○左辺と右辺が相等であることを表す記号を学習する
・問題を解きながら、左右辺の相等関係を表す記号は等号であることに気づく
・子どもたちの力で気づかせるようにする。  
まとめ
(10分)
(4)学習のまとめ ○練習問題を解く
・不等号,等号を使った問題を解き、本日の学習の確認をする
○次回予告
・1つの数を他の数と関連づけてみることができるようにしたい ・プリント

6.備考

男子15名 女子11名 計26名

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