〜 spring 〜
となりでゆれてる左手
一瞬のトキで握りしめた
「冷たいね」そうささやくあなた
心臓はばくばくで熱いのに
「寒いのか?」やさしい瞳むけ
湯気が出るほどフラフラのあたし
「手が冷たい人って、心があったかいんだよね」
言葉と供に抱き寄せられて
そのまんまうずくまって永遠(とわ)に眠りたい
誘惑and甘えなんだよね
でも今は春 地中で寝てた芽も吹き出し
そうなんだ春 古いころもを脱ぎ捨てるよ
あなたの心も握り締めて
離さない
新しい風に吹かれても
変わらない
重たいジャケット脱ぎ捨て
からだいっぱいに風うけて
「優しいね」そう微笑むあたし
その気持ち重くて逃げてるかも
「暖かい」風とは裏腹で
もしかして残酷なコト言ってるのかな
強がりばかりで、素直になれなくて
意を察せられると突っ張ってみせてる
相手の心がすこしでも見えれば
という期待と安心求めて
だけどいま春 蕾は膨らんで花咲く
あたたかい春 たまには素直になってやるかな
こっちに向いてないの気づいても
愛してる
こっちを素直に向いてくれたら
応えてあげる
2nd.Apr.2001.
Search it Meaning
深い 深い 深い 森の中 そっと咲いてた花見つけたよ
それは 僕を いつも なぐさめて くれてだけどいつも知らぬサマ
その優しさ触れて 甘えてる そんな 自分 たまに 情けなく
自分を見失って どのくらい経つのだろう
心に反して 拒み続けたのか
疲れ 果てて いつも 部屋の中 やっと見つけたその意味なのさ
だけど 抱え きれる 自信なく 逃げているの いつも こわくてさ
愛と いうの 言葉 にすればね ずっとさまよい 意味 探してた
でもね そんな のより 捧げるコト 与え るコト 大きな愛で今まで気づかなかった
甘え 過ぎて いたの 愛の中
きっといつも求めてばかりで
それが 君の 負担 と、わからず
上げるだけの愛でもいいじゃん
いまじゃそれはストーカー 呼ばわりさ
それを避けて 踏み込めなくなって
恋をしなくなって どのくらい経つのだろう
ホントの恋愛
どれかわからなくて
さびし がりの 自分 夢の中 じっと奥に身を潜めてる
軽い 言葉 深み 避ける為
本気(マジ)になるの いつも おそれてさ
フラれ 過ぎて 言葉 意味忘れ
ずっと知らない フリ そうしてた
でもね いつか 前に 現れるよ 君を 愛し 教えてくれる そんな運命のヒト
19th.Nov.2000.
存在する現実と抹消したい願望
霞の中より光が射して
瞼の裏が赤から白へと眩しくて
天井の模様が眼前に広がっていき
自らの意志で身体を感じて
なぜココにいるんだろう?
ふと思わなかった人はいるのかな?
なぜ考えるんだろう?
人はいつも存在理由を求めてる
探しても見つかるわけないのに
見つからないと抹消したがる
存在する現実を否定するために
霞をかけて暗闇に戻るために
暗闇ならなにも見えない
そう勘違いしている現実に気づかず
人はさびしがり屋の生き物だから
いつも誰かを求めてる
寄りかかってみたり
感じてみたり
抱きしめてみたり
肌のぬくもりを
確認するため
いつも触れ合って
自分の存在証明したいの
遠くの方から闇夜が迫って
景色の色が白から黒へと薄れてく
三途の景色が眼前に広がっていき
自らの意志が消えてる幻
なぜココにいるんだろう?
ふと思った時は手後れなのかな
なぜ考えるんだろう?
