思い付くまま ・・・・・ 遅延回路コイル騒動顛末 おまけ | ||
このコイルは、どのくらいの長さがあるんだろう ? 相当な長さがあるんだろうな・・・とは思っていましたが、測るなんてことは考えもしませんでした。 あるきっかけがあり、なんとか測ってみようと考えるに至りました。 あるきっかけというのは、後述します。 さて、測定の方法ですが、少しの長さの重さから全体の長さを推量しようというものです。 秤は、エポキシ接着剤の秤量に使用している、10mg単位が測れるものがあるので、これを使うことにしました。 安物の秤ですが、それほど精密さを要求する検査でもないので、まあいいや、という感じです。 まず、コイルの巻線 1m を測ってみましたら、0.03g と出ました。 ということは、0.030g から、0.039g の間ということでしょう。 次に 2m を測ってみたら、 0.06g と出ました。 ということは、1m は、0.03g から 0.034g の間で、2m では、0.060g から0.069g の間とみていいと思いました。 1mg未満は考えないことにしました。 さて、コイル全体の重さですが、31.80g と出ました。 2m を0.06g として計算すると、長さは1060m となります。 コイルには、僅かに蝋が残っていますので、重量は正確ではないなど、兎に角厳密な検査ではありませんので、誤差は結構あると思います。 しかし、誤差を10%としても、コイルの長さは1000m弱はあることになります。 最低域の信号はこのコイル六本を通っていますので、ある程度予想していたとはいえ、改めて驚きました。 |
更に、信号は、入力トランスの巻線を通ってこのコイルに入っているわけです。 入力トランスの巻線の長さは知りませんが、前項でも書いたとおり、このトランスは、真空管アンプの出力トランスを入出力逆に使っているようなものですので、出力側の巻線の長さは相当なものでしょう。 兎に角、信号は、これらトランスとコイルの非常に長い巻き線を通ってユニットに行っている訳です。 さて、何がきっかけで測ろうと思ったのかといいますと、別項の CAW のためです。 CAW については別項をお読みいだくとして、CAWモディファイの 63 では、遅延回路(ネットワーク)からユニットまでの配線を、太いもの、恐らく高品位のもの、に交換してあります。 信号は、最長で6Km以上もの、髪の毛より細い線を通ってきているのです。 その最後の50ー60cmほどの線を替える効果はあるのでしょうか。 という疑問が、コイルの線長を測ってみよう、と思った動機なのです。 |
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