11月4日(日) | 晴れ | |
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(宗像大社本殿)今日の写真もこれしかない。 | ||
8:30 ホテル出発 9:30 1時間ほどR3を進み、その後海側を走るために、また、宗像大社に行くためにR495に入る。 このR495は「唐津街道」と呼ばれるが、R3も、そう呼ばれている。恐らくR3の旧道なのだろう。 辺りはほとんど町走りだ。 11:30 R495から3qほど東に入ると「宗像大社」の鳥居が目に入ってくる。 私は神社が好きだ。寺より興味がある。もちろん寺より歴史が古いという事もあるが、土俗的なところ、 訳がわからないところが良い。日本史の混沌とした、あるいは原始的な部分が現代に伝わっている 感じがするのだ。仏教はかなり抽象的というか、洗練された体系をもっているが、神道(というものが あるとすれば)は土臭く、その「神事」も日常生活に近いような具体性を持っていて面白い。 古代史において「むなかた」という音(おん)にはロマンを感じる。古代日本民族を型作ったひとつの 要素、「海洋性民族」の代表として特殊な地位をもっている。その「元締め」の宗像大社には是非 来てみたかった。 境内では菊展が催されており、また日曜日、七五三が重なり大賑わいだった。「お祭り」状態だ。 「本殿」は七五三祈願で昇殿する親子連れで華やいでいたが、境内の奥にある「高宮」「第ニ宮」 「第三宮」まで行く人は少なく、清新な雰囲気を残していた。質素、簡素ではあるが「箱物」に重きを おかない神道の本質が良くわかる。 気のせいか、車椅子に老人を乗せた家族連れの参拝者が目につく。良い風景だ。名物「バーガー 焼き」を二つ食べて大社を後にする。 13:00 大社出発 「屋久島」も含めて九州を走っていて目につく看板に『「大木切ります』というのがある。本当に沿道 至る所にある。確認しそこなったがひょっとすると全て同じ業者かも知れない。目の前にあるのは 「おおつかガーデン 093-522-4980」と書いてある。そんなに需要があるのだろうか。 R495に戻って直ぐに、海側に「さつき松原」が広がり、そこを走る細い道の入り口がある。 「虹の松原」は有名だが、この「さつき松原」はそれに劣らない規模で、観光ずれしていない分 好もしいと言える。松林を抜け、左側林越しに海が見える景色というのは自転車ランにとって 快感ベスト5に入るものだ。何より、車の通りが少ないのが良い。 14:00 R495に戻ってしまう。快楽は永続きしない。 「若松」へのアプローチでまたしても手違いを起こす。地図上ではR495を進み「遠賀川」河口の 「芦屋橋」を渡る予定が上流の「御牧大橋」を渡ってしまい、海側の道を通らず、南側から入る 事になった。 「若松」は思っていたより寂しい。忘れられた都市という感じだ。かつて(といっても半世紀以上前) 家人がこの町で暮した事があるという事を思い出し、時間も丁度良いのでここ「若松」に泊る事に 決めたのだが心配になってくる。ホテルを探す前に、明日渡る事になる「若戸大橋」を覗きに行った のだが、「こりゃ、大変だ」とビビル。ビュンビュン車は走るし、側道がない。運命だと思い諦めるしか ない。 16:00 市街に一軒しかない「ホテルルートイン北九州若松」にチェックイン 例によって洗濯・入浴を済ませて、暗くなった町へ出たのだが、町は死んでいる。先ず、暗い。飯が 食えない。狭い町をあちこち彷徨ったが食堂がない。さんざん探し回ってやっと飲み屋と兼業の店で 「刺身定食」を食べる事ができた。 帰りにスーパーでおにぎり弁当とカップ味噌汁を買う。 寝る前にテレビで「ボーン アイデンティティ」を観る。2晩連続で「マット・デイモン」を見てしまった。 |
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本日走行距離 82q | 累計 1139.73q | |
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