「完全版」と言うが、ページ的には全部入っているものの内部の誤植など最初の他社の単行本に比べてものすごい。参考文献なども表記が抜けまくっている。
私にも責任はあるのだが、それ以前に他社で前半部のみを単行本化した際、大量にあった誤植(経文の横に全部「ていていてい・・・」とかルビふるって、わけわからんよ)を青焼き段階で私がチェックして直してもらったのが、原稿ではそのまんまになっていたのだ。それを、忙しくてそのまま完全版単行本化の際、担当に渡した私がうかつだった。ただ、修正して出された他社の単行本もいっしょに渡して、これで細部はチェックしてくださいと言っておいたので、チェックしなかったのはやはり担当のミスである。
つまり完全版とは名ばかり、他社版でなおっていた誤植がぜーんぶなおらないまま印刷されているのである。
私の誤記とは違うのだが
「山本って文盲なんだな」
と思われた読者もおいでなのではあるまいか。
気が付いたのは本が完成した後。
「青焼きなんで見せてくれなかったんですか?」
と怒ったが
「うちでは普通見せませんが」
「・・・・・・・。」
見せないんだったら、それなりに責任持って仕事してくれ。(このあたりの経緯については「正誤表」をご覧あれ)
カヴァー表1
カヴァー表4