2002.8.14  乗鞍スカイライン(2日目)
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 せっかく一泊したのだからと欲が出て、地図を見ながらルート選定し、 とりあえずビーナスラインを走ることにした。

 朝6時に目覚める。でも寝足りない気はしない。 ゆっくり支度をして7:30に出発。 松本北東にある浅間温泉から武石村へつながる県道(林道?)経由で、 ビーナスラインを南下するつもり。

 浅間温泉から険しい道をだいぶ進んだところで、給油し忘れたことに気づいた。 トリップメーターは180kmを超えている。 少なめに見積もっても300kmは走れるはずだから、まだまだ大丈夫とは思うが、 しばらく市街地には出られないコースなのでちょっと心配。 (結局、美ヶ原高原美術館付近にあるG.S.で給油。高かった・・・)

 そのままビーナスラインをずんずん進み、扉峠、和田峠、 八島ヶ池を横目に見ながら、突き当たり地点に到着。 ソフトクリームをなめながら、今後のルートを検討。 (そう、乗鞍スカイライン以外のことは考えてなかったので、 行き当たりばったりである。)
結局、東へ進み車山高原、白樺湖を通って大門街道を南下、尖石遺跡を通って 「河原の湯」を目標とすることに決める。

 河原の湯について予備知識があった訳ではないが、 ネーミングと安価な値段から、河原にあって(そのままやん…)川の水と 混ぜて温度調節するような露天風呂だったりしたら良いなあと、 漠然と考えた結果である。
 が、そうそう思い通りになるはずもなく、 地元の自治体経営でこれと言った特徴もない温泉だった。 サウナがあったので入ってみたが、ほとんど先客がいなかったせいなのか、 スノコが座れないくらい熱い。 とてもゆっくりしていられないのですぐに出た。

 さてお昼だ。考えてみればせっかく信州にきたのに、 うまい蕎麦にありつけていないことに気づき、蕎麦屋を探す。 ここでも事前準備不足を露呈し、なかなか見付からない。 で、諏訪南I.C.近くのドライブインにある蕎麦屋で大ざるを食す。 味は自分の地元の感覚でまあまあ。信州であることを忘れれば幸せ。


美ヶ原高原美術館


白樺湖

 後は中央道に乗って帰っても良いのだが、 須玉I.C.付近に是非行ってみたい場所があった。 前回の家族旅行で見掛けたのだが、まずは右の写真を見て頂こう。
 これ、その名も「若神楼」という風呂屋である。 まるで「千と千尋の神隠し」の舞台である湯屋と見紛う威容を誇っている。 手前に川もあるし。
 入浴料1000円を払って早速入る。中はレトロな雰囲気が漂い、いい感じ。 設備的にも洗い場、内湯、露天風呂位で決して充実と言う訳ではないのだが、 岩風呂となっている露天風呂が広々として大変気持が良い。 この露天風呂だけでも1000円の価値は充分あると思う。

 後は帰るだけだが、中央道が大月から先10km以上渋滞していた。 すり抜ける元気がないので何か手はないかと地図を見ると、 ほぼR20と平行に大月から秋山温泉を経て相模湖方面へ抜けるルートを発見したので、 行ってみる。
 ワインディングの連続だが、渋滞なく道志みちまで出られた。
途中、道志みちまであと少しの山北藤野線という険しい道で、桃色ナンバーの 2stオフ車(車種・メーカー判別できず。多分ヤマハ)を駆る小柄な女の子 (ミニモニクラス)が前に入った。
 普通について行こうとするが、この女の子恐ろしく速い。 だいぶ走り慣れている様子だが、 狭い林道みたいな道を直線ゆわkm/hでカッ飛んで行く。 危険がない程度に何とか付いて行くが、直線で少し詰めてもコーナーで ジリジリ離される。軽く遊ばれてしまった。 普段からあんな走りなのかな?俺の技量不足からくる杞憂であれば良いが、 無理せずに気を付けて欲しいものである。


若神楼の威容

 最後思わぬバトルとなってしまったが、無事故無違反無転倒で無事帰還。 いや疲れた。一人だと走り詰めになってしまうなぁ。 今度長距離行く時は、綿密に無理のない計画を立てて行きたいなあ。 まあ、性格的に無理だと思うが(笑)

〜 完 〜


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