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技術士の上手な使い方

次に技術士の上手な使い方をお教えします。理由は前頁で簡単にご説明した報酬ですが、幾ら法律で上限が決定されていると言っても、単価自体が比較的に高額な為、使い方を間違えると命の次に大事なお金をドブにすてる事になりかねないからです。でも、この様な方法をお教えすると、間違えば自分を含め技術士仲間の首を絞め兼ねないと他の技術士の仲間から非難を浴びる可能性はあります。しかし、技術士の上手な使い方を知って頂く事でお客様に満足・納得して頂き、最終的に技術士全体のレベル・アップに繋がる方がお互いに為になると思って誠心誠意書かせていただきました。

1. 目的を明確にする事
先にご説明した通り技術分野は21分野に分かれています。又、実際の技術業務は複数の技術分野に跨るのが普通です。従い、1人の技術士が全ての技術に精通している事は不可能で有り得ません。この為、複数の技術士が協同して業務を行う必要がある為、次の事をお勧めします。
1) 個人の技術士に頼まれる場合
一般に技術士は個人的な協力体制を持ち自分の弱点をカバーしています。しかし、それはその技術士が精通している・或いは派生分野に限られた事です。従い、先づはご自分の会社がどの分野に注力されようとしているかを十分に自社内で検討する事が絶対に必要です。又、相談内容が広範に亘る場合、後述する様な技術士会に所属している方が、より広い分野での技術相談に対応できる為、良いと言えます。
2) 会社組織の技術士に頼まれる場合
やはり実績と次に同じ技術分野でもどの様な事を得意とするかを目処にされると良いと思います。


2. 複数とお話をされる事
誰にでも個性・能力がある通り技術士にも個性・能力が有ります。従い、喩え専門・得意分野の技術士でもその能力にはかなりの差があると言っても過言では有りません。従い、目的が明確にされた上で複数の専門分野の技術士とお話をされ、その上で判断されるのが良いと思います。尚、技術士を決める際の判断としては次の様な事を目安にされると良いと思います。
- 技術士個人の能力・専門性
- 性格(今は激動の時代です。従い、従来の常識に囚われず、斬新なアイディア・積極的・柔軟な考えを持った人と話を進める事が肝要です。
- 同じ技術分野でもどの様な事を得意とするかを目処にされると良いと思います。
- 過去、どの様な仕事をしてきたか、或いは仕事に対する取組方、考え方を参考にする。
- 豊富な人脈を持っているかどうか。
- 技術士会に登録されているかどうか


3. 技術士会に登録されているか
2004年末現在での登録された技術士の数は約56,400人です。概略の内訳は次の通りです。
建設(48%)、電気・電子(6%)、機械(6%)、水道(6%)、応用理学(6%)、農業(5%)、衛生工学(4%)、化学(2%)、情報工学(2%)、金属(2%)、総合技術管理(4%)、その他(6%)。その内、約19%の10,723人が日本技術士会に登録されています。建設部門が圧倒的に多いのは、建設主管の公共事業に関しては技術士の関与が義務付けられているからです。又、上記の技術士は各技術士会支部にも所属しており、先づはこの会に登録されている技術士の方が信頼が置けると言えるでしょう。


理由:相談内容が広範に亘る場合、技術士会に所属している方が、より広い分野での技術相談に対応できる為です。更に、技術士は、技術士法で一企業の従業員より厳しい守秘義務を課せられております。この為、技術士は技術士倫理要綱に基づき、公衆の安全、健康及び福利の最優先を念頭に置きその使命、社会的地位及び職責を自覚し、日頃から専門技術の研鑽に励み、常に中立・公正を心掛け、選ばれた専門技術者としての自負を持ち行動致します。これらの基準を満たしたメンバーで構成される技術士会の資格、剥奪に繋がる様な事は先づ出来ないと言う理由も有ります。

4. 会社組織か或いは個人か
基本的にはどちらに頼まれても良いかと思います。但し、技術分野が複数・多岐に亘る場合、会社組織として異なる分野の技術士を持っている方がより良い総合的な対応が可能と思われます。技術士は多くの場合会社勤務が長く、そこでかなりの専門知識・経験・人間関係を構築した後に、独立して技術士事務所を開設する訳ですから多数の技術者から成る会社組織に比較して個人事業の技術士事務所は独自の判断で多くの問題に対応するスタンスが出来上がっております。

5. 情報・機密秘密保持
技術士と話をされる際、企業生命を左右する情報を開示する事が必要になる・或いはそれと気が付かずに開示してしまう場合も有り得ます。先程ご説明した通り、技術士は国家の裏付があるので、免許剥奪に繋がる様な事は先づ出来ません。又、名声を守る為にも契約に従います。会社組織或は個人どちらの技術士と話を進められる場合でも、その前に秘密保持契約を締結、情報・機密の保持を図る事は重要です。そうすれば、その後は腹蔵なく情報を交換、成果に結び付ける事も可能な筈です。

お問合せは… 原田技術士事務所TTEL(045)891-7398 FAX(045)891-7398
E mail:
hrdtek010602@mx5.ttcn.ne.jp

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