研究報告(1999年11月10日

M1 伊戸川 暁

1. 現状

1.1 問題意識

電子情報の増大(質・量ともに)。しかし保管体勢は未整備。 殊に現代は 電子情報の黎明期にして紙情報から電子情報への移行期でもあるので、 現代の電子的記録が消えてしまうとしたら、それは文化的大損失といえるであろう。 故に、適切な保管のための枠組が待たれている。

1.2 システムの持つべき要件(持たせたい要件?)

電子文書の保管について、以下のような要件を持つシステムを開発したい。

1.3 システムの提案

上の要件に基づいて、Persistent On-line Text (POT) 2文書モデル及びアーキテクチャを提案。 3

1.3.1 文書モデル

概略: 全てのリソースを文書という単位で表し、 管理情報には元となる文書からリンクが張られる。 管理文書には仕様書・制御文書・認証文書を設ける。

特徴と利点:

1.3.2 アーキテクチャ

概略: システムの機能を5階層に分割し、階層間のinterfaceを定義。

階層化することのメリット:

また、この階層的なアーキテクチャの実現可能性について考察。

2. 業績(笑)

3. 中間発表に向けての計画

基本的には1節の線に沿って発表を組み立てればいいのだが、 希望としては、プロトタイプの実装まで進めておきたい。 具体的には、各層の動きを示す簡単な実装を3月頃までには作っておきたい。 →ネット上で配布してfeedbackを期待

なお、言語はJavaを予定。その理由は、

などである。

最終的には、プロトタイプの試運転の成果 (仕様の修正、定量的分析など) を中間発表に織り込められたら嬉しいと思っている。



... 現在)1
川合研ゼミ資料
... (POT)2
もっとステキな命名があったら乗り換えます。アイデア下さい。:)
...文書モデル及びアーキテクチャを提案。 3
詳細については、論文の写し(別刷)を参照のこと。


ITOGAWA Akira 1999年11月10日