拙著刊行のお知らせ

   『疑問に迫る日本の歴史』

     ベレ出版 2017年1月刊行 並製本 四六判 325頁 税抜き1600円

◎拙著『日本史へのいざない』、同2から31テーマをリライトし、新たに9つのエピソードを加えました。本文中、太字
  で私から読者の皆さんに疑問をなげかけます。そこで少し立ち止まって考えていただき、先に進んで下さい。前著
  に比べてよりスムースに読み進めることができます。

                
<目次>

 第1部 原始・古代
  1)縄文人の知恵

   『中世武士選書27 小山氏の盛衰 下野名門武士団の一族史』
  
    
戎光祥出版 2015年5月刊行  並製本 四六判 242頁 税抜き2600円

◎中世下野を代表する武士団である小山氏について、南北朝期に起こった東国最大の内乱である小山義政の乱を中心に
  その成立から終焉までを論述しました。多くの先行研究と、これまでの拙稿をもとにしていますが、若干の新知見も加えて
  います。

                <目次>

        
まえがき
        第T部 小山氏の成立と発展
          第1章 小山氏の成立と分派
             1  小山氏の起こり   2 源平の争いと小山氏
          第2章 鎌倉期の小山氏
             1  鎌倉前期における小山氏の所領・所職  2 鎌倉期小山氏の動向  3 小山氏一族の分派
          第3章 南北朝前・中期の小山氏
             1  小山秀朝  2 小山朝氏  3 小山氏政

        第U部 小山義政の乱
          第1章 乱の経過
             1  乱以前の小山義政の立場  2 乱の勃発  3 小山若犬丸の乱
          第2章 乱の原因
             1  小山氏の勢力拡大と鎌倉府の対応  2 小山義政と幕府の関係  3 宇都宮氏との対立
             4  乱の主因と残された疑問  5 小山若犬丸の乱をめぐって  6 乱の歴史的意義
          第3章 南北朝期の都市小山と城館群
             1  六つの街道と河川交通  2 小山の繁栄を示す宿  
             3 防衛拠点となった城館群  4 軍事都市としての小山

        第V部 小山氏の苦難
          第1章 室町期の小山氏
             1  鎌倉府体制下の小山氏  2 幕府・鎌倉府間の対立と小山氏
          第2章 戦国期の小山氏
             1  戦国前期の小山氏  2 戦国後期の小山氏
          第3章 中世小山氏の終焉
             1  豊臣秀吉の台頭と小山氏の祇園城退去  2 その後の小山氏
                   



  『栃木ゆかりの歴史群像 日本史上の人物と地域との関わり

◎下野(栃木)出身の、いわゆる郷土の偉人ではなく、小中高の教科書にも出てくるような日本史上の人物と下野(栃木)との
  意外な関わりをまとめた本です。他にあまりない視点だと思っています。


 ・栃木県内の小中高などでの郷土学習、日本史(歴史)学習を進める上で参考にしてください。
 ・「新栃木県民」だけでなく「根っからの栃木県民」の方もどうぞ!意外な事実に出会えるかも?

 
とりあげた人物  道鏡  最澄  平将門  源義家  源頼朝  藤原定家  足利基氏  足利持氏

            上杉謙信  武田信玄・勝頼  北条氏五代  織田信長  豊臣秀吉  石田三成

            徳川家康  徳川家光  徳川光圀  徳川吉宗  与謝蕪村  井伊直弼  土方歳三

            板垣退助  大久保利通  青木周蔵  星亨  原敬

 
随想舎  2013年8月刊行  並製本  四六判 256頁 税抜き1800円

       第5回随想舎歴文研出版奨励賞

             
                『日本史へのいざない2 考えながら学ぼう
                  
   
◎5年前の『日本史へのいざない 考えながら学ぼう』の第2弾ができました。今回は、このサイトにはのっていないエピソードも
 前著より多くのせています。是非、多くの方に読んでいただければと思います。

  
・大学・短大で日本史概説をご担当の先生方:参考書の候補としてご検討ください。
  ・生涯学習担当の方々:日本史講座・研修会にご利用ください。


                 
岩田書院   2011年4月発行  並製本
                197ページ  価格:2000円(税抜き) 
<岩田書院ホームページへ> 
              
                     
                           
 <目次> ※赤字はホームページに載せていないもの

                  
○原始・古代
                      
1 おそるべし!縄文人の智恵
                      
2 国家的危機の中で生まれた天皇制
                      3 「旅する危険なお役所」−遣唐使−
                      
4 国風文化を今に伝える「平がな」
                 ○中世                        
                      5 承久の乱は御家人どうしの争いだった!?
                      
