最近呑んだ吟醸酒について
   

 

 

2017年7−9月分

 

   

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  これからの話は消費者(飲み手)という立場で書いていきます。評論家や蔵元、酒屋の立場では見ていません。と言う事は、売りたいための宣伝はしませんし、太鼓持ちのような感想も書きません。また、音楽とか味覚とかいう物は大変抽象的で表現が難しいのですが、平易に書きたいと思います。

 よく、食べ物店の紹介記事で絶賛している物を食べると、首を傾げたくなる時が多々ありますし、テレビでリポーターが口に入れたとたん「うまい」と発言しているウソ等はここでは、しないように心がけています。 
  

◆月に一度の例会で飲んだ吟醸酒について、ズバリ、どういう酒か、皆様への判断基準を書きます。

 A;味、B;香り、C;コストパフォーマンス、D;総合評価を、各5点評価(5;最上 4;良 3;まあまあ 2;まだまだ 1;評価外)で表します。 総合評価3−(マイナス)以下ではもう一度買うかと言えば、考えてしまうレベル。2ではタダで贈られても困ってしまうレベル。 

 私の独断と偏見なしで評価し、E;寸評も入れます。なお、会での評価も、判断基準の参考にしています。また、評価はこの日に飲んだ吟醸酒の味で、次回も酒の性格上、ロットや時間が変れば同じとは言切れませんが、傾向としては、間違ってはいないと思います。

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◇イイお酒を、イイ友と、イイ肴と、イイ会話で月1回楽しむ会です。◇

 


2017年次回10月例会は、28日(土)です。

 

 



 

2017年9月30日(土)例会


 

1.富士高砂酒造(静岡県富士宮市)  純米 「高砂」 生酒
原料米;−、 精米歩合;60%  【アルコール分】 18.1度 【日本酒度】+10 【酵母】静岡酵母  1.8L \ 2,797
 A;味4、B;香り4+、C;コストパフォーマンス4+、D;総合評価4
E寸評;酸味がきつく、旨味を殺している。焼肉やステーキにはピッタリ合うでしょう。


2.旭酒造(山口県岩国市)  純米大吟醸  「獺祭50」 
原料米;−、 精米歩合;50%  【アルコール分】 16度   1.8L \ 3,078
 A;味5、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5
E寸評;雑味なくバランスした味わいで安心して呑める佳酒。


3.英君酒造(静岡市清水区)  特別純米  「英君」 生酒
原料米;誉富士、 精米歩合;60%  【アルコール分】 17〜18度  【日本酒度】+−0 【酸度】1.5 【酵母】静岡NヒW-5  1.8L \ 3,240
 A;味4+、B;香り4+、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価4+
E寸評;色濃くて旨味は充分。味わいバランスしているが、酸味が口中を差す。水が変わって旨味が出て来た。


4.府中誉酒造(茨城県石岡市)  純米吟醸  「大平海」 ビン囲い
原料米;−、 精米歩合;50%  【アルコール分】 15度   1.8L \ 3,348
 A;味4+、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価4+
E寸評;渋味が若干あるがバランスして旨味がある。青葉の薫りが口中をさわやかにする。


5.八百新酒造(山口県岩国市)  純米吟醸  「雁木」 
原料米;−、 精米歩合;50%  【アルコール分】 16度   1.8L \ 3,456
 A;味5、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5
E寸評;素直な味わいで、バランスよく深味が有り柔らかい。決して飲み手に媚びていない品性豊かな佳酒で、旨い。


6.神沢川酒造場(静岡市清水区)  純米吟醸  「正雪・山影純悦」 生酒
原料米;山田錦、 精米歩合;50%  【アルコール分】 16〜17度  【日本酒度】+3 【酸度】1.3  1.8L \ 3,600
 A;味5、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5
E寸評;まだまだ酸味がきつく娘盛りから脱出していない。それにしても豊かな美女になっている。味わいバランスして深味が有り安心して呑める佳酒。

 

 



 

 

 

2017年8月26日(土)例会


 

1.高千代酒造(新潟県南魚沼市)  純米吟醸  「Takatiyo」 
原料米;美山錦、 精米歩合;59%  【アルコール分】 16度 【酵母】協会1801号  
1.8L \ 2,916
 A;味4+、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5
E寸評;栓を抜こうとして封巻に力を入れた途端、バーーンと言う音と共に天井に当たって跳ね返ってきた。表示はありませんが生酒なんでしょうね。この価格でこの味わいは秀逸。ふくいくとした味わいと熟成感の有る味わいは吞みやすい。