戻るために言い訳・理由を求めてる
探しても見つかるわけないのに
生きてることが証明できずに
生きている理由なんてなくてもいいのに
光のみえる方向に戻れるのに
見たくないけれど現実
そう逃げ出したいけどその気持ち抑えて
未来(さき)にあること全て誰も知らない
みんな自分の人生よ
慰めあってみたり
泣き喚いたり
笑い転げたり
夢がかなったりと
なるかもしれない
いつも前向いて
暗闇の誘惑にかられなきゃ
つかまりそうでつかまらなくて
いつもふわふわと腕の間を抜けていく
そっとくちづけをしたつもりでも
いつも気づかれて感じる前に消えていく
感じたいよあなたを 針に筵だとわかっていても
抱きしめたい心 壊れないように包みたいよ
風に乗って飛んでいく その風を気持ちよく浴びて
あまりそっち危ないよ 止めるのに精いっぱいのあたし
そんな様子笑ってたね 無邪気な笑顔蔓延に浮かべて
それはあなた いつまでも大切にしていたい
しゃぼん玉のようなあなた
つかめそうでつかめない つかんだかと思ったら消えていた
また作ろう今度はもっとたくさん
また作ろう一からやりなおし
つかみたいいつかは それは現実
壁は大きく高いけど
暗闇にはまりこみ 見失ってしまわないように
霧に去って消えていく そのコトを覚悟できなくて
いま迷ったなんてダメ そんな気持ちをいっぱい抑えて
忘れちゃいけないものだから なくしたらまた作らなきゃいけない
それは夢 いつまでも大切にしていたい
しゃぼん玉のような夢
13th.May.2000
ねこ
気づいてほしくて側に寄る
なのに近づいてくると逃げてしまう
普段は人の気知らずでさ 勝手で自由気まま束縛嫌う
他人の気配にビクビクと いつも臨戦態勢どんなトキでも
安心みんなが寝静まった 夜中ひと暴れしてからおやすみを
かわいい寝顔見せるトキ いつもこれで騙され許してしまう
わかってるだから続いている いつもこれでいいのよこれからもずっと
まるでそれがあなたのようだと 代わりにしてるわけじゃないけど
いつもそれで安心している
あたしがそこにいるじゃないのさ
いつの間にかいなくなってるの あちらこちらと探してまわったじゃない
帰ってきてみれば知らん顔 いつもと同じなにもなかったような
フリしているけど妙にべたべた いつもこんなだったら可愛げあるのに
それでも許して黙ってさ 素直じゃないのがわかってしまうから
世の中そんな寛大な 人ばかりじゃないんだぞ感謝しろよ
恩着せがましく言うなって きいてたりしていたらそう言うんだろね
もしかしたら思っているだけで 口にはしないかもねたぶんね
あなた大人だもんね一応 装いそれがフリだったとしても
14th.Feb.2000
Why stay there
なんでココにいるんだろう? なにをしているのだろう?
こんなコトをしていていいの? している場合なのかな?
気持ちだけが焦りを募らせる ぐずぐずしてられないよって
まるで なにかに追われてるみたい 時計の針ばかり気にして
one day だからと言ってもね
one day なにをしてるってわけじゃ
ないんだけど わかってはいるんだけど
心ははやるのに 思う通りには動いてない 動けてないよ
流れに乗れなくて 気にしてるかもって止まってみて 考えもしないでさ
手紙がぼくのトコに届く なんのきなしに開いたよ
それは結婚の事後報告 いつの間にかしてたのね
どんどんと周りに遅れてく そんな気がして焦ってるのかな
満員電車から突き落とされたみたい 乗ってる奴らは先に行き
one day そんな気がしてた
one day ずっと離れていくよ
立ち上がれない わかって置いていくように
谷から突き落とす 百獣の王じゃないくせに なに見てるのさ
軽蔑って言葉 気にしてるからさ感じるんだよ そうでなくてもさ
6th.Dec.1999
14th Nov./1999 back
風がつめたくなってきたね 瞳で貴方に伝えているつもり
すぐに届きそうな距離に貴方はいる 手をのばせばいいのに
でも ひいてしまう私の手 風の寒さに縮こまっているように...
あたたかいのかな? 貴方の手
寄り添うように 肩を抱いてほしい
貴方の温もり 貴方の優しさ 貴方の気持ち
言葉だけでも十分感じるけど 物足りなさを感じるのはぜいたくなのかな?
教えてほしいなんて誰にも言えないよ 言えるわけない ましてや貴方にきくなんて
あんなにまぶしかった陽光が 緩やかになって包み込むよ
その温もりを吹き飛ばす風 負けそうになって 甘えたくなる
近づきたいのに離れていく 気持ちが強くなるほど言うこときかない
どうしてなのかな? 望んでるのに
手を重ねたいよ 温もりを感じあいたいよ
すこし見上げる すこし聞こえる 貴方の吐息
触れてみたいよ貴方の肌の温もりを 聴いてみたいよ貴方の胸の鼓動を
貴方に包んでもらいたい私の身体と心を でも出来ないよ そんなコト貴方に言うの