築50年以上経つ普通の木造2階建ての民家を改造して、昨年(平成17年)12月に開業したそうです。赤坂の繁華街の奥にある建物は素晴らしい雰囲気で、思わず入ってみたくなります。店内には靴を脱いで入ります。畳の和室の1階と2階が客室で、落ち着いてしっとりしています。階段を登るときや、高い天井の室内に入ると「昔はこうだった」と懐かしさが湧いてきます。 若いご主人は幾つかのお店で修行されたそうです。 おそばは二八と生粉打ち(十割)の二種類で、二色大をいただきました。両方とも太とめで、星は見えません。生粉打ちの方がわずかに色が濃いようです。二八はこしがあり、噛むともちもち感があります。生粉打ちはさらに強く、もちもち感ももっと強く感じます。大でちょうどいい量です。お汁は甘さが強い甘辛さで、濃く、味わい深いです。薬味はねぎとわさび。素晴らしいそばでした。 夜も、静かで落ち着いた和室で、ゆっくりお酒と肴を楽しむことができそうです。
せいろう 800円、生粉打ち 1,000円、二色1,200円、鴨せいろう 1,650円、 天せいろう 1,900円、焼きみそ 500円、そば豆富 500円、だし巻き玉子 800円、 地酒各種 750円