STORY〜物語〜

第15話
明かされた秘密!!

登場キャラクター アリサ、竜也、ハーディ・ベスター、
木下
追っ手の人数 7人(木下を含む4人はアリサに射殺
される)
※ベスターは含まず

ストーリー

「キミの肩のアザを‥‥‥見せてくれないか」

アリサの右肩にある星形のアザを見て驚いた竜也は、自分の父が右の肩
に星形のアザを持つ女の子を捜していたことを話した。もしかして、父
が捜していた女の子はアリサなのでは‥‥。竜也の目がウソをついてい
る目ではないことを感じたアリサは、もう一度、竜也に右肩のアザを見
せた。右の肩に、星の形。アリサが捜していた女の子であると確信する
竜也は、父との関係をアリサに尋ねる。アリサは分からないと答えるも、
神谷島になぞを解くカギがあるのを予感していた。

辺りは夜になっていた。竜也の父の死因について尋ねるアリサ。竜也は
交通事故と答えるが、単なる事故死ではないと考えていた。

翌日になり、つかの間の海水浴を楽しむアリサと達也。やがて、2人を
乗せたヨットは神谷島へと到着した。竜也の母の墓へと向かった2人。
墓の扉を開けた竜也はショルダーバッグを見つけ、その中にはモーゼル
の入ったホルスターとブレスレット、それに父のメッセージが入ったマ
イクロカセットがあった。そこへ、木下という男が数人の部下を引き連
れ、竜也とアリサの前に現れた。竜也を抹殺ため、先に島に上がってい
たのだ。彼らは、パラレルワールドの派遣監視員である竜也の父に接触
して、移送空間地点のありかを吐かせようとしたが失敗し、殺していた
のだった。竜也が以前住んでいた場所に移送空間があると考えた木下た
ちは、神谷島に先回り、竜也を待っていたのだ。木下たちをソロンの追
っ手と看破したアリサは、竜也とともに土手へと逃れると、モーゼルを
出現させ、瞬時に追っ手を仕留めるのだった。

都会のオフィスビルの一室に拠点を構えていた追っ手たちは、木下たち
と連絡が付かなくなったのを不審に思い、神谷島に向かうことにした。
その中に、先のアリサとの戦いで、顔の一部を火傷したベスターの姿も
あった。

モーゼルとブレスレットを身につけた竜也はアリサとともに、父のメッ
セージを聞いていた。漏斗状の移送空間の調査、研究をしていたアウラ
一族は、16年前にソロン一族に襲撃されていたが、第1執政官アウラは、
娘のアリサを未知・未調査の空間に移送していた。アリサの右の肩にあ
る星形のアザ、それは偉大な超能力を持つ、パラレルワールドの救世主
の証だった。竜也の父は息子にアリサを守るよう、言い残していた。ア
リサは移送空間の出口がある鬼面岩に向かおうとするが、この世界に残
り、木下たちの身辺を洗うと主張する竜也と対立する。

アリサと竜也を乗せたヨットは島を離れ、鬼面岩の前を通過しようとし
ていた。そこへ上空に2機のヘリが現れた。乗っているのはソロンの追
っ手たちで、程なくして竜也のヨットを発見する。さらにアリサが同乗
しているのを知るや否や、ヨットに攻撃を仕掛けた。ヘリが2機では勝
ち目がないと見たアリサは、ヨットを鬼面岩に寄せるよう竜也に指示す
る。機関銃で攻撃する追っ手に対し、モーゼルで必至に応戦するアリサ。
だが、追っ手は手投げ弾をヨットに向けて投下した‥‥。

チェックポイント

・アリサは即席水着で海水浴を楽しむが(→第2巻・P118)、第4話や11
話で受けた傷は気にならなかったのだろうか。

・アリサの着ているシャツの模様がこの話数から変わる(14話は波の模様
だったが、本話以降は葉っぱ柄のシャツを着用する)

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