2.中野酒造(大分県杵築市)  純米吟醸  「裏・ちえびじん」 うすにごり生酒
原料米;−、 精米歩合;60%  【アルコール分】 16度   1.8L \ 3,132
 A;味4、B;香り4、C;コストパフォーマンス4、D;総合評価4
E寸評;栓に穴が空いていて、オリが瓶の中で発酵を続け炭酸が充満して最悪瓶を割るかシャンペンのように吹きこぼれるかの危険を回避しています。オリが瓶底に沈んでいるので、まずは上澄みだけをいただきます。過発酵で、雑味が口中で暴れる。オリを撹拌して吞んでも味わい変わらず。イヤな雑味を除くために、片口に入れて再度吞むと、味わい無くなり水のような薄っぺらな味になってしまった。
 裏=ラベルが裏表逆になっています。蔵元で市販用に中取りなどを取った後に残った最後の搾りきった酒を詰めた物。何でこんなに旨い物を市販しなかったのだろうという物や、やっぱりという物までいろいろ有ります。


3.武田酒造(青森県五戸町)  純米吟醸  「媛一会」 無濾過生酒
原料米;松山三井、 精米歩合;60%  【アルコール分】 15.5度  【日本酒度】−1.0 【酸度】2.1   1.8L \ 3,196
 A;味4、B;香り4+、C;コストパフォーマンス4+、D;総合評価4+
E寸評;日本酒独特の色合いで、美味さを表現しているが、酸味が強く、雑味があって、ザラツキが美味さの足を引っ張る。


4.富久千代酒造(佐賀県鹿島市)  純米吟醸  「鍋島」 生酒
原料米;五百万石、 精米歩合;50%  【アルコール分】 16度   1.8L \ 3,218
 A;味4、B;香り5、C;コストパフォーマンス4+、D;総合評価4+
E寸評;栓を抜こうとしたらこれも天井まで勢いよく飛んでいった。炭酸がキツいが、風味は素晴らしい。これも片口に入れて空気と結婚させたら・・・、味わいまろやかになったが、五味のバランスがくずれたままであった。


5.小林酒造(栃木県小山市)  純米大吟醸  「鳳凰美田」 無濾過生酒
原料米;山田錦、 精米歩合;40%  【アルコール分】 16〜17度   1.8L \ 5,400
 A;味5、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5
E寸評;香り味わいバランスして、美味さが沸き上がってくる。最近の味の流行なのか、酸味が強く味わいのバランスに欠ける。このクラスになると飲み終わった後の美味さがいつまでも口中に残る。

 

 



 

2017年7月29日(土)例会


 

1.木村酒造(秋田県湯沢市)  特別純米  「福小町」 
原料米;備前雄町、 精米歩合;60%  【アルコール分】 15.5度  【日本酒度】−0.5 【酸度】1.3 【酵母】協会1801号  1.8L \ 3,024
 A;味4+、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5
E寸評;酸味が口中を差すが、旨さは上々。


2.八戸酒造(青森県八戸市)  吟醸  「八仙・ピンクラベル」 無濾過生酒
原料米;華吹雪/まっしぐら、 精米歩合;麹米55%/掛米60%  【アルコール分】 16度   1.8L \3,024
 A;味5、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5
E寸評;味わいバランスして旨さが広がる。決して自ら旨さを誇らないが、飲み手の心を離さない美酒。今月のベストワン。


3.新澤醸造店(県市)  純米吟醸  「あたごのまつ・ささら」 生酒
原料米;−、 精米歩合;55%  【アルコール分】 16度   1.8L \3,024
 A;味4+、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5
E寸評;蔵元では「究極の食中酒」を目指した酒。味わい酸味がきつく、肩肘張った味わいは食中酒として誉められない。焼肉やステーキには合うでしょうが、白身魚の刺身や冷や奴には酒が勝ちすぎて合わない。


4.八戸酒造五戸工場(青森県五戸町)  純米吟醸  「如空 想(そう)」 生酒
原料米;華想い、 精米歩合;50%  【アルコール分】 17度   1.8L \ 3,456
 A;味4、B;香り5、C;コストパフォーマンス4、D;総合評価4+
E寸評;旨さを感じる前に渋味と酸味が口中で広がり、バランスを崩した旨味が失恋の元になる。これだけの酒を装うには、透明瓶はいただけない。


5.九重雑賀(和歌山県紀の川市)  大吟醸  「雑賀」 生酒
原料米;−、 精米歩合;麹米45%/掛米50%  【アルコール分】 16度   1.8L \3,996
 A;味5、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5
E寸評;27BY低温一年熟成酒。酒の色合いは濃く色づいて古酒を思い起こさせる。しかし中身は、口中でほんのり熟成された旨味を感じさせ、老香は全く無い。丸くころころと転がる旨さに、丁寧に熟成された箱入り娘で嫁の貰い手が殺到するでしょう。


6.八百新酒造(山口県岩国市)  純米大吟醸  「雁木・ゆうなぎ」 無濾過
原料米;山田錦、 精米歩合;45%  【アルコール分】 16度   1.8L \4,860
 A;味4+、B;香り5、C;コストパフォーマンス4+、D;総合評価5
E寸評;旨味のある酸味が口中に溢れ、味わいも深くキレもあるが、五味がバランスしていない。

 

 



 

 

 


 

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