は行
(注----が行の鼻濁音は(鼻)、その他は濁音)                        トップさもどる
大 子 弁 標準語(意味) 使    用    例
はあ はや,もう バスは、はあ、来っころだけどな
ぱー(ぱった) メンコ 子供のときはよくパー打ちとベーゴマをやったっけなぁ
ぱーたれる 壊れる おれげの耕耘機とうとうぱーたれっちゃった
ばあし ばかり 買ったばあしなのにもう壊れちゃった
はいぼ 山菜のあくだしは、はいぼをかけてお湯をかけんだぞ
はえる 生まれる コトコンポ(おたまじゃくし)がずいぶんはえたわ
はかいく はかどる、消費する 子供が多いから米がはかいくわ
はかでねえ 要領が悪い ったくおめえときたら何やってもはかでねえんだから
ばかめえす 馬鹿なこと と東京にいっときは、ばかめえすばかりやってたな
はぎる(鼻) 切る そんなぼさぼさ頭、床屋へ行ってはぎってこー
はくそ 歯垢 バチメに刺されたときは、はくそを付けんだぞ
はぐる(鼻) 〜し損なう 死にはぐった。お昼を食べはぐった。など
はけご(鼻) 小さい籠 秋んなったらはけご下げて、キノコ取りに行くべ
ぱしぱしする 気が利く 嫁さんにするんならぱしぱししてんのが良いぞ
はしゃぐ(鼻) かわく 熱があんもんで,唇がはしゃいでしょうがねぇ
はしやすめ おかず はしやすめに漬け物でもどうぞ
はすっぱ ななめ 門松は竹をはすっぱに切んねげだめだぞ
はぜ 稲架棒 そろそろ色付いてきたからはぜっ架けの準備すっぺ
はそんする 修理する 耕耘機ははそんしてから使うべ
はたく たたく おっかーにはたかれて、いたかった
はだつ はじまる 今年も久慈川に、シガが流れはだったわー。
はつかしい 恥ずかしい 今日は好きな人の前で転んではつかしかった
ぱっかだ(か) 固い 今日は寒いなあ、外のバケツが、ぱっかだに凍ったぞ
ぱっかちか 固い 今日は寒いなあ、外のバケツが、ぱっかちかに凍ったぞ(とも言う)
ばっくち 隙間 鉈でひざっかぶ、ばっくちあくほど切っちゃった
ばっち 末っ子 ○○さんとこのばっちっこは、東大はいったんだど
ばっちがみ 火薬 運動会でばっちがみ鉄砲買ってもらうんだ
ばっちのばけぞう 末っ子の甘えん坊 ばっちっ子はばっちのばけぞうだかんな
ぱっつら きつい あれー?、この服ぱっつらになっちゃった。
はっつぐ 張り付く 火傷したらジャガイモすってはっつけどけば直っと
はって おだがけ 山さ行って、はって杭切ってくっぺ
はなえる 準備する そろそろ田圃をはなえっぺ
はなぐら(鼻) いびき 夕べは父ちゃんのはなぐらがうっさくて、眠れなかった
はぬかり にちゃにちゃする このウドンは、はぬかりして美味くねえ
はねっぱ 飛び石 はねっぱは注意しないと、おっこちっど
はや もう 今ごろ来たってはや食べちゃったぞ
はらくじい 腹一杯 ラーメンとカツ丼と餃子食ったら、さすがにはらくじい
はらっぴり 下痢 ゆんべ飲み過ぎて、今日ははらっぴりがおさまんねぇ
はらっぺらし 空腹 あいつは何時でもはらっぺらししてっかんな
はりこむ 一生懸命 父ちゃんが病気だもの、はりこんで田圃やるしかあんめえ
はやつけぎ(鼻) マッチ おふかし貰ったから、お礼にハヤツケギ重箱に入れて返すべ
ばんぎ 桟橋 ばんぎは注意して渡れよ
ばんげ(鼻) 夕食 今日のばんげのおかずはなんだっぺ
はんだい 飯桶 お昼にすっからはんだいもってこー
