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ある学者が旧日本軍の資料には残っていない 軍の記録から不始末から抹消されたと思しい。 虫干しのため土蔵から出した書籍の一冊に先代の日記があり記述の箇所を紐解いた。 戦争末期、崩壊し始めた隊を無断で脱した将校達がいた。 敗退の色を予測しこの計画に乗った者のみで予め小隊を組むように仕組んだ。 場当たりに戦線に敷かれるのを不服とした男がこれらの引き金となった。 後は野となれ山となれで戦争で死ぬのと軍法処断で死ぬも同じ事。 手の届かない所で嫌気の差す日々の脅威から逃れれば構わない。 上層部は民衆に国のためと思想を植えつけている結果は死を招く連鎖にしかならない。 隊を指揮した男の名は早田正平。 彼は腕と足を負傷しており松葉杖に頼らなくてはならない。 身体不遇な者達から先に盾のように前線へ送り込こんでいたのを見てきただけに、 上層部からの冷徹な体制圧力に疑念を深め己の身に降りかかる処遇に不満を懐いた背景がある。 若くて有能な者も指揮官にこそなれるが、前線へ送られるコマに過ぎない。 上層部はどことも知れない場所に点在し自分達だけ多く飯を平らげて太り身動きもせずにいる。 彼にとって上層部は口だけで率先して隊を導かない豚と同様と見なし常日頃から憤懣やるかたない面持であった。 隊が派遣される当日は格好の条件で嵐が上陸しており、無線も不通として時間稼ぎが出来る。 第一波 一帯には濃霧が立ち込めフライトには悪条件が重なっていた。 悪条件とはいえ、いかなる状況でも任務遂行。 町は数十メートル先まで視界不良。人や車や電車などが霧の中に消えていくような印象だった。 領海侵犯と領空侵犯をすると撃墜や威嚇射撃の標的で蜂の巣にされてしまう。 捕虜は他国の尋問により偽証を強要された内容が録音公開された後で処刑される恐れがある。 航空機のタービンが回転し、キーンという音が常に鳴り響いてる。滑走路には両側にライトが点滅してる。 機内の計器を点検しコースから離陸。 他国からの無線傍受を防ぐため管制塔からの指示は無い。 先に何が待ち受けてるかくらいの想像では不安は皆無だ。 計器を見るとサルガッソー付近に到達したようだが、陸地は見当たらない。 不気味な話として有名な場所だ。 大嵐で難破した船が沈没したとという噂だが、そのような船は1つか2つ程度。 実際は大航海時代の貿易船が海賊に撃沈されたという。そのため財宝が残されてない。 ローマ時代も財宝が残されてない。物資は町を潤したが、その殆どが埋もれたという。 計器が狂い始め不時着を余儀なくされた。 後で隊の落ち度を問われるので、その様子はテープに記録するまでも無い。 空間が歪み石柱が隆起してる一帯。 「なんなんだここは?」 「電磁波か?」 「いや、電磁波程度で故障するわけがない」 「新型の兵器ではないのか?」 「私語は慎め」 隊員達が1つ1つ確認すると冷静さを取り戻していったが、 並音と風音が獣が吠えるようなものになっていて不安を増長させていた。 敵軍がこの領域を隠してるから情報が無いのか。調査を続けると平行して想像ばかりが先走る。 「石柱の配置が反響音の元のようです」 「・・・・・・人が作ったのか、古代文明が災害で崩れたのか」 「古代文明は石の文化ですから多分そうでしょう」 「残りの者は予備の物資で修理しておけ」 「手土産になる情報がありますかね」 「期待するだけ無駄骨だ」 洞窟の中にいるような轟音が鳴り響いてる。まるで付近で航空機が飛んでるかのようだ。 敵軍が使用してる場所なら船で接岸する場所があるはずだ。機体で着陸するには距離が無い。 「ここに戦略的価値があるんですか?」 「なんともいえんな」 「迷信の多さは誘き寄せて罠に落とすためかもしれんし」 「自業自得にならなければよいが・・・な」 「修理はできますが、離陸できる距離でしょうか?」 「崖の段差を利用すればいい」 未開の地のような場所では蠢く虫さえ異界の住人かのようだ。 (・・・見たことの無い虫・・・か) 〜そのうち続く〜 かもしれないが映画実現用向けを踏まえたとはいえ映画を制作する興味はない。 売込もせず書かないで墓場まで持っていくかもしれない。また小説にして売る気も無い。 作家や漫画家で稼ぐくらいなら人の映画を死ぬまで見ていたほうが楽だと割り切っている。 自分の名や作品など何かを残そうとする自己欲も無い。 この時点や下記の内容で把握してその筋から声が掛かれば書き上げて手伝う意欲もあるが、 とりあえず気分次第であるからほったらかしにしておく。 |
