• 参加人数:平均3名(29〜32歳)
  • 交通手段:自動車
  • 宿泊地区:みつまた(会場との往復シャトルバス使用)
  • 雨対策:タープ&テント(2〜3人用)、雨合羽、ゴミ袋、他

(報告日'06.9.8)

7月25日(金)あめ!アメ!雨!最悪だあ・・・・・

<THE LIBERTINES>
15:30グリーンステージでスタート。単純明快な音にますますの成長を期待したいと思った。もっとメロディーが欲しいというのが率直な感想。これはこれで楽しめるのだが、アルバムを購入しようという気持ちまでには至らなかった。ボーカルのルックスはいいと思うので、美メロでガッチリ武装すればさらに人気は出ると思った。途中、ボーカルの人が上半身裸になっての演奏と熱唱。最後にPVで着ていた真っ赤なジャケットを会場にいるファンの方へ向けて投げていた。※ドラムの人はいいヤツそうだった。
<THE MUSIC>
17:10グリーンステージでスタート。昨年はレッドマーキーで大盛況のライブだったのと入場制限もだされたのでステージも大きくしての出演だと思う。どの曲も似たような感じだったがそれでも日本語MCで「ありがとう!」の連発もあったりして20歳とは思えないような貫禄を見せてくれた。また新曲の披露もあった。ボーカルが背を向けエビ反りの姿勢で観衆にマイクを向けたかと思うと極めつけ、「THE PEOPLE」が始まった。この時ばかりは雨を忘れるほどに会場が一体となったような印象を持った。なかなかいいステージだったと思う。※翌日出演予定だったTHE CORALがキャンセルになった為、THE MUSICがレッドマーキーで再び演奏するというアナウンスも入ったりした。
<参加して>
初日から大雨。参加史上一番最悪の初日だった。そんな状況だったので防水対策は必死でやった。しかしながら陣地を確保することが困難だったため、2〜3人用の日除けテントを設営するのが精一杯だった。初日は2人での参加だったので広さとしてはこれでよかったが寒いこともあって一日中ポンチョを着ていた。次第に地面はぬかるんできて靴はビショビショになってしまった。グリーンステージとオアシスの往復で初日は終わった。この日は異常にながい一日だった。
 昨年はラモーンズのメンバーの追悼の意味で開会冒頭にちょっとしたイベントをした。今回はフジロックにもなじみの深い「ジョー・ストラマー」が亡くなったこともあってビデオの上映と「クラッシュ」をずっと撮ってきた著名な写真家や家族(母と娘)がステージに上がっていた。亡くならなければ今年のフジロックにも出演していたらしく、ファンではない僕でも少しだけ「ジ〜ン」ときてしまった。

<当日の飲食代>:¥4800−
生ビール5杯、タイカレー、タイラーメン、坦々麺、串焼きもちブタ、缶ビール

7月26日(土)雨&曇り/ビョーク最高!

