今の自転車を買って現在4年目。1年目、2年目、3年目と毎年北海道に走りに行きました。正直なところ、よくも行ってきたと思っています。多分北海道という「まとまりのある広さ」に魅せられたのかも知れません。
しかし今年は行けるとは思っていませんでした。去年北海道から帰ってからアルバイト的なものではありますが「仕事」を始めたからです。いくらアルバイトと言っても、ひと月間の長期休暇は土台無理な話しですし、色々な経緯から、そう短期で辞める訳にもいかなかったからです。
それでも自転車ツーリングの楽しさを覚えてしまった今、短期間のツーリングには出かけようとは考え続けておりました。
そんな折に家人がひょいと「勤務日を調整すれば4週間くらいの休みはとれるんじゃない」と悪魔のような囁きを発したのです。それはこういう事情です。現在の勤務態勢は一日4時間の3交代制を6人で回しているので、個人に関して言えば、一日おきの4時間勤務という事になる訳です。ですからその月の前半に当月の勤務日をこなして後半を空け、翌月は後半に集中して勤務すれば、ふた月にまたがって通算で連続ひと月程度の「休み」がとれるのではないかという事なのです。
しかしながら、他の5人のシフトにも影響する事なので、それには同僚の理解と同意が必要なのは勿論です。ありがたいことに皆さんから「そんな事は出来るうちにやらなきゃ」とか「したい事があるのは幸せだよ」とか言っていただき、それこそ「瓢箪から駒」のように、急に北海道ツーリングが実現性を帯びてきたのです。
それが3月頃の話しです。北海道ツーリングには季節的に6・7月がベストだと言われているので何とも良いタイミングでした。準備期間も十分にとれて、機材準備、情報収集等ほぼ万全の体勢で臨むことができました。
只、その為に楽しみにしていた大学のクラス会は欠席するはめになり、幹事さんには大分迷惑をかけてしまいました。もうひとつ、丁度帰って来る頃が、義父の納骨日に間に合うかどうか微妙な点が気掛かりではありました。これについては家人に「間に合わなかったらゴメン」という事で諒解をとりました。どうしてもそれに間に合わせようと無理な行程やコースはとらないという事です。納骨があるからという事で行きたい所へ行かなかったり、のんびり滞在したい所を急いだりはしませんと宣言したようなものですから文句を言われても仕方がないところですが、何とか認めてもらった様です。
それ程思い詰めた訳では決してありませんが、今回のツーリングに際しては「これが最後の長期ツーリングかな」という思いがありました。ですから、なるべく丁寧なツーリングがしたかったのです。距離を稼ぐだけのようなツーリングは避けようと思っていました。そんな気持が家人にもわかっていたのかなと感じています。
その辺の事情は3月~6月頃のブログに書いてありますので、よろしかったら覗いてください。(横浜おじさんの自転車日記)