七夕の夜

       「ねえアル、今日は何の日だか知ってる?」
       009がいきなり尋ねてくる。004は、読んでいた新聞から目を上げてはて、とばかりに首を傾げた。
       「7月7日だろ、それがどうした?」
       そう答えると、009は嬉しかったらしい。うんうん、と何度も満足げに繰り返し頷いた。
       「張々湖から聞いてない?今日は何の日だか。」
       眉を寄せて上を向き、004はなにやら考え込んでいた・・・・が力なくふるふると首を横に振った。
       「いいや、別になにも聞いてないなあ。なにかあるのか?・・・・お前が言うってことはなにやらイベ
        ント関係か?」
       「大あったり〜♪」
       009はそれこそ笑顔満載で、上機嫌だった。
       「んで、今日は何があるんだ?」
       「うん。今日はね、七夕の日なんだよ。」
       「タナ・・・・バ・・・・タ?」
       「そう、七の夕って書いて七夕っていうんだよ。」
       「へえ、興味出てきたな。それ教えてくれないか?」
       004は元来イベントには疎いのだが、好奇心は強い。嬉々として009に尋ねてくる。009も嬉そ
       うに、頷いた。
       「もっちろんだよ!・・・・まあ僕の知識といっても、一般レベルだから真面目な話そう詳しく知って
        いるわけでもないんだけどね。」
       「ああ、それで構わない。・・・・ただ・・・・・・。」
       「ただ?」
       「なにか企んでないか、お前。今迄の経験上お前と一緒に過ごしたイベント絡みで、俺はロクでもない
        目に合わされてきたから。」
       004がジト目で睨んでくるのに、009はアッサリと答えた。それこそ飄々とした表情で。
       「やだなあ、そりゃちょっぴりだけ企んでるけど疑われるのは心外だな。」
       「やっぱり企んでるんかい!?」
       「ちょっぴりだけだってば。そんなに警戒しないでよ。」
       「するわ、お馬鹿が!これだけの苦い体験させておいて、なにがちょっぴりだ!」
       ガタン、と004は慌てて立ち上がった。のを009は004の左腕を引っ掴み、全体重をかけてきた。
       「お、重い!離せよジョー!腕が抜ける!」
       「じゃ、座ってよ。」
       「断固拒否。」
       「あ、そう。じゃあこーしよーかなー?(なにやら空いた手でさわさわ)」
       「ちょっ・・止めろって。」
       「座ってくれたら止めてあげる。」
       「いやそれは・・・・。」
       「別にいーけど・・・・さあ?(さわさわ)」
       上目使いで、ニヤリと笑いながら009はさわさわしている。このままほっておけば、なにやら大事な
       ことが起きそうな気がして004は青ざめた。これは推測ではなく、確信だったのが情けない。
       「わかった・・・座るから。」
       「そーこなくっちゃ!!!!」
       004が座り直した途端、逃がさないよ〜♪とばかりに009が腕を絡めてくる。
       「で、なんの話だったっけ?」
       「七夕とやらの話だろ?自分で振っといて忘れんな。」
       「あ、そうだったねえ。うん、これは中国の民話らしいんだけどさ・・・・・。」
       009が織姫と彦星の話を始めた。意外にも真面目な話に驚きながらも、耳を傾ける004であった。
       ・・・・・・・織姫と彦星の2人に、何気なくヒルダと自分を重ねながら。
       (って、何黄昏てるんだ俺はっ!)
