坦克博物館のIS−2
<坦克博物館>をどう評価するかは、読者諸賢それぞれに見解があってしかるべきである。戦車モデラー諸氏にとっては、やはり<東欧まで行かずにソ連戦車が見られる場所>と云う認識を持たれることであろう。
ここに収蔵されているIS−2は、すべて操縦席部分が直立しているタイプである。人民解放軍のパレード映像で、操縦席部分に傾斜を付けたタイプが数輌見られることから、密かにどこかで使用ているのかもしれない…。
砲塔のアップ(説明を付けるまでも無い…)
車輌正面。建物のサイズの関係で、全体を一枚に納めるのは、非常に困難である。
反対側から見てみる。
<柴油>とあるのは<ヂーゼルオイル>の事。
隣の車輌は茶色が強い。
真正面から見ると、以外と間抜けな面構えである…。
側面に回り込んでみた。
しゃがんで見た。後面に回ろうとしたが、身体が入らないのである。なにかしらの工夫が必要だ。
簡単な解説。これもソ連製の重戦車。初期のバージョンを除き、大口径火砲(122ミリ)と重装甲で、ドイツ戦車を圧倒(したと云われているが、ドイツ兵も良く戦った、と云わないと怒られる)し、第二次大戦中の<最強戦車>と云われるものの一つ。九四式軽装甲車が10台束になっても(多分)敵わない。戦車界の<北の湖>みたいなものである。(われながらシンプルな解説だなあ…。)