横浜(自宅)→東京→松戸→我孫子→牛久 87.80㎞(87.80㎞) 5:07 17.1㎞/h
コース 距離    (累計) 稼働時間 平均速度

第1日目 6月16日(水)  雨後曇り

何か変だ!!!

前日の天気予報は「雨時々曇り」

予定より1時間寝坊して4時半に目覚めると、案の定、雨だった。大した雨にはなるまいと踏んでいたので予定通り出発する事にする。準備は完了しているので、おにぎり1個を食べて、何とか5時過ぎには走り始める事が出来た。それにしても初日から雨具を着込んで、バッグにもカバーを着けるというのは、ちとモチベーションが下がるよね。大洗まで150㎞の道程だ。

それ程車が多くないR15で都心を抜け言問橋を渡り本格的にR6(水戸街道)に差し掛かる頃には、雨も大分小降りになり順調な滑り出しだった。

今回、mixi友達(若い人はマイミクという)のコビアンさんが我孫子のデニーズで見送りをしてくれるというので、先ずは我孫子が第一の目標だった。凡その時間は連絡してあったのだが、出発が遅れたので少しばかり気にはなっていた。途中、工事中の個所で道を間違えて松戸の市街に入り込んでしまい大分時間ロスをしてしまい、予定より1時間程遅れてデニーズに到着。

30分程「お茶」をしてデニーズを出たのが11:30だった。雨は何とか上がっていた。別れ際にキャンディ、サラミ、煙草などの差し入れをいただきフロントバッグを一杯にして走り始めた。(この内プロポリス入りのキャンディはツアー最終日まで楽しませていただいた)

我孫子から大洗までは約70㎞、昼食に30分取るとしても5時には十分間に合うという計算だった。フェリーの出発は6時半なので余裕のはずだった。

ところが、そこからの18㎞が何故か非常に辛くなってしまった。足が、体が思うように動かないのだ。以前150㎞程度を走った何回かの時には全然感じなかった感覚だ。

小休止をとろうとアイスクリームを買いに入ったセブンイレブンから出たとき、ふとその直ぐ裏にあるビジネスホテルが目に入った。その時、プツンと音がして何かが切れた。「ここで終りにしよう」

まだ時刻は多分12:30位だったが、なんとか部屋に通してもらい、直ぐに商船三井に電話してフェリーの予約変更をしてもらい、本日の走りを切り上げた。翌日に判明した事だが、そこは牛久の街外れだった。

(これは翌日考えた事だが、もしかすると、これが噂に聞く「ハンガーノック」(エネルギー切れにより足が動かなくなる事)なのかも知れない。朝おにぎり1個しか食べて来なかったせいだろうか。ちと考えにくい事だが、あの体が動かない状況は、話しに聞くハンガーノック状況と近い。)

第2日目 6月17日(木)  晴れ

コース 距離    (累計) 稼働時間 平均速度
牛久→(涸沼)→大洗 67.62㎞(155.42㎞) 4:20 15.5㎞/h
ホテルで朝食を済ませ

8:00 出発 打って変わって上天気。 今日は走る距離も大した事がなく時間も十分なので、のんびりと、幾度も走っているコースを進んだ。こいでいる時はそれ程体がおかしいとは感じなかった。足も普通に動くし、息が上がるというような事もない。

だが、昼食をとりに入った料理屋で、体の異変を知らされた。

自慢ではないが、過去の記憶において、食堂で(少なくとも自分で注文して)出されたものを残したことがない。 この日は豚丼定食を頼んだのだが、ご飯の殆んどとトッピングの豚の大半が食べられなかった。辛うじてお新香と味噌汁は全部いけた。別にそれほど不味いわけではない。どうした事か自分でもさっぱり事情が飲み込めず、飯も飲み込めなかった。別に謝る必要はないのだが、お店の人に「残して済みません」と言いながら店を出た。やっぱり体が本調子ではないのか。

2:30 大洗フェリーターミナル到着。

着いてみると、わずかな距離を走っただけなのに相当な疲労感を感じていた。先行きがやや心配になってくる。出発前後の事をいろいろ想い起こしてみても心当たりがないだけに余計不安になってくる。それにしても昨日はあそこで止めていて正解だったと思う。多分フェリーに間には合ったと思うが、かなり厳しい走りを強いられたのではないかと思う。体がきつい、時間はなくなってくる、楽しいはずの旅行が苦しくなる。そんな事はゴメンだ。去年の北海道の帰り、苫小牧港に危うく滑り込んだ記憶が未だ生々しく残っている。

4時くらいから乗船手続きが始まり、それを済ませてロビーで休んでいると、私に対する呼び出しのアナウンスが聞こえた。クーポンや何かに不備があったのかと思ってカウンターに行ってみると、「乗船書類によると、年齢が62歳となっていてシニア割引が適用されるのだが、それを証明するものを見せて欲しい」というものだった。喜んで「健康保険証」を見せたところ2,300円戻ってきました。偶然かどうか、これは船内レストランの夕食・朝食割引料金と同額なのだ。ものすごく得した気分。

いつものように乗船後直ちに入浴を済ませた頃、船は定刻どおり出港した。

その晩の夕食は普通に食べられたので、先ずはひと安心といったところ。明日の午後にはいよいよ北海道、苫小牧だ。

やっぱり体がおかしい

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