フィリピン最初の本格的精糖工場 サン・ノゼ オキシデンタル ミンドロ
The first full-scale sugarmill in the Philippines
1898年アメリカの植民地となったフィリピンで、高温多湿な季候に着目したアメリカ資本の手に依って1910年初めて鉄道等を使用した本格的システムの精糖工場がMindoro島San Joseに造られた。
その後、1912年Negros 島San Carlos そしてLuzon島カンルバンに精糖工場が造られた。
会社名は付近の住民に聞いて「PMB Pioneer Farm Central San Jose Occidental Mindoro???」と聞き取れたが、 工場名をネットその他で検索したが現在まで不明です。
2,30年前には空港近くまで線路が延びてたと聞いたが1960年代で操業を停止したようだ。鉄道の痕跡を捜したが見つからなかった。
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1. コンベアーの基礎

墓標のように見えるが貨車で運ばれてきた砂糖きびを圧搾工程に運ぶコンベアーを載せてたコンクリの基礎。

2006/10
San Jose Occ Mindoro


2. ホッパー

水溜りの部分にコンベアーが有り奥のほうに登っていく、右側に線路が敷かれ貨車から砂糖きびが降ろされる。線路の痕跡は見つからなかった。

2006/10
San Jose Occ Mindoro


3. 水タンク

工場の遺跡で残る唯一金属、水タンク。工場名が書かれてたと思われるが読み取れない。

2006/10
San Jose Occ Mindoro


4. 煙突の基礎

製糖工場は沢山の蒸機を使うので大きな煙突が並ぶ、ここには一つしかなかったので規模が小さかったと推測される。

2006/10
San Jose Occ Mindoro


5. 煙突跡

丸い部分に鉄の煙突が載ってたそうです。その下にはボルトの跡が残ってる。
この地域のMonumentとしてマリア様の像が作られ、木の根っこが金網から下の水溜りまで延びてる。

2006/10
San Jose Occ Mindoro


6. 穀倉地帯

工場の周辺は平野で田圃が広がってる。昔は砂糖きび畑が広がってたと思われる。

2006/10
San Jose Occ Mindoro

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