STORY〜物語〜

第6話/生と死
登場キャラクター アリサ、初老の男(太平堂)、西部商事社長、
西部商事社長の部下、アリサの両親(回想)、
ジタン(回想)
追っ手の人数 3人(うち1人はアリサが射殺)

ストーリー

射撃場に飛び込んできた3人の男を射殺したアリサは、傷を負い、倒れ
た初老の男へと駆け寄った。男は救急車を呼ぼうとするアリサを制止し、
ここからすぐに立ち去れと命ずる。そして、感謝と励ましの言葉を言い
残して息を引き取った。

男の死を悲しむアリサ。そこへ数人の男が射撃場へ入ってきた。先にア
リサが射殺した男たちの仲間で、初老の男の死を確認するや「社長に報
告」するべく、その場を去った。ドア越しからそれを聞いたアリサは、
タクシーで男たちが乗った車を追跡した。車は「西部商事」と書かれた
ビルの地下駐車場へと入っていった。エレベーターで社長の居場所を確
認したアリサは迷うものの、ビルの中へと入っていった。

初老の男の銃を手に社長室へと入ったアリサは、銃を構えると男を殺し
た理由を知るために社長に詰め寄る。しかし、警報装置で駆けつけた部
下によってアリサは捕らわれてしまう。社長は“みやげ話”とばかりに
男を殺した理由をアリサに話した。初老の男は殺し屋で、社長と契約を
していた。しかし、今度の仕事を最後に足を洗うと言い出したため、殺
すことにしたのだ。逆上したアリサは、空手技で部下の手を振り解くと、
物陰に隠れた。そして、モーゼルを出現させ、部下にめがけて銃を連発
した。アリサは社長に自白書を書かせると、警察へ提出するべく、社長
室を出ようとする。アリサを射殺しようと机の引き出しに隠してあった
銃で撃つ社長。だが、それを避けたアリサは、モーゼルで社長の頭を撃
ち抜いてしまう。

パトカーのサイレンが鳴り響く中、その場を走り去るアリサ。しかし、
物陰に入った時、背後に潜んでいた追っ手に口を塞がれ、車へと連れて
込まれてしまう。“ソロン閣下”のもとへ連れて行くこと以外に何も答
えない追っ手。アリサが死を覚悟したその時、右腕のブレスレットが反
応し、それと同時に周囲の空間が歪み始めた。動揺する追っ手の隙をつ
いて掴んでいた手を振り解いたアリサはモーゼルを出現させ、追っ手の
1人を射殺した。

アリサと追っ手を乗せた車は、移送空間へと消えていった‥‥。

チェックポイント

・アリサは初老の男からモーゼルの20連発用クリップ、デリンジャー拳
銃、キャッシュカードを渡される。モーゼルのクリップは第13話で使用
されたと思われるが、デリンジャー拳銃は使われず、キャッシュカード
に至ってはすぐに次元移動をしてしまったので、何の役にも立たなかっ
ただろう。

・ソロン一族の長である“ソロン閣下”の存在が明らかにされるが、そ
正体は最終話まで謎のままだった。

・この回の扉でボーチャードという拳銃が紹介されているが、扉で拳銃
を紹介する、というパターンは断続的に続くことになる。

←第5話へ サブタイトル一覧へ 第7話へ→