ひーふけねぇ はかどらない そんな仕事に半日かかるなんて、ひーふけねぇ野郎だな
ひける 終わる 会議がひけだら、一杯飲みにいくべ
ひざっかぶ 膝小僧 転んでひざっかぶ怪我しちゃった
ひじっこぎ(鼻) ひじっこぎぶっつけっちゃったら、手の先までしびれた
ひしぐ(鼻) 押し出す ニキビをひしぐと、後にのこっぞ
ぴしゃぐ(鼻) ひしゃぐ 木を切ってるそばにいっと、ぴしゃがれっと
びしょっけ びしょ濡れ 急の雨でびしょっけになっちゃった
ひすぱる しなびる 風船買ってきたっけ、一晩でひすぱっちゃった
ひた 乾いた 今年は天気がいいもんで,梅干しよーくひたわ
ひだりっこぎ 左利き ひだりっこぎで投げたボールは打ちづらい
ひっきら しょっちゅう あいつはおめえに気があるとみえて、ひっきら訪ねてくるぞ
ひっくらす なぐる そんなことばっかしやってっと、ひっくらすぞ
ひっくりげぇっちょ 裏返し ひっくりげぇっちょに着物着てっと、雨ふっつぉ
ひっけえす ひっくりかえす ああご(カジカの卵)は石をひっけえして取んだぞ
ひっこがす(鼻) くじく あすこの坂で、足ひっこがしちゃった
びっこたっこ ちぐはぐ 慌ててるからって靴下をびっこたっこに履いてるんじゃねえ
ひったざね 持ち上がらない この袋重くてひったざねえ
ぴったらっこい ひらたい 水切りはぴったらっこい石の方がうまくいくぞ
ひって 干して 蕎麦はよーくひってから、たたかなきゃだめだぞ
ひっとく 紐解く 靴紐はひっとげねように結ぶんだぞ
ひっぱいる 配る 今年は世話人だもんで、お札ひっぱいるよーだ
ひっぱぐ(鼻) 剥ぐ いつまでも寝てっと、布団ひっぱぐぞ
ひっぱり 親戚 あれは、おれげのひっぱりだ。
ひっぴぐ ひきぬく 庭の草ひっぴいどけッ!
ひっぺがす 引き剥がす 早く起きねえど布団ひっぺがすぞ
ひとげ(鼻) 人の家、自分の家 ひとげさ来て、一杯も飲まねで帰るっちゃあんめえ
ひとげ 一食分 母ちゃんいねえっちから、ひとげ持ってってやれ
ひとさっぱ 一切れ その沢庵うまそうだから、ひとさっぱくれでみろ
ひとっきり 一時 忙しいのは春秋のひとっきりだな
ひとっつも ぜんぜん 俺下の息子は算数ひとっつも出来ねえんだも、やんなっちゃうよ
ひとんじ 一人で あの子は強いわ、夜ひとんじトイレいくってんだから
ひのめえ 午前中 これっくらいならひのめえで終わっぺ
ひぬき 杉の花粉が納まったから、今度はひぬきだな
ひひて 終日 源じいは、ひひてひなたぼっこしってっぞ
ひぼ 犬めは、ひぼで縛っておいてくれ。
ひもろ 火室 ひむろだねぇげ、こんにゃくは冬こさねべ
ひゃくもしねえ どうしようもない そうだの貰っても、ひゃくもしねえ
ひゃくひろ 隣のばっぱさんはひゅくひろがわるいんだって
ひやす 沈める 沢の水に西瓜をひやしておくべ
ひゃっけ 冷たい ひゃっけなあ、水掛けねでくれよ
ひょげでる(鼻) ふざけてる いつまでもひょげでねえで早く仕事しろ(上金沢 吉成さんより)
ひょごる(鼻) 噴出す ○○さんは酔っ払って、しょんべんひょごってんだも、やんなるよ
ひょっこめ ひよこ 夜店できれいな色のひょっこめ買ってきたら、しろくなっちゃった
ひょひとり 表皮とり 寒い日のひょひとりはやだったなぁ
ひょろいも きぬかつぎ こじはんにひょろいも食うべ
ひらう 拾う 昨日十円ひらった
びりくむ おちめ あの会社は何やってびりぐんだんだって?
