坦克博物館のSU−100


 T−34と同じページにしようと目論んでいたのだが、あまりページを大きくするのも、読者諸氏のためにはならないだろう、と思い直して別稿としてみた。

 中庭展示場に置かれているSU−100。

 正面のアップ。ごっつい車輌である。

 屋外展示のSUの写真はこれくらいしか無いので、屋内展示の方を紹介する。

 館内が狭い(九四式軽装甲車を見ている時は、充分広いのだが)ので、撮影には骨が折れる。照明も、後ろの窓しか無い(電灯はあるのだが、点いていなかったりする)ため、実際はかなり薄暗いのである。

35ミリレンズでも、ここまでしか撮れない。車輌と車輌との間隔が狭いのである。

ヘッドライトとホーン。どんな音がするのだろうか?

 逆サイを衝いてみた(笑)。撮影距離がどうしても近くなるので、ストロボ使用時には智慧を絞らないと<手前真っ白奥真っ黒>になりかねない。
 ISO800のフィルムを使用しているので、かろうじて奥にも光が回っているのである。

 上の撮影ポジションから<しゃがんで撮った>のが露骨に判るカットである。キャタピラや転輪ゴムが白く写っているのが、ストロボのせいなのか、そう云う色になってしまっているのか、今となっては判定しかねるのである。

 車体後部。排気管の位置と、T−34での排気管取り付け部が、プラモデルの改造途中のように埋められているのに注意されたい。

燃料タンクのラック。このカットだけ、ストロボを使っていない。館内の暗さがお判りいただけるだろうか…。

 実車の解説などをするガラでは無いのだが、なにしろ「兵器生活」の読者層がまったく判らないので、<ソ連製の自走砲。第二次大戦末期に登場した。当時の主力戦車T−34の車体を元に、100ミリ砲搭載の戦闘室を取り付けたもの>くらいの怪しい解説を付けておく。