2002年
今年の解禁は場所によって釣果がまちまちだったようです。
比較的よかったのは、梁から上流の余暇センターやみぞの前までの間でした。
一番の釣果は中内橋下流のオキウチで53尾というのを聞いています。
あと良かったのはグランドホテル前と池田橋上流で30〜40尾くらいの釣果です。
下流域(西金から袋田)と上流域(下野宮から県境)はあまり芳しくなかったようですが、3時半の頃に一雨来てから一時期入れ掛かりになったとも聞いています。
山方町岩井橋 毎年のことで入川者の多い場所ですが、それにしても今年は異常と思える人の数です。 短い瀬に両側にずらりと約70人が並んでいました。 朝見ていた限りではあまりかかってはいませんでした。 |
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山方町舟生橋 ここも相当の人数が入っていいました。 舟生橋の下流は、その下流の河川工事の影響で短い急瀬に変わってしまい、以前とは趣が変わってしまっています。 |
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大子町宮平 約50人が入川してました。 瀬の上流部よりは中流部が釣れていましたが、10時半までの情報ですが多い人でやっと「ツ抜け」、大半は一桁の前半だったと思います。 私もここで解禁をしました。詳しくは下記で。 |
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大子町上小川橋 数えてみたら63人が入っていました。 解禁前に橋から見下ろした中では、魚影の濃さで一番でした。 今年も石井君が一人気を吐いて順調に釣り上げていましたが、後で聞いたらあまりの人の多さに12尾で10時に川を上がったとのことです。 橋の上流で夕方一雨後入れ掛かりになったそうです。 |
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大子町昭和橋 昼過ぎに行って見たら、なんと10人位しかいませんでした。 しかもそのうち気合を入れて釣っているのは5人で、後は腰かけて釣っていたり、川を上がって酒盛りでした。 |
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大子町タキナゴ 昼にはあまり釣っている人がいませんでした。 タキナゴやこの上流のボクセキに入った地元の名手も早々に川を上がった模様です。 |
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大子町湯の里大橋 ヤナでは解禁のイベントが行われたりして、かなりの人が出ていました。 ヤナで見ていた人に聞いてみたら、ここもあまり釣れていないようでしたが、放流量の多さではここが最良のポイントだと思います。 実際後で確認したら、湯の里大橋上下流で多い人で30尾くらいの釣果だったようです。 |
香魚庵解禁記
6月1日午前5時、待望の鮎が解禁になりました。
前日の準備に手間取って12時過ぎに寝たので、目覚し時計にすぐに反応できず、
川へ着いたのは5時半を回ってしまった。(うーん、今年も出遅れた!)
久慈川橋から下流を見下ろす。
「あちゃー、入る隙間がない!」両側にびっしりと竿が並んでいる。
前日までに見た中で魚影の濃さでは一番だったので、仕方ないかなと思う。
知人がいたので釣果を聞いてみる。
「石井君以外は釣れていない」と言う。
なるほどしばらく見ていたが、誰も竿が曲がっていない。(一人を除いて)
その中で石井君は順調にキャッチングを決めている。
毎年のことではあるが見事なものである。
いくら見ていてもどこのも入る隙がなさそうなどで、取材をかねて転進してみる。
川を見ながら南下をする。
よさそうな瀬にはどこも竿が乱立している。
途中、丸信ドライブインにオトリを買おうと寄って見ると、駐車場に車がいっぱい止まっている。
オトリ缶を下げて行くと先客が「オトリはないよ」と言う。
「えッ?!」 なんと売れ切れだと言う。いかに人が出ているかだ。
「もっといっぱい仕入れておかなきゃ、だめだっぺ」と、店の人に言って岩井橋に向かう。
岩井橋から見ると、もう竿の乱立。2〜3メートル間隔で並んでいる(ように見える)
短い瀬に右岸に35人くらい、左岸にも同じくらいいる。
橋の上で見ている人に聞いてみると、ここでもあまり釣れていないと言う。
とりあえずオトリを買って入れそうな場所に戻ることにする。
大内野のリンゴ園裏が比較的すいているので、河原まで車を乗り入れてオトリを沈めて下見をする。
なんと、川が真っ白。上小川橋の下は真っ黒にハミ跡があったと言うのに。
道理で人が少ないわけだ。
しかたがないのでオトリを引き上げて再び転進。
宮平に一箇所入れそうなところがあったので、そこを目指す。
川に着いてみると、上手い具合に一人分空いている。
準備をして川に入ると、なんとここも真っ白。
これ以上転進するわけにも行かないので、覚悟を決めて始める。
なかなか掛からない。
幸か不幸か暇なので上下を観察するが、ポツリポツリとしか掛かっていない。
そのうちに私にもポツリと来た。「しめしめ」気合を入れてやるが後が続かない。
その後もポツリポツリで、10時半にあがるまでに結局5尾の釣果でした。
5月29日に福島で降った雨の影響で泥をかぶってしまったのと、水位が下がってしまったのが原因
と思いますが、その前までは濃い魚影があったのですから、一雨あれば期待できると思います。
後で聞いた話によると大子地区が良かったとのことで、毎年のことではあるが場所選びに失敗している。
(えッ? 腕はどうなんだって? うーん、それを言われると、よわい!)
でも解禁ですから、貧果でもおらが川でお祭りを迎えられて ヨカッタ、ヨカッタ。
(と思って自分をなぐさめることにします)