映画「ドーン・オブ・ザ・デッド」をチェーンソーでブッツリ切る!

リアリティ
期待感を抱いて見れる所まではオープニングが出るまでの間
旦那が近所の少女に噛まれ外に出たら街は混乱状態。空撮カットも見栄えがいい。
アナが停車しているバス前まで来て「車をよこせ!」といきなり男が乗り込んできて蹴飛ばし逃げたものの木に激突。
そしてスタッフロールが流れタイトルが出る。ここまではなんか凄そうな映画だなとは思う。
とくにゾンビなった旦那が近所のおばさんを発見したとたん襲い掛かるのが車の後ろに映っている所に”やじるしココ”としたいくらいイカスものがある

元気一杯ゾンビもフレッシュ
襲い掛かる勢い。襲われ襲い伝染する。火葬時代なので土葬で墓場から蘇った死者というものではない。
まだ感染してない人間をピンポイントで襲ってくるのが時間が経つと腑に落ちない。
「死霊のえじき」でも科学的立証は生前の本能だけに過ぎないが。
思考能力は皆無。新鮮な生肉を好むと知ったかぶりの学者がTV番組で解説。にしてもこの作品のゾンビは新鮮だろと言えるが。

余力が残っている 続編パート2は有得るのか?
マーケットに到着してからはけったくそ退屈なTVドラマと同じ質。社会風刺が乱れた同性問題。(必要ない事必須)
警官が「クソをしながら聖母マリアの名を5回唱えろ、そうすれば神様が許してくださる」とアホなセリフ。
弟がいるバスター基地に行きたくてウズウズしてキレている心境。他のやつの話なんか聞きたくも無いのである。
脚本はジェイムズ・ガン、ロメロのオリジナル脚本からの脚色であり基本から中身をかなり別物にしている。
向かいのガン・ショップとちんたらゲームをして日々を過ごす。
父親としての行動を取るか人間としての行動を取るかの問題。噛まれてゾンビ化した親から生まれてきた子供もゾンビ。ゾンビになると分かった父親。
「撃たないでくれてあれがとう」そして銃弾がフロアに響く。流れがまったくどうでもいいという感じでサッパリしている。
そしてアホなリラックスシーンてんこ盛りの後、現実に引き戻されたように島へ脱出決行となる。そして島には先客がいてTHE ENDとなる。
ストーリーは元をいじっただけだから余裕がある。
それ以外はこれだけ能力があるならパート2でも作って見せろという所だろう。
ユニバーサルがファミリー向けコメディ以外の分野で倦怠化したものを解消する材料にしてもホラーは必要な物の1つ。おふざけよりシビアが求められる。
コミックもの・リメイク・続編の次はネタがなくコメディ連発と相場が決まっているのに飽きている。続編は映画化しなくていいのか?
残念ながら顔になる役者はほぼ全滅してサラ・ポーリーくらいしか残ってないが。一発リメイクで終わるには物足りないだろう。
リメイクした先から続編が続くスタイルがほしい。本編109分にしてもやたら短く感じるのではなかろうか。
アナの職業柄、色々と活躍できる場面の幅が期待できる。次リメイクは「死霊のえじき」に繋がるか?このゾンビの勢いは面白い。

有得ない臨場感はYESかNO?
トレーラーで来たもう一行の中にどうやって入れたんだと思うほどの巨漢ババア(役者は男です)
態々そういう事をしているのは普通あり得ないだろう。なんか凄い汚いし。
この作品の問題点はBGM等の選曲にある。臨場感が無いばかりかムナクソ悪い曲が邪魔になっている。
これが狙いにしてもクソはクソに過ぎないというもの。

退屈が「ランド・オブ・ザ・デッド」に食いつく刺激
怖い場面にお?おおっと、うへ、なんじゃそりゃという反応。ひたすら刺激そのものを追求していると思う。
襲い掛かってくる化け物から身を守る本能。生死をかけたゾンビ映画の攻防が求める刺激を緩和する。
つまり元々映画に興味ないか映画の刺激に興味ない人は目を通さないため見る人と見ない人に二分される。
ドーンの続編が無いならしばらくはランドに食いついているしか無いのだ。ランドが飽きたらどうする諸君?
ゾンビが人間に食らいつき人間がゾンビに食いつく。生き残るか死を選ぶか、襲いかかる”食う”本能から弱肉強食時代を走り抜けろ。

ゾンビは男の子向け?の認識はこういう事
DVD人気が女性にも浸透したのが2005年8月に認知されているが、その趣向はどうだろう。
男性なら性格的に女性は恋愛物やドラマ。アクション、夢のあるSF、サスペンス、ホラーを好むのではという見方をするだろう。
空想に過ぎないジャンル作品は見ないだろうとは思っていると思う。女性がゾンビ映画をよく見てたらというのは男性にとって想像できないと思う。
別に原始時代から男が狩猟だからゾンビ映画を見る。女が家を守るから見ないという理屈関係はないので(そもそも全てが狩猟民族に当てはまらないが)
子供だましで幼稚な映画ほど男が見ると思い込みで冷めた物言いで見下して皮肉っているだけなので関係は無い。
こういうものは親しい関係や身内に多かった事例ではなかろうか。
ホラーの大抵がR指定。ともあれうなされる人はまだまだ精神的にタフネスが身について無いので一度に多くは見ないで頂きたい。

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