TRANCE MISSIONでのパフォーマンスの様子

この日のライブはロッサのいままでのライブのなかでも特に印象の深い
そしてこれからもなかなかないような貴重なライブでした

今回のライブは先月2/14-15に行われた劇団:真夏の雪だるま
「広くてすてきな宇宙じゃないか」の続編にあたるようなところもあります

まず第一に前回のお芝居の会場であったアールコリンを
プロデュースされる土屋さんがお声をかけてくれたこと
土屋さんはTRANCE MISSIONのプロデュースもされています

第二に前回のお芝居でロッサに演奏の機会を与えてくれたしずかさんが
詩を書いてくれてロッサに初めて歌詞付きの歌が出来、披露できたこと

第三におなじく前回のお芝居で主役と演出をされたテロさんこと
手呂内さんのさらなるプッシュでこのTRANCE MISSIONでやれるようになったこと

そしてそのテロさんにせっかくだから何かいっしょにやりましょう!
と言ったところ無言劇のシナリオを書いてくれて
音楽とお芝居、踊りによるパフォーマンスが実現できたのです!!
そのシナリオも前回のお芝居の続編のようにアンドロイドがテーマ

アンドロイドといっても人間以上に人間らしいアンドロイド
それゆえの苦悩や喜びが表現されているストーリーなのです
(ちなみに前回のお芝居でテロさんが演じたのは、アンドロイドのおばあちゃん
それもお手伝いさんで、とてもステキで、人間以上にヒューマンなおばあちゃんでした)

考えてみれば今の日本文化を代表するアニメというものも擬人化された
人間ではないものがもとになっています。そこには鉄腕アトムから始まる
より人間的なロボット、サイボーグ、アンドロイドのような存在があります

しかしながらもっと以前からも、江戸時代にはからくり人形があり、さらには
鳥羽僧正による鳥獣戯画も擬人化された人間的な非人間の表れかも?

街中に溢れる自動販売機、多くの工場にある日本の産業を支える無数のロボット達

その意味では一見冷酷なこの物語も、とても日本的な和の世界と言えるかもしれません
このストーリーでは最後は桜の木の下で静かに息絶えるのです

ステージの桜の木は今回のライブのためだけに
TRANCE MISSIONさんがわざわざ作成してくれました
この日のテーマ”cherry blossom〜sakura〜”にふさわしく

また今回のライブでは新曲のオンパレードであったことも付け加えておきます

TRANCE MISSIONの土屋さん、司会をしてくれたジョニーさん
そしてテロさん、しずかさん、衣装と黒子をやっていただいたリサさん
来ていただいたたくさんのお客さま

ありがとうございました!!

SET LIST

1.海鳴りの記憶〜Hot'lanta
2.川の流れの如く2008
3.風(歌:しずかさん)
4.冬枯れ
5.無言劇(シナリオおよびパフォーマンス:テロさん、衣装および黒子:リサさん)
曲名.波の華〜雪の天河〜春
6.ファリアフェスタ(踊り:テロさん)

無言劇とフェリアフェスタは以下動画をリンクしています。お楽しみください!

無言劇のストーリー概要

近未来のお話しです、大量殺戮兵器として造られたロボットがいた
気が遠くなるような時間が過ぎ地上にはそのロボットが独りぼっち
波の華(0:00〜2:20)

ある日ロボットは荒廃した大地に一粒の種を見つけそれを地面に埋め育ち始める
雪の天河(2:20〜4:40)

来る日も来る日も水をやり育てるうちにその種はやがて木になり枝に小鳥も止まるほどになった
そしてその木が花を咲かせる、蝶々と遊ぶ、花びらが舞い散るなかロボットは
まるで役割を果たしたかのように静かにその動きを永遠に止める…
春(4:40〜9:32)

フェリアフェスタ

2009年3月20日(金)
TRANCE MISSION @参宮橋

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