       不意に正気に戻り、004は真っ赤になった。現実主義者の自分がやってしまったことが、例え誰にも
       知られなくても004は恥ずかしかったのである。モチロン流石の009もそのことには気がつかない。
       不思議そうな顔で、004の顔を覗き込んでくる。
       「どしたの、アル?」
       「えっ、あ・・・いや・・・・何でもない。」
       「そう?何でも無い割りには顔、真っ赤だよ。」
       「本当に、なんでもないんだ・・・・。」
       004のしどろもどろの返答に、009はふーんと首を傾げたが何やらピンとくるものがあったのだろ
       う。悪戯っ子のような顔をして、ニヤリと笑う。
       「分かった・・・・。」
       「は、何が?」
       「織姫と彦星に自分と・・・・・ヒルダさん重ねてたんだろ?」
       004は、咄嗟に嘘がつけない性分だ。30年生きた経験はそこには注がれなかったらしく、更に真っ
       赤になったあと、器用にも真っ青になった。
       「器用だねえ、アルってば。やっぱり当ってたか〜。」
       「何で、分かるんだよお前に!?」
       そりゃ君が男女の恋愛感情で考えるのは、ヒルダさんしかいないだろーがと009は心の中で呟いた。
       そういう意味では004の思考を追うのは、しごく簡単なのだ。009は孤児院という他人の気持ちに
       敏感でなければやっていけない場所の育ちである。鈍感な方がおかしいのだ。
       「国家もとい、僕機密v」
       にっこり笑って、そう告げれば004は困惑した表情で009を見る。これ以上、004で遊んでても
       004の機嫌が悪くなることを悟って009は話を進めることにした。
       「まあ、良いや。でさ、これからが本番なんだよ。」
       「本番?」
       「うん、本場の中国でやっているのかどうかは知らないんだけどさ。日本じゃ竹を切ってきて、その枝
        にお願い事を書いた短冊っていう紙をつけるんだ。」
       「へえ?願い事を・・・ねえ。・・・・何でだ?」
       「本当に効き目があるわけでもないんだけど、そうして川に流すとお願い事が叶うんだ。」
       「ふーん、で?」
       何やら先がありそうだと判断して、004は先を促した。・・・・大体の予想はしていたのだが。
       「やろうよ、七夕vねv」
       やっぱりなあ、と心の中で溜息をついて004は目をキラキラさせている009を見た。
       「でも竹やら短冊やらは用意してあるのか?」
       「ないよ。」
       「・・・・・・・・・・。」
       「だから、これから竹を切りに行くの。」
       「俺とお前で?」
       「そう、僕とアルだけでね。」
       「そんなことしたら、フランソワーズが私もやりたかったって拗ねないか?」
       004は、意外と009と同じくイベント好きな金髪の少女を思い浮かべる。彼女の場合、そのイベン
       ト好きに巻き込まれるのは決まって002なのだが。本音は004も巻き込みたいらしいが、それは0
       09が阻止しているらしい。その003は今、ギルモア博士のお供でアメリカへ行っている。お供3割
       ジェットに会うのが7割らしい。もっともギルモア博士は論文などにかかってしまうと、お供はほっぽ
       り出されてしまうので、丁度良いのだ。
       「大丈夫、ちゃんと自分の短冊は作っていったから。まあいつものことで、ジェットがこの前来た時に
        巻き込まれてなにやら必死で短冊を作ってたよ。」
       そこまで言って、思い出したのだろう。009はクスクスと笑って、言葉を続ける。
       「それから飾りもね。ジェットは料理とかはダメだけど、結構指先器用だろう?」
       「そーいえば、ハロウィンの南瓜のジャック・オ・ランタンはあいつが作ってたな。」
       「そう、だからフランソワーズが買ってきた”七夕の飾りの作り方”って本を片手に一生懸命作ってた
        なあ。」
       「そんなに難しいのか?」
       「いいや、でも結構いっぱい作ってたから。次の日、目が痛ぇって文句言ってたよ。」
       「で、フランソワーズが素直に喜んだのを見て、機嫌直したんだろ?」
       「あはは、やっぱり分かった?ちゃーんと綺麗に飾ってくれよって言って帰ってたよ。」
       「そうか。」
       「だからさ、裏の竹林で手ごろなの見つけといたから一緒に行ってよ。」
       流れるようにそう話を持っていかれたら、苦笑するしかない。004はああ良いぞ、と答える。
       「それに俺だったら、綺麗に切れるからな。それも見越して言ってるんだろう?」
       004の左手にある、レーザーナイフ。そしてそれを本当に、さり気なく使いこなしている004。0
       09は素直に、うんと言った。それが004にも良かったのだろう、笑って彼は立ち上がった。