<PEALOUT>
昨年はレッドマーキー、今年はホワイトステージでの出演。「THE PARKINSONS」のボーカルが脱退したことで出演がキャンセルになり、彼らの出番となった。2〜3曲演奏した後、ドラムの人がクラッシュ好きだということもあって数曲演奏。この辺りからライブも盛り上がっていった。ジョー・ストラマーが無くならなければ、このホワイトステージで演奏していたということや「ジョー・ストラマー」が観るはずだったこの風景をみんながみてくれ、というような話もドラムの人からあったりしてちょっと感動してしまった。ステージも盛り上がってよかった。※なんとなくエレファントカシマシを想像したライブだった。
<ASIAN DUB FOUNDATION>
15:30〜グリーンステージでスタート。相変わらずの調子で大いに盛り上がった。ずっとテンションがかわらないのが良いのかどうなのかというようなところもあるが前ボーカルMCのディーダ脱退後、2MC体制のADFだがまた一つになったというような印象をうけた。前回は、グリーンステージで初の2MC体制で息がピッタリという風では無かったので満足のいくステージだったと思う。※スペースシャワースペシャルに出演後の2MCの人達と握手をしてもらった。2人とも手が大きかった。
<PRIMALSCREAM>
19:10〜グリーンステージでスタート。圧巻のステージパフォーマンスだった。普段のライブを知らない僕としては大変満足度の高いステージだった。元ストーンローゼスのジョン・スクワイアもギター(ベース?)で参加していた。マニの紹介がなければキャップをかぶっていたのでずっと分からなかったと思う。この後に、BJORKがトリを務めるなんて思えないほど観衆は満足だったのではないかと思う。※ライブ後半で小雨が降りはじめた。
<Bjork>
フジロック03二日目グリーンステージのヘッドライナーは待ちに待ち望んだアイスランドの歌姫BJORK。彼女を観る聴くために苗場に足を運んだ人も多かったのではないか。僕はずばりそれ!
 98年豊洲の埋め立て地で体験した彼女はかわいらしくてまるで妖精のようだった。このときも小編成のオーケストラだったと思う。このところ雑誌で拝見する彼女は厚化粧で丸みをおびた写真が多かった。しかしながら、この日の夜に観た彼女は、2人もこどもがいるとは思えないほどに美しく妖しくボーイッシュ。髪型もいままでとは違ってストレートヘアー。前髪も実にさっぱりしていてかわいらしさ倍増。出で立ちはロックミュージックとはほど遠い印象。ヴェスパタインの白鳥とは違うが純白をベースに「HUNTER」のPVを思わせる淡いブルーをポイントにした衣装。頭の左右にも同様にブルーの飾りつけ。やっぱりPVの「HUNTER」に出てくるライオン?を想像せずにはいられない。
 まったく知らない曲も演奏されたし、映画「ダンサー・イン・ザ・ダーク」からも数曲演奏された。ヴァイオリンは当たり前で、ハープもあったし総勢10人くらいのアンサンブルだったと思う。ちゃんと正装していた。スタイルはクラシックのようであり、彼女のボーカルはジャズボーカルの様でもあり、音楽に挑むその姿勢はまさにロック。様式を超越したところにBJORKはいるのだと思った。第1章が完結し、その集大成を僕は、苗場で目撃したような気がする。ステージもしっかり見えて彼女のパフォーマンスもしっかり確認できた。映像も神秘的でちょっとグロテスク、花火も上がれば曲にあわせて炎が更にステージを盛り上げた。
BJORKも日本語MCで「ありがとう!」「どうもありがとう!」と連発。本当に素敵で素晴らしいステージだった。期待しただけのことはあったし、期待した以上のものを僕らにプレゼントしてくれたと思っている。言葉では語り尽くせない感動があるが、この感動は体験した多く人たちとシェアしたいと思う。同時にチャンスを逃した方たちには是非、各洋楽ロック専門誌で取り上げた内容に興奮して欲しいと思う。こんなパフォーマンス、今度はいつ観られるのだろう。
<陣地から観た!聴いた!>
・山崎まさよし/ファンではないのだが爽やかな良いステージだった。知っている曲も聴けたりしたので少し身近な存在になった。
・カリフォルニアギタートリオ/オレンジコートに出演予定の中年男性3人組だったと思う。個人的には凄く良かった。ほんのさわり程度の紹介的なステージだったが、生楽器の良さ(弦の生々しさ)を感じられた。オレンジコートで体験したかったのだが、折り合いがつけられずに行けなかったのが残念でならない。ロックミュージックしか聴かない人たちにも聴いて欲しいなあと思った。「音楽を聴いた」っていうような印象を強くもった。来年も参加してくれたらうれしい。
<参加して>
初日のような居心地の悪さはなかったものの憂鬱だった。それでも曇りまで回復したので良しとしたいところ。二日目はチケットもソールドアウト。というか昨年の最終日の人数までチケットが売れてしまったので販売を中止したのが本当のところらしい。しかしながらこのラインナップからすれば当然のことだと思ってしまった。※ラインナップ詳細は雑誌で確認のこと。※電撃ネットワークの南部さんと握手をしてしまった。思ったより背丈は低かった。手は大きかった。そして冷たかった。

