☆0011がやってきた!・・・・強いぞ!004


0011がやって来た。005と008が戦闘不能となったが、002と004の連携プレーによって
何とか倒す寸前までいく。
チャッと004はスーパーガンを構え、0011に訊く。
「1つ訊きたいことがある・・・以下略。」
「早ッ。」(002)
0011が律儀に答えだす。そして最後にこう言った。
「お前なら、わかるだろう?」
「全然。」
004は即答した。某和イスキーみたいだ。
「お、おい。」(002)
「確かに俺は、仲間内で1番生身が少ない。しかし、人型だし。」
「・・・・・・・・・・・。」
「別に丸い体じゃないし、黒光りしてないし、手足だってそんなにニォーンと何本もないし。」
「・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・。」(002)
「目らしきトコからビームも出ない。それに・・・・・。」
言いかけた時・・・
「うわあああああああああああああん!」
0011は身体を大きく揺さぶった。当然、崖は崩れ落ちていく。落ちていく0011を見ながら、004
はボソッと言った。
「何だ?話の途中なのに・・・・。せちがらい奴だったな。」
「・・・・・・・・あんた、本当に自覚ないのか?」(002)
「エッ?何がだ?」
「良いよ、何でもない。帰ろうか004。」(002)
「変な奴だな・・・・・。」


★いつも、振り回されてアワアワしている004を強くしてみました。つーか、性格悪くなってしまい
ました。002に対しては、私の004は強気気味ですね。


☆0011がやってきた!・・・・強いぞ!004その2


夕暮れ。002が004の所にやってくる。
「何故、止めた?同情したのか?自分と同じだって。」
004は002を振り返る。
「・・・・・・・・・・・・・・・。」
「おい、なんとか言えよ。」
「実は・・・あの時少し居眠りをしてしまってな。0011が言ってたこと、聞いてないんだ。」
「・・・・・・・・・・・・・・・。」
「で、あいつ、何て言ってた?」
「・・・・・・・・・・・・・・・。」
「002?」
「・・・・・・・・・・・・・・・。」
「おい?何、固まってるんだ?」
「・・・・・・・・・・・・・・・。」
「おーい?」
0011に心から同情してしまう、002であった。

★今度は、天然ボケになってしまいました。0011も可哀想ですが、002も可哀想ですね・・・。
0011の台詞の後、固まってしまったように動かない004を見て思いつきました。009があそこ
にいたら、どういう態度をとったでしょうか。



☆0011がやってきた!・・・・毒ってなんだ?


唐突だが、0011の降らせた雨は毒の雨だった。0010の時とはまた違った意味で倒れていく仲間
達。良く倒れる人々だ。再び現れた0011を向かえうったのは、002。何だか、自分からビームに
撃たれたような気がするが、とりあえず気にしない気にしない。一休み一休み(古っ)。したわけではな
いが、倒れた002を009が助ける・・・ものの毒が回ってさあ大変。呻いていると1人ピンピンし
ている004が、現れた。様子のおかしい009を見て004が1言。
「どうした?009?」
本人、喋れないので002が答える。
「毒が回ってきたな・・・。」
「何?」
「さっき浴びた雨だ!あれに身体を麻痺させる毒液が!」
「・・・・・・・・・・・・・。」
「どうした004?」
「いや・・・俺達半分以上機械だろ?そーいった類のものは、効かないんじゃないかと思って・・・。」
「そーいやそうかも・・・って、今大ピンチなんですが。」
「脳に作用するってことなのかな。」
「い、いや・・・早く0011をなんとかせんと009死にますよ?」
「俺、毒物ってあんまり知らないしなあ。機械にも効く毒ってなんだろう?」
「あ、あの004さん?」
くるりと002の呼びかけを無視(したわけでもないのだが)して、004は0011に訊ねる。
「キンチョールと同じようなもんなのか?」
「ウィーン、ウィーン」(コンピューター作動中)
「そりゃ殺虫剤だ!俺達、害虫か?」
「ぬう、ならゴキ○リホイホイ。」
「ウィーン、ウィーン」(コンピューター作動中)
「引っ付いてない!」
「うーん、あとは・・・」
「ウィーン、ウィーン」(コンピューター作動中)
「おーい!009が三途の川渡りきっちゃうぞー!」
”ふふふ、そんなお茶目な君が大好きさ004”
くるくる目をまわしながら009はますます004が好きになった。

★単に、私が不思議と思ったことを代弁してもらいました。あんまり機械に毒って効かないと思うんで
すが・・・。所詮、理科・科学が大きく苦手な女の戯言です。毒の存在を知ってから、苦しみだす00
4。精神の問題もあり?


☆0012にやってきた!