       009が見つけてきたのは、結構小さめの竹だった。でっかい竹を切るのだろうと思っていた004は
       肩透かしを食らったのだが、これでいいじゃんと押し切られた。もとい004は七夕の笹を見たことが
       ないので、そんなもんかなと納得する。
       「ほ〜ら、やっぱりぴったりじゃないか。」
       得意げに言う009に、004はああそうだなと相槌をうった。002が作らされていたらしい飾りは
       折り紙で作られていた。鎖だったり”天の川”と書かれた短冊だったり、星だったりとバラエティ豊か
       なものだった。変なところにコダワリを持つ002が作ったこれらのものは、大変形が整っていて綺麗
       だった。
       「ほんと、変なトコこだわるよなジェットは。普段でもこのぐらいのコダワリって持って欲しいもんだ。」
       「あははは、まあねえ。コダワリっていうよりも、自分の得意分野では凝り性なんだよねえ。」
       きっと今頃、003とのデート中で派手にくしゃみを連発しているに違いない。そしてその002の力
       作は、今日切ってきた竹にピッタリと収まってしまった。
       「はい、これ。」
       「?折り紙?」
       「違うって、短冊だよ。これにお願い事書いてね。」
       「お願いごと・・・・ねえ?」
       「世界征服とか。」
       「それはお前だろ。ううむ、改めて考えるとなんかないなあ。」
       「世界征服なんてめんどうっちいのはやりたくないって。BGって何でそんな面倒なことしたがるのか
        なあ?不思議。」
       「確かになあ・・・ってそういう話じゃないだろう?願い・・・ごと・・・・。」
       004は生真面目にうーんうーんと唸っている。お願い事を書けと言われて此処まで悩む人間も珍しい。
       「ヒルダさんに会いたいって書けば?」
       「そんなん書いたら、ヒルダに笑われる。女々しいわねえってな。」
       「あらら、僕書いちゃったよ。ヒルダさんに会わせて下さいって。」
       「・・・・・・なにゆえ?」
       「ん〜僕はね、アルが普通の人間だった頃の話を聞きたいんだよ。アルってば、その頃の話ってあんま
        りしてくれないしさあ。」
       「・・・・・冷戦時代だぞ?あんまり聞いてたって面白くないだろう。」
       「そうでもないよ、やっぱり恋人の話は聞きたいよ。」
       「だーかーら、誰が恋人なんだ?」
       「もう、何回も言わせないでよ。アルが僕の。好意は素直に受け取ってね。」
       「お前の場合、統計的に好意よりも下心の方が抜きん出てるからなあ。」
       「わ、失礼な。好意があるから、下心もあるの。アルだってそうでしょ、違うとは言わせないからね。」
       「違・・・。」
       「言わせないってば。ほらさっさと書いてよ、もうすぐ出かけるんだから。」
       009にいきなりせっつかれ、004はあわあわと短冊に願い事を書き出した。


       何故か車に乗って(004は川もとい海に流すと思っていた)やってきたのは、小さな山の中の村だった。
       004は降りた途端、うええと言って座り込む。
       「大丈夫、アル?普段トラックの運転してる人が、車酔い起こすとはね〜?」
       009がその背中をさすってやると、004の身体が震えた。
       「ちょっと、擦るの止めてくれ。吐く・・・・。」
       「あそう?じゃ、凍らしたお茶があるから持ってくるよ、とはいってもちょっとしか溶けてないだろう
        けどないより良いよね。」
       「ううう・・・・・・。」
       009の予想通り、お茶は余り溶けてなかった。が、こういう時は冷たい水などを飲むと結構容態が良
       くなる。あるだけ紙コップに注いで、004に手渡した。
       「・・・・・お前、やたらめったらドリフトさせるの止めろって言っただろ?まったくカーブで、あん
        なに派手にドリフトしやがって。」
       「格好良いでしょ。」
       004の小言にケロンパと答えてくる009に、本気で殺気が漲った。でもすぐへろへろ〜となってし
       まう。しかし大分体調は良くなってきたらしい。
       「俺に天の川どころか、三途の川を見せるつもりだったんだろお前。」
       「わお、三途の川とは日本通だねアル。あ、運送会社じゃないよ?」
       009の本気か、わざとか分からないボケに突っ込む気にもなれず、004はお茶を飲み干した。
       「歩けそう?」
       「ああ、大丈夫だ。ドコ行くんだ?」
       「この村の川。」
       そう言って、009は004に右手を差し伸べる。普段なら無視して立ち上がる004ではあったが、
       今日はへばっているのもあって素直にその手を取る。・・・・ただし、額に縦皺が深く刻まれてはいた
       のだが・・・・・。