びりっけつ ラスト おらぁ、何時も運動会はびりっけつだった
びるめ ヒル 田圃にはだしで入ってたら、ビルメに食われちゃった
ひわすら 火遊び 絶対ひわすらだけはすんなよ
びんこ もみあげ 尾崎紀世彦はびんこが長いんだぞ
ひん曲げる(鼻) 曲げる あの外人さんは、針金ひん曲げてなにっか作んの上手いんだ
ひんぬぐ 引き抜く あの杭は邪魔だからひんぬいでくれ
ひんねじる ねじる サツキの枝少しひんねじっておくと、芽が吹ふくぞ
ひんねじくれる まがる あいつの気持ちはひんねじくれてっから、仲良くすんな
ひんむく 剥ぐ 早く起きねぇーと、布団ひんむくぞ
ひんもぎる(鼻) もぎる ボタン、ひんもぎられっちゃった
ぶーざける 寒くて丸まる 寒いからってぶーざけてんじゃねぇぞ
ふかんぼ 深場 あそこのふかんぼは気をつけろよ
ぶきっちょ 不器用 俺げの息子はぶきっちょだからだめだ
ふっきっつぁらし 吹きさらし ふきっつぁらしにユズを植えてもダメだぞ
ふきんじょ(ちょ) ふきのとう ふきんじょは蕗味噌にして食うとうまいなぁ
ふくしい 裕福 あそこはふくしい様だから、いっぱい寄付して貰うべ
ふぐす(鼻) ほぐす セーターふぐして、編み直すべ
ふけさめ おてんきや あの人はふけさめがあっから、注意しろ
ふける 腐る 床の間の床がシロアリでふけっちゃた
ふじく 不成就日 今日はふじくだから種まきはやめっぺ
ぶちかる すわる みんな働いてんのに、何ひとりぶちかってんだ?
ぶちぬき そっくり ○○ちゃんは親父にぶちぬきだなあ
ぶちまぜる 混ぜる 残りもん全部ぶちまぜて鍋にすっと美味いぞ
ぶちまわす なぐる ばかめえすしてっとぶちまわすぞ
ぶちる 斑になる 下手に染めっとぶちっちまうぞ
ぶつ 催す(行う) 今年は金が無くて、正月ぶてねぇ
ぶっかく 割る ウイスキー飲むんだから、氷ぶっかいてくれ
ふっかけ にわか雪 今日はふっかけて少し白くなった
ぶっきる 切る 転んだら額ぶっきっちゃって、3針縫われた
ぶっきょる 折る 桜の枝をぶっきょったのは誰だ?
ぶっくらす 打つ、なぐる ふざけてっと、ぶっくらすど
ぶっけえる 倒れる お父ちゃんが仕事場でぶっけえちゃって入院したんだ
ぶっこまる 埋まる 田んぼに車がぶっこまっちゃって、あがんなくなっちゃった
ふったかる 火がつく 朝起きたら、まず火をふったけろ
ふったかる 繁盛する ○○さんはあの仕事でふったかたんだ
ぶったす 足す すいひろの薪、足たんなくなりそうだからぶったしといてくれ
ぶっちげぇ(鼻) 互い違い 藁はぶっちげぇにまるくんだぞ
ぶっちめる しめる、はさむ とぼー閉めっぺどおもったら、指ぶっちめっちゃった
ぶっちゃす 壊す ブラウン管はぶっちゃすと危ねえぞ
ぶっちょる 折る 植木をぶっちょったら承知しねぇぞ
ぶっちらかす 散らす オモチャぶっちらかしてっと、ぶんなげっちゃう(捨てる)ぞ
ぶっつぁける 破裂する そーだに空気入れたら、ぶっつぁけっちまうど
ふっつぉ 降るぞ 明日は台風がくっから、雨がふっつぉ
ぶっとおす 通す 安いテントでは雨がぶっとおしてだめだ
ふっとばす とばす 免許取ってもふっとばすんじゃねえぞ
ぶっぱぎ(鼻) 最後 ぶっぱぎだからって、遠慮しねぇでくっちめぇ
ふっぱぐ(鼻) 剥ぐ マルチしたのにふっぱがれっちゃった
ふるしき 風呂敷 ふるしき忘れねぇで持って帰んだぞ
ふんごみ(鼻) 踏み込み ふんごみになってんだから、そのまま入っておごれ
ふんじめる 踏みしめる 人参は良くふんじめたとこへ蒔くと生えるぞ
ふんじゃす 踏み潰す おもちゃ片付けねぇと、ふんじゃっしまうぞ
ふんじゃらす ふみあらす 今年の蕎麦は、いのししにふんじゃらされちゃってだめだった
ぶんどいろ ぶどういろ 水浴びばっかしってと、唇ぶんどいろになっちゃうぞ
