大正6年創業。昔のお蕎麦屋さんそのものという印象です。建物は時代物、店内も飾り気無しで、昔にタイム・スリップした感じです。テーブル席に座敷で、入り口に石臼と蕎麦打ち室があります。今日のそばは北海道だそうで、時期によって長野産を使い、わさびは西伊豆、水は朝日飯豊連峰の伏流水と素材にはかなりのこだわりです。高齢の女性と若い男性の二人で切り回しておられます。
天せいろ大をいただきました。そばは細いですが太さにばらつきがあり、あまり長くなく、かなりのこしです。二八とのことで、つぶつぶが見え、ざらつき感があります。大盛りにしたので量はたっぷりでした。お汁は甘辛く、濃く、味わい深いです。薬味はねぎとわさび。わさびはその都度おろして出してくれます。たいへん美味しく、懐かしい雰囲気のお蕎麦屋さんでした。
なお、メニューには十割せいろがありますが、今日は台風の影響で打っていないとのことでした。
お客さまはいろいろな方々が次々と見え、のんびりとそばが出てくるのを待ちます。メニューには深川丼もありました。ゆったりできるお蕎麦屋さんです。
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