続いて第2弾
木材の加工、木組み製作です。
1本の角材をノコギリで切り分け、組み合わせて5寸勾配の軒先を作ります。
もっと簡単なものを想像していた私はちょっと驚きです。
まず、あらかじめ渡された展開図を参考にして厚紙にお手本と同じ線を書き入れます。
これは、差し金というL字型のものさし一本で全部用が足ります。
「う〜む!差し金おそるべし!」と感心しきりです。
差し金を使って規定の寸法を抑えて線を引いていくだけで自動的に5寸の勾配がとれているのにはまったくびっくりしました。
差し金には表目、裏目があり、丸太を計るだけで円周がわかったり、どのくらいの大きさの角材がとれるかが一目で判断できるメモリもあります。
まったく「優れもの」なのです。
はい、悪戦苦闘しながらも厚紙に線が描けました。
これからが本番です。
今の要領で角材に切るべき線を入れるのです。
今度は平面ではなく立体なのでちょっと骨が折れます。
最後の線がはしめの線とつながったら大成功です。
さぁ!加工に取り掛かりましょう!
隅きり隅留め組み立ての工法
今度は逆から刃を入れて先ほどの切れ目とつなげます。
欠けてしまってはいけないので慎重に慎重に!
まず、角度の緩やかな方からノコギリをいれて途中まで切っていきます。
切り離したそれぞれの材を直角に組み合わせると・・・
ほんとに不思議、ちゃんと5/10勾配の軒先が自然と(?)出来上がっていたのです。

こうして無事体験を終えた私達は満足感を胸に意気揚揚と引きあげたのでした。

           (体験講座 「木材の加工と木組み」終了)  
                     次回へ続く・・・・・・
no.7