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解説: ProgressBar コンポーネントはインストールやデータの読み込みなど、何かの処理の進み具合を表示するのによく使われます(使用例:Plus, Minus)。 処理が長い場合、コンピュータが動いているのか止まっているのか心配になる時があります。進捗状況をユーザーに示すことで親切で分かりやすいソフトになります。 時間がかかるような処理をする場合、必要に応じて ProgressBar コンポーネントを使うようにするといいでしょう。 ※ProgressBar と同じようなコンポーネントに CGauge があります。比較して動きを見ておくと良いでしょう。 使用例: 以下の例では、何かの処理を想定して進捗状況を ProgressBar に表示させています。 流れとしては ProgressBar の上限や下限の範囲、増加量などを設定しておき、処理するごとにカウントを表示し、指定した量だけ Position を進めます。すべての処理が済んだら "終了"のメッセージを表示します。 準備として ProgressBar と Label、Button を適当に配置してください。 Button をクリックすると ProgressBar が処理の進み具合を表示します。 //------------------------------------------------------------------- void __fastcall TForm1::Button1Click(TObject *Sender) { ProgressBar1->Min = 0; //位置の範囲の下限 ProgressBar1->Max = 500; //位置の範囲の上限 ProgressBar1->Position = 0;//プログレスバーの現在位置 ProgressBar1->Step = 1; //Position の増加量 for(int i = 0; i < 500; i++){ //カウント表示 Label1->Caption = IntToStr(i+1); for (int k = 0; k < 90000; k++){ //何らかの処理 Application->ProcessMessages(); } //指定した量だけ Position を進める ProgressBar1->StepIt(); } ShowMessage("終了"); } //------------------------------------------------------------------- |