{沿革}
浮間に残る旧家の一つである松澤家の家屋新築に伴う解体を機に、移築復元を通して
北区の歴史や文化を理解しようという目的で行われている事業です。
旧松沢家は弘化元年(1844年)に建てられたと伝えられ、主屋は数度の増改築を経てはいますが
旧状を留めた形で残り、指定有形文化財に指定されています。
来年4月に復元された後は「ふるさと農家体験館」として様々な行事や展示を行い、
一般に公開利用されるそうです。
この復元事業を進めていくにあたって、松澤家が出来上がる過程を体験できる機会が何度か設けられており、それらを実際に体験した時の様子をまとめていこうと思っています。



{構造と規模}
主屋
桁行(幅)     主屋9間(約16.4メートル)+馬屋2.5間(約4.5メートル
梁間(奥行き)   6間 (約10.9メートル)
建築面積      59.9坪(198.02平方メートル) 

倉屋
桁行(幅)      3間(約5.5メートル)
梁間(奥行き)   2間 (約3.6メートル)
建築面積      6.34坪(20.97平方メートル) 
松澤家 模型
左が主屋 右は管理のための詰め所
左の小さな建物が倉屋
古民家体験講座 資料参照
工事はまず、倉屋を進めその後、主屋にとりかかるそうです。
詰め所は防火水槽も兼ねているのでRC造です。
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