2003.09.30  東海道
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<ルート>
出発〜(西湘BP)〜(県道732号)〜箱根〜(R1)〜三島(昼食)〜 (県道380号)〜吉原(左富士)〜(県道396)〜さった峠〜興津〜 (R1)〜箱根〜(県道732号)〜天山温泉〜(西湘BP)〜帰宅
走行距離約240km
  今日は平日だが代休。外はまるで冬晴れのようなカラっとした最高の快晴。 とくれば出掛けないわけにはいかないでしょう。 こういう日はやっぱり富士山が見たくなる。日本人だねぇ。
  今日は旧東海道を(なるべく)なぞりながら、富士山鑑賞することに決めた。

   10時に出発。 なるべく東海道をなぞると言っておきながら、小田原までの東海道は何度も通っているのでと言い訳して、 さっくりと西湘BPで小田原に向かう。

  箱根までは旧東海道を行く。 畑宿、甘酒茶屋、お玉が池を経由して芦ノ湖へ。 と、芦ノ湖手前のタクシーターミナルのような建物から、警察官が棒を持って停まれの合図を送ってくる。 蘇る忌まわしい記憶。おかしい。そんなに出していないはずだが・・・
  動揺する私をよそに、脇からおばちゃんが出てきて色々と渡してくる。 なんだなんだと思ったのは杞憂で、秋の交通安全運動の一環とかで箱根町婦人会から小さな鶴の折り紙 (5羽くらいが紐でつながれていて、紐の先には吸盤がありフロントガラスなどにぶら下げられるようになっている) とティッシュ、タオルが贈呈された。

  安全運転の誓いを新たに(←ホントか?)R1を三島まで下る。 昼食を三島の鰻にしようか沼津の鯵にしようか迷ったが、 ここ半月の激務に耐えた自分への褒美として桜屋の鰻にした。 ここは昨年のバスケット合宿の際に立ち寄り、その味に感激した店である。 注文を受けてからさばくので、軽く20分は待たされる・・・はずだったが10分程度で出てきた。 さてそのお味は・・・あれ?こんなもんだったかなという感じ。 わずか半年で舌が肥えたということはないだろうから、そういうことなのかな。残念。 前回と異なり最も安いグレードにしたせいかも知れないな。 評価は保留にしておこう。(←偉そうに)

  三島を過ぎたあとは千本松原沿いの道を通る。後から調べたらこの一本内陸側が本当の旧東海道だそうだ。 吉原で若干迷いながらも最初のViewPointと考えていた「左富士」に到着。なるほど左に富士が見える。 東海道を江戸から京都に向かうと、常に富士山は右手に見えるが、ここ1箇所だけ道が北北東に湾曲しているため、 左手に見えるということで景勝地になったらしい。 が、今現在は右の写真でもお分かりの通り、風情のないこと甚だしい。

  富士川を渡ると道は海に向かって南下する。 蒲原、由比を過ぎて、うっかりすると見逃しそうな路地を入るとそこが「さった峠」への道である。 峠道といってもしばらくは住宅街の中をゆるやかにアップダウンする。 と、そのうち壁のような急斜面が訪れるがそれを登ってしまうとまた緩やかなアップダウンを繰り返す。 道は極めて狭い。バイクだから苦にならないが車ではあまり来たくない。
  本日の目的地であるさった峠に到着。何枚か写真をとってしばらく富士山を眺める。 心和むひとときである。時期的にはもう少し後の雪をかぶった富士山の方が絵になるだろう。

  さて、目的を果たしたところで温泉にでも入って帰ることにする。R1を三島まで走る。 このバイパスは並走する東名高速とほぼ同じ速度で流れており、あっと言う間に三島に着く。 三島からも行きと同じくR1で箱根まで、そこからは旧東海道で下っていく。 途中の天山という日帰り温泉に入る。 休日にここを通りかかるといつも車が列をなしている人気温泉だが、今日は平日なので それほどではない。(しかし駐車場は満車に近い!) 一休と天山という2つの施設があり、今日は一休の方に行く。 道路から丸見え(距離があるから実際には見えないと思うが・・・)で開放感一杯の野天風呂にゆったり浸かる。 ツーリングの醍醐味ですなぁ。
  いい気分で無事帰宅。チェーンがちょっと鳴いていたから今度給油しないと。


左富士


見にくいですが、「薩土垂峠」と書いてあります。(「土」と「垂」は一文字)


さった峠から見た富士山。広重に描かれた有名なViewPoint。

〜 完 〜


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