ぶんなげる(鼻) なげる、捨てる おもちゃ片付けておかねえと、全部ぶんなげっちまうぞ
ぶんぬける ぬける 紙袋に米入れてきたら、ぶんぬけっちゃって参った
ふんぬく 踏み抜く 便所の板ふんぬいちゃって、やんなっちゃったよ
ぶんのまる うまる 山さ行ったら、タイヤがぶんのまっちゃっていんがみた
ふんのぼる 踏む 犬めの糞、ふんのぼっちゃった
ぶんまける あける 雑巾洗ったら、外さバケツぶんまけてこぉー
ぶんまわす まわす 舵を切ったら耕運機にぶんまわされちゃって危なかった
ぶんめぐす まわす そうだに行かねで、車をぶんめぐしてかえってこぉー
べぇーさらう 奪い合う こらー、べぇーさらわねーでわけっこしろ
へがす(鼻) はがす タケノコのかーぺ、へがしとけッ
へごたご(鼻) くねくね 並ぶときはへごたごに並ばねえで、まっすぐに並ぶんだぞ
へだげに(鼻) うかつに あの人にはへだげに言うと、後が怖いぞ
へだすっと もしかすると あの山ではへだすっと、熊に遭うかもしんねぇぞ
へだっかす 下手 あのへだっかすに、そーだのは出来っこあんめえ
へでなし いい加減 そーだへでなしばかりかたってねーで、早くやれ。
へでもねえ わけない そなっくれえのことなら、へでもねえ
へんかかえす いいわけする おれげのでれすけはへんかかえしてばかりいてしようがねえ
べんぞう 子供の泣きそうな顔 ○○ちゃん、あらら、べんぞうして、痛かった?
ほーだに そんなに ほーだに遊んでばかりいっと、勉強できなくなっと。
ほーたんぼ ホッペタ(頬) 虫歯でほーたんぼ、こんなに腫れちゃった
ぼーでんき 懐中電気 暗いから、行くときは棒電気持ってけ
ほうけ そうですか ほうけ、んじゃダメでもしゃーあんめぇ
ぼうっぱな 太い鼻汁 最近はぼうっぱなたらしてる子供は見ねぇな
ほうどし イワシ 年取りにはほうどしの頭かざんだぞ
ほうほうねぇ どうしようもない こんなのもわかんねぇのか、ほうほうねぇな
ほうろく なくす 鍵をどっかにほおろっちゃって、家に入れねぇ(益子さんより)
ほきる はえる 今年のなっぱはよくほきた。
ぼさ やぶ 土手のぼさんなかに、みそざざいがいっつぉ
ぼしゃっけぇ ずぶ濡れ そんなにぼしゃっけぇになって、風邪引くぞ
ほそび ほくろ 口の傍にほそびがあんのは、イロっぽいな
ほそんぼ 細い棒 はって杭にすっから、ほそんぼ切ってこい
ぼっこす 壊す 貸してはやっけど、ぼっこすんじゃねえぞ
ぼっこれ こわれた このぼっこれバイクめッ!エンジンが掛んなくなっちゃった
ぼっち ひとかたまりずつのもの このうどんうめーから、あと一ぼっちいれてくれ
ぼっとすると ひょっとすると ぼっとすっと先生くっかもしんねーから、準備しておくべ
ほっとれ 産卵で弱った魚 ほっとれは食ってもうまかねえぞ
ほっぽる 放る 駄々こねて泣いていんだから、ほっぽっとけ
ほどんと ほとんど あの人は鍋一杯、ほどんと一人で食っちゃった
ほに そういえば ほに、そんな事言ったっけ
ほまち 余録 婆ちゃんのほまち仕事に、柿剥きたのんべ
ほれみろ それ見ろ ほれみろ、言ったとおりになったっぺ
ほろすけ 裏の山で今夜もほろすけ、鳴いてるわ
ぼんくりんこ ぶつかる 自転車でぼんくりんこして、足いたくしちゃった
ほんこ 本番 今度の勝負はほんこでやっぺ。 反対は「うそっこ」
ほんしこう 本物 チャーシューを手作りするなんて、ほんしこうだなぁ
ほんじゃ それじゃ なにーッ!忘れたーッ、ほんじゃ帰れッ!!
ぼんちゃま 突起 キピチョのぼんちゃまが取れっちゃて蓋がとれねぇ
ほんなげる(鼻) ほおり投げる 片付けておかねえと、教科書でもほんなげっちゃうぞ

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