6 「有力」御家人千葉氏の実態
                      
7 足利氏が幕府を開けたのはなぜか?
                      
8 室町時代の農民と領主のせめぎ合い

                      9 戦国期農民の危機管理
                 ○近世
                     
10 秀吉の情報戦略
                     11 島原の乱を考える
                     
12 ジレンマの中で出された生類憐れみの令
                     13 名主は「領主の代官」か「農民の代表」か?

                     14 江戸時代の農民の休日は?
                     15 改革に挑んだ「金権」老中−水野忠邦と天保の改革−
                 ○近現代
                     16 政府がまるごと長期海外出張!?−岩倉使節団−
                     17 自由民権運動の理想と現実
                     
18 原敬はいかにして「平民宰相」となったか
                     19 日本国憲法の誕生秘話

                 ○通史
                     
20 牛乳の日本史
                 ○教師のためのページ
                      
1 授業あれこれ1
                      2 授業あれこれ2
                      
 私の出会ったすごい先生
                      
 博学連携  
   
                


             岩田選書◎地域の中世8 『下野中世史の世界』

※ここ20年ほどの間に発表した鎌倉〜室町時代の下野に関する論考を中心とした本ができましたので、ご案内いたします。

                    岩田書院  2010年4月発行 並製本
                    221ページ 価格:2800円(税抜き)  
岩田書院ホームページへ

                                   
<目 次>  

                      
第1章 中世における下野の位置−地政学的アプローチ
                      第2章 寒河尼−
女性地頭の功績
                      第3章 南北朝〜室町中期における足利庄支配
                      第4章 南北朝・室町前期における茂木氏の動向−
上級権力との関係を中心に
                      第5章「茂木文書」調査報告
                      
補論1 茂木氏と東茂木保−鎌倉・南北朝期を中心に
                      
補論2 茂木賢安の置文について
                      補論3 南北朝初期における茂木氏と佐竹氏の交流
                      第6章 鎌倉末〜室町期の宇都宮一族−
「宇都宮」を名乗った人々
                      第7章 南北朝期の越後守護代芳賀氏をめぐって
                      第8章 花押の謎 三題
                          1 桃井直常と貞直  2 小山朝氏と桃井六郎  3 女性が証判を加えた軍忠状
                      第9章 下野中世史研究の回顧と展望−
『栃木県史』以降
                    
                          ※赤字は新稿です。既発表のものも、ほとんど修正、補訂を行いました。
      
  
☆書評:栃木県歴史文化研究会『歴史と文化』20号に月井剛氏が書評を書いてくださいました。これは、岩田書院のサイト
       見ることができます。

                      

           『日本史へのいざない 考えながら学ぼう
              
初版完売、09年3月2刷も完売しました。
                 お買い上げ、ありがとうございました!

◎このホームページの日本史の部分を中心とした本ができました。もちろん、ホームページにはないお話も載
 せています。是非、多くの方に読んでいただければと思います。

  
・大学・短大で日本史概説をご担当の先生方:参考書の候補としてご検討ください。
  ・生涯学習担当の方々:日本史講座・研修会にご利用ください。


                      
岩田書院   2006年5月発行  並製本
                    202ページ  価格:2000円(税抜き)
 
              
                     
                           
 <目次> ※赤字はホームページに載せていないもの

                  
○原始・古代
                      1 縄文人と弥生人−日本人のルーツをたどる−
                      
2 天皇家の系譜と大和政権
                      3 聖徳太子の実像に迫る
                      
4 律令官人の悲哀
                      5 藤原道長の悩み
                  ○中世
                      6 鎌倉幕府の成立はいつか?−1192年は誤り!?−
                      7 元寇失敗の背景
                      
8 山内経之の苦闘−戦乱の時代に生きた地方武士−
                      
9 金権体質だった(?)室町幕府
                     10 長篠の戦い−信長勝利の背景をさぐる−
                  ○近世
                     11 「鎖国」とは「開国」だった!?
                     12 江戸時代は環境破壊の始まり!?
                     13 大名にとって参勤交代とは?
                     14 江戸時代の百姓は本当に貧しかったのか?
                     15 江戸幕府の法は、農民がつくらせた!?
                     16 ペリーが日本に来たわけ
                     
