冒険のスケールが違います(判断が難しい)
アルゴノーツ/伝説の冒険者たち
JASON AND THE ARGONAUTS (2000)
監督:ニック・ウィリング「アリス・インワンダーランド/不思議の国のアリス」
VFX:ジム・ヘンソンズ・クリーチャー・ショップ

ギリシャ神話の1つの物語。 若者の成長・・・そして普遍の愛。

いきなりわけわからんトコから冒頭が始る。
やる気あんのかこの兵士どもは(笑)数合わせの兵士どもの配役たちがお祭より迫力ありません。
助けを求める女性の前にある女神ヘラの像のセコサにキョトンとしたが実際の小さい象に模しているのかな。
アルゴの船の設計者も出てくる所が風変りだろうか。
オルフェウスやヘラクレスも乗組員になる。ヘラクレスの話は本物なのだろうか?
さすがにスペクタクル映画ほどの迫力と壮大さは欠けるがもっともドラマとして見やすくなっているのでは。
元々この話はギリシャ神話の「黄金の羊の毛皮」が原作。
最終目的地コルキス国へと航海するアルゴ号の乗組員には後々有名になる英雄や神人がいたそうな。
神話の船長はイアソンなのだがこの作品はジェイソンとなっている。
またアルゴ号の航海の安全を願う船首には羊の女神像はない。旗のみ羊の角の模様を描いている。
アルゴ号は「オデッセイ」の船。クセのある暴君を演じるデニス・ポッパーも中々いい。
ヘラクレス役のブライアン・トンプソンは通なら知っている俳優だ。
(シュワちゃんのトレーニグジム出身じゃないっけ?うーんどうでしょう?)
「ターミネーター」「ドラゴンハート」「コブラ」「ライオンハート」
「スタートレック:ネクストジェネレーション」(クリンゴン星人)等。
「スピーシーズ」のエイリアン役のナターシャ・ヘンストリッジも出演している。
SFXもいいが、話の運びが重点。岩肌の露出した土地がギリシャの地を華美している。
ゼウスとヘラのカットが無くてもいいと思うが。「アルゴ探検隊の大冒険」のリメイク。
実はクリストファー・リーも出演・・・ぼそ
★★★?
DVD





アドヴェンチャー・オブ・シンドバッド
THE ADVENTURES OF SINBAD (1996)
アドヴェンチャー・オブ・シンドバッド/骸骨島への航海
THE ADVENTURES OF SINBAD (1997)
アドヴェンチャー・オブ・シンドバッド/魔女の逆襲
THE ADVENTURES OF SINBAD (1997)
アドヴェンチャー・オブ・シンドバッド/魔王の要塞
THE ADVENTURES OF SINBAD (1996)
シンドバッドの大冒険 4つの髑髏

人種関係なしにやってるのでキッツイどこかといえばアメリカ映画。
7つの海を航海した後の知らない話。2話目でワイヤーモロ見えだったなぁ。
冒険活劇はしてるけどCGと人間が別割が多くて合成に違和感。都合のいいコスプレムービー。
冒険譚に愛着が沸くほどでなくドタバタしているという感じ。ココ一番のシーンがあっさりしてる。
なんか特殊効果でもあれば雰囲気が出ていいんだけどムズ痒い。ターバンもヒゲも無しシンドバッドどうかな?
4作目は旅を終えたシンドバッドの元に災難が降りかかるものでストーリーは前作に比べれば大したことない。
THE ADVENTURES OF SINBAD (1997)
「アドヴェンチャー・オブ・シンドバッド/謎の怪物島」
THE ADVENTURES OF SINBAD (1996)
「キャプテン・シンドバッド」
この同じTVMシリーズの2作品は持って無い。怪物が多く出るのでまずはそちらがいいかもしれない。
同じシリーズの
THE ADVENTURES OF SINBAD (1997)
「キャプテン・シンドバッド ポセイドンの秘宝」も発売されてる。

DVD






オデュッセイア 魔の海の大航海
THE ODYSSEY (1997)
制作年:1997年
製作国:アメリカ
製作総指揮:フランシス・フォード・コッポラ、ニコラス・メイヤー、ロバート・ハルミSr.、フレッド・フックス
監督:アンドレイ・コンチャロフスキー
出演:アーマンド・アサンテ、クリストファー・リー、イザベラ・ロッセリーニ

ギリシャの地イタケを治める王オデュッセウスは女神アテナの見守る中トロイへの戦いに旅立つ。
共に戦ったアキレウスはヘクターを討ち取るも倒れるが木馬が城壁の中に入りトロイは陥落。
勝利に酔い痴れ神を軽視したオデュッセウスの傲慢がポセイドンの逆鱗に触れ、
再びイタケの地に戻る事を許されず大陸を彷徨う苦難が始まり、
大海原の先では巨人キュプロクス(ポリュペモス)やセイレーンの魔女キルケが行く手を阻む。