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■初めに参考になるベースを作り途中からも思慮して設定を付加する。 旧日本の熱い戦争背景舞台の作品が近年再熱しているので舞台背景の題材にするのに良い。 サルガッソーの島に漂着や不時着し遺跡でクトゥルー(イカ)に遭遇と筋書きはシンプル。 ただし日本とクトゥルーは合わないので。 空想力に幅を利かせた多用あるSF要素を基本の主軸とする。 SFによる未知への探究心とアドベンチャー性とホラーでスリルと興奮の要素を噛み合わせる。 近年の傾向であるヒットしない要因は不必要なら避ける。 ■作品の水準を把握する。 受けない要因や崩れる要因を踏まえる。 無作為な殺戮の連鎖、運動性だけのアクション展開のみに頼らない。 色っぽくもないムードならセクシー路線は無駄。 設定上の役柄として軍人たるもの断固、真面目な硬派で通すのが鉄則。 人物には個性派に臭いほど熱のある演技が求められる。場面において本物の劇画を生み出す力学。 自然派演技は存在を希薄にし名前さえ印象に残らない上に作品を生ぬるくするので不必要。 特撮SFX・特殊効果・効果音・心情を語るナレーション・人物を追うカメラワークの演出が命。 ■書いている途中で意図する試行錯誤。 登場人物は海外でも発音が通用しやすい名前にする。 和名でも簡素に渋くし四季織り風流センスだけのヤサな特色ネーミングにはしない。 在りそうで無さそうな感じの組み合わせを要せるなら程々にする。 風水による画数は娯楽という媒体上、設定を意図しても不明瞭なので考慮しない。 ■以下、2006年1月5日をもって登場人物の仮名付け。 参考にした物は一切無く発想のみである。 他作品に同様の名があり、性格・行動など類似点があると認識したなら改変する。 むさ苦しい男やもめの保養になる花の用意は練られた後で必要な箇所が出てくれば良い。 無垢であれ、清楚であれ、妖花であれ、異質であれ、ヒロインの花を咲かせる活躍場面ありきは考慮せず。 物語の筋書き次第で自然と出番が回る成り行きが生まれてから登場させ人物の全体像の形成作りをする。 別働隊 (軍のやり方に業を煮やし計画的に戦線を脱し独立する) 早田正平(ショー・ハヤタ) 鬼嶋三郎(サブロー・キシマ) 新田淳(ジュン・ニイダ) 藤山四郎(シロー・フジヤマ) 指令本部 (初期・回想部分に登場。点在する部署の将軍で軍を統括した総司令官ではない) 佐山(サヤマ) 早瀬(ハヤセ) 鳴海(ナルミ) ■不要なキャラや組織団体は作らない。 誰が誰だったかも記憶に残らないほど人物は無駄に多過ぎ無い事。 しきりに呼ばないと出てこない衛生兵。(米軍のセオリー描写はこの設定において無用) 独立愚連隊は当初から型にはめ設定すると連隊行動や人物の性格に依存、 流れの筋書きがチャランポランになってしまうため設定で強調した色を付けずに避ける。 そのためあくまで本隊の命令に背いて離れ独自の行動に移った部隊として描く。 アクションヒロイン、スクリームヒロインをメインに頼り物語を任せない。 若さだけの売りは通用しない。 ■クトゥルー系に見る邪神の要素の畏怖。 永劫の彼方、深淵なる場所に棲む物。原始以前からの存在。太古から恐れられる不滅なる存在。 その事から忘れ去られた遺跡に潜む古代からの生物と認知しやすい。 異なる血族。異形の物。 とにかく大きい。怪獣映画も真っ青の巨大な威圧感。 端的にイカのヌルヌル粘液イボイボブツブツな突起触手系。 敵対するはクトゥルーよりも先に棲み着いていたタコ系のハスター。 超常的能力と知能的で宇宙の彼方へ追放されているままが似合う。 設定上から説明描写でしか扱えないので帰還における因縁の対決は無理に盛り込まず触れずにしておく。 特殊能力(原始レベルのみ限定) 混血種も生み出す血脈。中には同型の親戚やら人との混血もある。 古代からの悪魔となるガーゴイルのような物も邪神の部下扱いとして設定づけられているのが納得する。 羊の頭を持つ悪魔や無数の蛇の首を持つ怪物も加わっている。 細胞分裂、融合。様々な元素に限定する種別に分けられる。 人の起源が海に繋がっているという意識と水棲生物主体との関りの接点を持ちやすい傾向が基本として多い。 ■作品に含まれるジャンル要素の基本を振り返る 冒険活劇ではなく真に事件の真相を追求する推理と探求心、 そして見えざる恐怖をひしひしと感じ異形の姿を目撃し発狂する流れにある。 SFにサスペンススリラーにバイオレンスにホラーと融合しとうの昔に読み物になっている。 理解させ感じさせるのが巧みで不可解で狂気に渦巻いている。 文章によく使われて極端な語句に有触れている曖昧さ加減が読み手の空想力をより掻き立てている。 その点において恐怖の根源はこうでなければならないというのがお約束。 映像化したおりに期待以上のものを提供してくれないと納得しない事になる。 ■狂気のムードを描写するのにどう考えるか? 陰湿な雰囲気を作ったり殺戮だけや音で驚かすのもしつこいと通用しない。 場面の描写とBGMをバランスを合わせないと心臓も心拍数が上がらない。 狂気においては遭遇するものといえど描写を抽出した真似事では勝てない事が分かる。 以上である。総員配置に着け。(隊長・・・誰も居ません) |
| 書き途中だぞ |
| 生き返る |