この仕事をした職人には誇りがないのでしょうか。 職人とは、名前の残らない芸術家だと思っており、仕事に拘りと誇りがあると思っています。 いやいや、この仕事をしたのは職人ではなく、ただ言われたとおりの作業をした従業員でしょ。 それなら、こんな仕事を指示した上司なりに責任があります。 責任者出てこーーい ! ! (少々古い)
何にしろ、この仕事が招来する事態を想定できないならレストアする資格はない ! ! 判っていて、ただ儲かればいいや、というのなら、それはもはや詐欺とさえ言えるのでは。 俺がこんなに怒るのも、あたり前田のクラッカー ! ! (とんでもなく古い)
この二組の QUAD ですが、その一組の仕事をしたところが判っています。 これは、小生にレストアを依頼された方にお尋ねして判ったのですが、悲しいことに、予想したとおりのところで、「ひどい仕事」と同じところでした。 何件同じ事例に遇えばいいのでしょうか。 もう一組は、レストア後のものを購入されたとのことで、どこでレストアしたのか確証はとれていません。
もう一つ呆れたことがありました。 上に書いた、どこでレストアしたのか確証のない方の QUAD PRO-63 ですが、そのリアの防塵フィルムに、ビニール傘のもの ? と思われるような、厚いビニールが使われていたのです。 写真に撮っても厚みが判りにくいので撮りませんでした。 これもあきれた所業です。 そもそも・・・・長くなるので細かい説明は省略しますが・・・・・振動フィルムは極めて軽いので、空気のクッションも含めて抵抗に敏感です。 それなのに、こんなに重いビニールを振動フィルムから僅か４cmほどのところに張るなんて・・・・開いた口が塞がりません。 オリジナルの防塵フィルムでさえ、その影響を指摘する人がいらっしゃるのに、平然とこんなことをするとは・・・。 このスピーカーの全てのレストアを仕上げてお返ししたところ、オウナーの方は、「後ろからもこんなに音が出ていたのか・・・」と仰っていました。