「007、後生だ。一緒に行ってくれ。」
「その台詞は、本日2回目だ。我輩は、1回目は後生をきいただろう?」
004が、007に手を合わせて懇願している。顔が必死だ。007の方は苦虫を噛み締め過ぎた様な
顔をしている。
「頼む!009と2人きりで行くなんて、狼の口の中に飛び込むようなもんだ。」
「しかしなあ、昼間お前さんと009と一緒に行った時、009が我輩を睨んでいたし・・・。我輩は
命が惜しいぞ。」
007としても、004を助けてやりたいのだが009の恨みを買うのも怖い。なんせ、相手は最新型
だ。加速装置だって標準装備している。狙われたら、命が無い。今迄004に懇願されて、トコトコ
ついて行っていた。その度に・・・密かに009が不機嫌だったのだ。表向きは平然としていたが、こち
とら役者だ。隠された感情などお見通しなのだ。
「あV004、行くよ?」
009が戦闘服に着替えて、ヒョッコリ顔をだした。つかつかと近寄って、004の右腕に自分の腕を
絡ませて笑う。そのまま、ずるずると引きずって行く。
「007!行くぞ!」
「げっ!?」
004の叫びに、009がくるうりと007の方を向く。・・・・・目が笑ってない。目に”邪魔すん
な”と書いてある。思わず硬直してしまう007。それをどうとったのか知らないが、009は再び0
04を引きずって行く。
「007−−−−!!!」
「わかった、わかった。我輩が004と009の間に入ってやるとしよう。・・・我輩の余命はどのく
らいなんだろうな・・・。」
004の必死の声に007は溜息と共に、歩き出した。

★ブツブツ文句言ってるわりには、ちゃーんとついて来ている007。まあ、009と2人きり、しか
も夜。無人に近い館・・・。004が何されるかわからない気がぎゅんぎゅん致します。だから、頼む
方も必死。でも優しいなあ007。



☆0012にやってきた!・・・・その2


コズミ博士を探して、昼間訪ねたあからさまに怪しい洋館に忍び込んだ004・007・009のトリオ。
2人は忍び込む気マンマンだが、007は難色を示した。それ以前に、犯罪です。
「おい、本当に忍び込む気かよ?」
そう言う007に004が答えた。
「ああ、あの女は1人だと言っていたがどうも怪しい。」
「断定する理由は?」
「あんなカビ臭い紅茶は、飲んだことがないからだ。」
「えっ!?」
突然困惑した声を出して、009がピタリと止まる。004は振り向かれて、ん!?とばかりに傾げる。
「そうだったのか?僕、気が付かなかったよ・・・・。」
「・・・・・・・我輩もだ。」
「おいおい、紅茶の国の奴が何言ってんだよ?あんなの出す女はいないぞ。」
「知らなかった・・・。てっきり、背後からの変な視線を調べに行くんだと思ってたし・・。」
「そうなのか?」
「そうなのかって、004・・・。」
仲間とはいえ、意思疎通は難しい。つーか、相談してから来ましょう。0012困ってますよ。

★今回004が天然ボケしたおしですね。009が白っぽい・・・。いつから、あそこに0012がい
たか全然知りませんが、長い年月であれば紅茶だってカビると思うんですけど。そう考えると水だって
最初から紅茶色だったのかも(ヒィィィィ)




☆「機械仕掛けの心臓」より

「知らなかったよ、アルがロリコンだっただなんて。」
「藪から棒に失礼な奴だな、別に俺はロリコンなんかじゃないぞ。失敬な。それより重いから、背中から
どいてくれ。」
突然009がそう言いながら、004の背中に凭れ掛かってきた。しかも、前にまわした腕に力が込め
られる。
「この前、小学生の女の子の所にお泊りしただろう?」
「えっ!?」
「しかも・・・迫られて・・・。」
「何もしてないぞ!」
「うーそつけー。僕にはしてくれないくせに、その子にちゅーしてたクセに・・・。」
ガビン!
誰にも話していないのに、何で知ってるんだと004は大混乱になる。1番秘密にしていたはずの009
が何故知っているのか・・・。
「な・・・・何で知ってるんだよ・・・・。」
震える声で、004は尋ねた。
「そんなもん、この前のメンテナンスの時にギルモア博士にも内緒でアルの身体に、超小型カメラと盗
聴器を埋め込んだに決まってるじゃん。」
爽やかに笑いながら、ど畜生な事を009は言ってのけた。
「なにー!どこにだー!!」
004は大騒ぎだ。まあ、当たり前だろう。
「内緒。」
「こんの・・・・外道が・・・・。」
「いやだなあ、そんなに褒めてくれちゃうなんて。」
「褒めてない!」
「まあまあ、良いから。これから、浮気したお仕置きをしちゃおうーっと。」
ズルズルと009は004を引きずっていく。
「わー!詐欺だー!」
ジタバタしながら004は009と共に、009の部屋に消えていった。合掌。

★最後はいつもの通りのノリです。009が完璧にストーカーになってますね。良い子は真似しないで
くださいね。メンテナンスした時にギルモア博士の目を盗むなんて、私の009じゃ朝飯前です。ここ
が002との違いですかね。
戻る