17 江戸時代に始まった近代医療
                  ○近現代
                     18 日清戦争−列強の思惑と日本の政略−
                     19 日露戦争「勝利」の背景
                     20 ワシントン体制と日本
                     21 アジア・太平洋戦争への道
                     22 戦前も象徴天皇制だった!?
                  ○教師のためのページ
                      1 教材づくりの方法
                      2 発問を中心とした授業構成
                      3 授業の実践方法−グループによる発言競争−
                      4 よりよい歴史教育をめざして                 
    

  
◎正誤表(2刷では直っています。初版をお持ちの方、すみません、下記のように直してください)

          該  当  箇  所  「    」  訂 正 内 容 「    」
14 表の43 元明(略) 41の「弟」 41の「妹」
14 表の44 元正(略) 42の「兄」 42の「姉」
18 (下から3行目)「4」世紀後半 「3」世紀
101 表 18「47」年頃 18「74」年頃
114 (下から6行目)「5」反の水田を所有 「約8」反
153 (15行目)当時の日本の国家予算は約8000万円(?)で「すから」 「すから」の部分を削る
158 (下から7行目)類例「を」ない 類例「の」ない
186 (下から1行目)・7月「22」日 ・7月「27」日
187 (上から2行目)を決定、新聞には を決定、「翌日の」新聞には

  ☆書評:森山豊明氏(青森県の高校日本史教師)のホームページに掲載されています
        『歴文だより』(栃木県歴史文化研究会)61号に川田純之氏が新刊として紹介してくださいました。 
        『千葉史学』49号に加藤公明先生が新刊紹介の形で文章を寄せてくださいました。
        『地方史研究』235号に藤野敦氏が書評・紹介を書いてくださいました。
        『歴史学研究』827号に清水亮氏が紹介文を書いてくださいました。
         これらの書評・紹介文は
岩田書院のホームページで読むことができます。
        『歴史評論』706号に會田康範氏が紹介してくださいました。 



                     『東国守護の歴史的特質』

 ◎十数年来発表してきた中世東国守護に関する拙論に、新たに数編を加えて、1冊の本にまとめました。
   従来の拙論に一部修正を施し、特に発表年の古い小山氏に関する部分は、新たな史料も加えて大幅
   に書き改めました。一応研究書ということですので、大変高価なものとなってしまいましたが、もしご関心
   のある方はご購読下さればと存じます。あるいは地元公立図書館などに購入をリクエストしていただけれ
   ば幸いです。

                     岩田書院    2001年11月発刊
                   492ページ    価格:9900円(税抜き) 
 <岩田書院ホームページへ>

                  

                    <目次と要旨>  ※赤字は新稿

           序章−問題の所在
  

 
        第1編 東国守護の淵源
           第1章 小山政光の立場
           第2章 鎌倉初期における守護の類型化
   
 
        第2編 下野守護小山氏
           第1章 南北朝期における小山氏の動向
            第2章 小山氏の守護職権の特質
 
          補論 小山義政の乱に至る小山氏・宇都宮氏の関係
           第3章 小山義政の乱後における下野支配の特質
 
 
        第3編 南北朝・室町前期の東国守護
           第1章 常陸国における守護及び旧族領主の存在形態
            
補論 上杉憲顕常陸分郡守護の可能性−伊藤喜良説の再検討
           第2章 千葉氏の下総支配の特質
 
          第3章 甲斐守護についての二、三の問題
           第4章 上総守護の任免状況とその背景
            
第5章 伊豆守護代祐禅
           第6章 上杉氏の上野支配の特質
           第7章 武蔵武士と守護
           第8章 安房守護と結城氏の補任
            第9章 相模守護の特質
   
           
第4編 鎌倉府軍事体制と東国守護 
           第1章 南北朝前期
            
第2章 南北朝後期

           
終章
                                                   
  
★なお、小国浩寿氏による拙著の書評が『千葉史学』40号(2002年5月)に、阿部哲人氏によるものが
   『日本歴史』655号(2002年12月)に、峰岸純夫先生によるものが『歴史学研究』773号(2003年3月)
   に、江田郁夫氏によるものが『歴史と文化』12号(2003年8月)にそれぞれ掲載されていますが、これら
   は
岩田書院のホームページで読むことができます。

               
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