勇者ですから俺が掟だ!と言いそうなくらいにリーダーを務めてます。
アーマンド・アサンテかなり渋くなってますので見もの。
トロイの木馬シーンは2004年のブラッド・ピッド主演の「トロイ」のアングルとイメージカットは同じ。
ブラッド・ピッド主演のほうは木馬の計略を提案したオデュッセウスの活躍が目立たないもので終わりましたが。
アキレウスが討ち取ったヘクトルを戦車で引きずるシーンも少しあります。
資料の1つとして参考にされたと思う。
オデュッセウスまたはユリシーズという名称の人物です。
巨人を酔わせて倒し魔女に部下を豚にされてしまう挙句に一夜を共にするなど、何かで知った様な話がこれ。
また冥界へも足を踏み入れる話もありますが旅路の話は色々と省略されてしまってあまり知られてない部分。
1954年にカーク・ダグラスが主演した「ユリシーズ」とほぼ同じです。
さて話は元に戻りますが、
本作での話はとんとんで進みあまり仰々しいBGMは流れません。
クリーチャーやCG合成はヘボくないです。スキュラの所で逆に呆気を取られるかも。
怪物スキュラ数本の食虫植物型の巨大ミミズみたいな感じ。
カリュプディスの渦巻きが海から出てきて口を開けてるのがちょっと怖い。
「アルゴノーツ/伝説の冒険者たち」の前の作品なので女神像を見る限り撮影場所が恐らく同じ。
船員を失い流れ着いた島でカリプソという女が出迎える鍾乳石のカリュプソーの異国なんかも出る。
クリストファー・リーはちょこっとだけ黄泉の国で盲目の賢者テイレシアスをしている。
漁師町バイアケスでアルキノオス王も出る。「風の谷のナウシカ」でも有名な元になっている。
島に漂着した所を助けているのがナウシカア単なる脇役でその名は出ないが王の娘として前に居るのが分かる。
オデュッセウスにはヘルメスやアイオロスが手助けもする。
迅速を尊ぶが如く速さと智恵で長き苦難の旅路を乗り越える。
最後に弓技を披露してボロを脱ぎ捨て私がオデュッセウスでした。
私のいない間に妻に何しとんねん、この抜け作供めが!(ドッタンバッタン)と一面血の海は濃縮。
ゴールデン・グローブで受賞した作品。本編182分。ホール・マークシリーズ
★★★★
DVD










ヘラクレス 選ばれし勇者の伝説
Hercules (2005)
出演:ポール・テルファー、ジェミー・クロフト、
ティモシー・ダルトン、ショーン・アスティン、リーリー・ソビエスキー、キム・コーツ、ロバート・テイラー、
エリザベス・パーキンス、タイラー・メイン、アンドレ・ヴァニー、クリスチャン・シュミット、リーアナ・ワルスマン
製作総指揮:ロバート・ハルミ親子 本編168分。ホールマークシリーズ

神の子、ヘラクレスの冒険譚
サティロスとニンフがいる時代。ゼウスとヘラの信奉者に分かれていた。
狂乱に耽る収穫祭の中、両性具有のティレシアスは目を潰され予言を残す。
アルキメネは嵐の夜にアムピトリュオンの姿をした何者かに襲われ双子が生まれた。
犯人はアムピトリュオンの手から逃れたアンタイオスと分かる。
沼にてハルピュイアが乳を飲ませ噛んだため赤子の素性が判別。
怪鳥からヘラを称える意味でヘラクレスと名づけられた。
篭の中に放り込まれた2匹の蛇を殺しゼウスの子という事が明るみになる。
ヘラクレスとイピクレスは半人半馬ケンタウロス族のケイロンが師につき。
そして銅色のニンフ、デイアネイラと出会った。
陰謀で常に狙われ妻のメガラが飲み物に毒を入れたため3人の子供を殺してしまい死のうとする。
死地に追いやられた彼は汚名を被り罪を償うため様々な怪物と戦う事になる。
ひたすら耐えたその先には・・・。

ショーン・アスティンは「ロード・オブ・ザ・リング」でフロドに最後まで付き添ったサム君。
4代目ジェームズ・ボンドを演じたティモシー・ダルトンはシブイ。
ヘラクレス役は赤子・少年・青年と3段階。
ドラマが内部事情を深く描いているので細かい分、嫌味ったらしくうっとおしいものもある。
英雄それいけという感じではない。一部の怪物は現実的に解釈している。
アルゴ号のジェイソンやらテセウスも少しだけ出てくる。リノスやらデイアネイラの子ヒュラスやらも。
バッコバコ拳で木に穴ブチ抜いて折って引っこ抜いた挙句、
さらには積み上げ火をつけて横たわりナイフで死のうとするヘラクレスに絶句。
英雄でも青二才。

テバイを追放されたヘラクレスは陰謀により罪を被りデルポイでティレシアスから信託を受け試練の戦いを続ける。
ゼウスの妖力を持つ人間アンタイオスは倒され。アルキメネは崖から身を投げる。
民衆は牡牛退治の礼にヘラクレスの味方につきエウリュステウス王は敗れ去る。
全ての因縁を断ち切ったヘラクレスはデイアネイラとの婚礼を迎える。

大猪、首が何本も再生するヒュドラ、青銅の羽を持つステュムパリデスのハルピュイア、ネメアの獅子(スフィンクス)、
クレタの牡牛(アンタイオス)、レムノスの人喰い馬(ヒッポリテ)、ケリュネイアの鹿、
ステュクスの冥界の川の奥にいる番犬ケルベロス(アンタイオス)、

アンタイオスのおっさんしつこい。実話主義の解釈寄りだけにコリ過ぎで話がゴッチャゴチャ。
神話に対する美観を表す特殊効果もまだ使ってないし仕分けられたシーンが多いので流れにスムーズさが無い。
昔のような単細胞の筋肉バカな英雄でゴリ押しするタイプの話とは違う。少し惜しいな。
ネメアの獅子じゃないこいつはスフィンクスだ、クレタの牡牛が蛮族、人食い馬はヒッポリテの妖術だの、
仕舞いにはケルベロスいないと、子供心には大ブーイング物スレスレ。
4大悪のイピクレス、アルキメネ、エウリュステウス王、メガラを演じた役者がクド過ぎて嫌な感じ。
単にギリシャ神話好きの堅実的趣向。
まさか出るとは思わなかったけど、とりあえずトゲトゲの棍棒でタコ殴りは良かった。
★★★
DVD








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