<当日の飲食代>:¥3810−
生ビール3杯、チキンカレー&ナン2食、タンドリーチキン、坦々麺、串焼きもちブタ、ペプシ

7月27日(日)心の底から「晴れて良かった!」

<ビートルズ>
本来なら「MURDERDOLLS」が出演する予定だったのだが、スリップノットのレコーディングが入ってしまったらしくキャンセルに。ということでビートルズのコピーバンド(正式名は忘れたが、○○カウンタービートルズだった様な気がする)が本国リバプールから来てステージを盛り上げてくれた。※盛り上がらないはずがない!
 特に「ジョン・レノン」はよく似ていた。ラストに演奏する曲は「ハロー・グッバイ」が良かったと思った。「ヘイジュード」も良かったし「イエスタデイ」も良かった。「ポール・マッカートニー」はちょっと音をはずしていたかも。
<陣地から観た!聴いた!>
・EVANESCENCE
・ELVIS COSTELLO/ミスターチルドレンのボーカルの人に声が似ていると思った。
・MASSIVE ATTACK/最終日のトリは彼らだった。こんなに凄いステージだとは思ってもみなかった。途中まで聴いて会場をあとにしてしまったのが残念なくらいインパクトのある内容だったと思う。スクリーンに映し出されたメッセージもさることながら、赤で彩られた数字の「0」などは、僕には赤血球に見えたし、血液が逆流しているかのような映像にも感じるところがあった。(映画マトリックスのオープニングを想像していただければいいと思う)最後まで体験できなかったのが惜しい。ステージ前で最後まで観て聴いてメッセージを突きつけられた観衆はどんな受け止め方をしたのだろうかと思う。きっとステージが終わるまで釘付けだったに違いない。はっきり言って「マッシブアタック」を見直した。やはり日本人に日本語のメッセージを視覚的にたたきつけられたらインパクトも半端ではないだろう。音楽と映像の相乗効果でロックなパフォーマンスを演出したに違いない今宵は、フジロック03のグランドフィナーレを飾るにふさわしい内容だったのではないか。
※詳しくは専門誌で確認してください。
<参加して>
今年はレッドマーキーに一度も行かなかった。新設のオレンジコートにも十分に時間をかけていくつもりでいたが結果的には、従来通りグリーンステージを中心に陣地との往復が大半を占めていた。「エルビス・コステロ」が出演することを知ったとき、オレンジコートにJAZZの「ダイアナ・クラール」も出演するのではないかと思っていたが考えが甘かった。これまで第1回目を除いてフジロックフェスティバルで雨にたたられたのは今回が初めてだと思う。たしかに降ったことがあったが丸1日最悪の状況になるようなことはなかった。これも異常気象の一側面なのか?。そんな訳だから、ビールは当然売り上げダウンだっただろうし、トイレで並ぶことなど初日に限っては皆無といっていいくらいの状況だった。野外なわけだからこういうことが起こっても不思議では無いのだが、やはり天気がいいに越したことはない。そう考えるとこれまでのフジロックは天候に相当恵まれていたのだと思う。今後は雨天での楽しみ方と陣地の防水対策を視野に入れた参加の仕方を考える必要があるように思う。ちょっと甘く見ていたかもしれない。夏なのに凍えていたからね・・・・・。

<当日の飲食代>:¥3800−
生ビール2杯、野菜カレー&ナン、豆カレー、サモサ(3コ)、タイラーメン、串焼きもちブタ、バナナクレープ、バナナシェイク、爽健美茶