       浴衣を着た子供達が、細い田舎道を駆けていく。皆小さな竹に一杯の飾りをつけて、じゃれあうように
       笑う。そんな心和む光景に、004は優しい微笑みを浮かべた。
       「良いトコロだな。」
       「そうでしょ?僕、こういうトコ好きなんだよ。変に明かりもないし、静かで落ち着くし。」
       「お前、都会育ちだろ?虫とか怖いクチか?」
       「泣き虫だったけど、そういうのは平気だったよ。みみず持って行ったら、女の子に泣かれたこともあ
        るしね。アルこそ都会育ちでしょ?」
       「まあなあ。でもそこら辺で泥んこになって遊んでたな・・・・・・。」
       「へえ、アルが泥んこなんて想像できないなあ。あとね、此処で好きなものがあるんだ。」
       「なんだ?」
       「森の香り。周囲が森でしょ、すごく森の良い香りがして好きなんだ。」
       009はこの村には詳しいらしい、すれ違う村人が声をかけてきたりもした。子供達の後を追いかける
       ように、竹を持った009と004がのんびりと歩いていく。

       さっきの子供達が七夕の歌を歌いながら、川に竹を流す。なにか勘違いしている子もいるようで、手を
       合わせてお祈りしていたり。子供達から少し離れた下流に、009と004も竹を流す。
       「なんだか、TVで見た灯籠流しみたいだな・・・。」
       「あれは死者を送るモノだよ、ちょっと意味が違うけど似てるよね。」
       竹はゆっくりと、川の流れに沿って流れていく。鮮やかだった飾りの色が、闇に溶けて消えていった。
       ぼんやりと2人で土手に腰掛けて、空を仰いだ。夕焼けの時間は過ぎ去って、星々がその存在を露にし
       ていく。都会で見る星空と比べて、宝石箱を引っくり返したような輝きの多さ。
       「今日は晴れて良かったね・・・・。」
       009がポツリと嬉しそうに呟く。
       「雨だとなにか不都合でもあるのか?」
       「うん。雨だと天の川も氾濫しちゃって、織姫と彦星は会えなくなっちゃうんだって。可哀想だよね、
        1年に1回しか会えないのにさ。」
       「会えるだけ良いさ・・・・・。」
       004が、小さく呟く。例え1年に1回だけしか会えなくても、会えなくなるよりずっと良い。009
       は少し複雑そうな顔をして、空を見上げると今度は計ったかのように流れ星。
       「おわ、流れ星だ!」
       子供のように009は喜んで、叫んだ。
       「流れ星ってさ、その正体さえ分からなければ結構ロマンだよねえ?」
       「ジョー・・・・。」
       「大丈夫、僕はもう流れ星にはならないよ。あージェットはおっちょこちょいだから、分かんないけど
        ね。」
       「ジェットはお前を助けに行って、流れ星になりかけたんだぞ。もうならんだろう、なったとしても飛
        行機雲ぐらいなもんだ。」
       「アルも結構言うねえ?フランソワーズを残して死ねないって、ジェットは。僕ももちろんアルの為に
        生きていくって。」
       ニコニコと笑いながら、009は004に手を取る。004は照れたように、顔を歪めたがなにも言わ
       なかった。
       「でもさ、結構謎に思っていることがあるんだけど。」
       突然009が良い雰囲気をぶち壊すかのように、能天気な声で言って来る。
       「謎?」
       「うん、何でそんな相手に会えるかどうかの瀬戸際に自分のお願い事するのかなあって。」
       「・・・・・・・・・・・・・・・。」
       「自分達の願いを叶えられないのに、他人の願い事なんてきーてられないと思うんだよねえ・・・。」
       ふざけているのかと思いきや、009は結構真面目な顔をして言っている。004はクラリと眩暈を起
       こした。途端に、手を取られているという自分の姿が凄まじく恥ずかしくなってくる。手を振り解こう
       とした004に、009はガバチョと抱きついてくる。
       「わ!おい、公道で抱きつくな!!」
       「ここ、公道じゃないよ。良いじゃんか♪」
       「良くない!子供達が見てたらどーするんだ!!教育上、大変に宜しくないぞ!」
       「あーそれ大丈夫。あの子達には、アルは女性だって言ってあるから。」
       「・・・・・・へえ?」
       「ちゃ〜んと下準備してたもん、抜かりはないもん!男どーしで抱き合ってたら、アルがきっと五月蝿
        く言うと思ってアルの写真見せて”この人は男性に見えるんだけど、立派な女性です”って言っとい
        た。だから此処ではのーまるかっぷりんぐ〜♪」
       「ああー!この腹黒があああ〜!!」
       叫んでから004は、周囲の視線に気がついた。先程の子供達が物陰から、全員覗いていたのだ。00
       4の顔からサーッと血の気が引く。
       「え、えと早くお家に帰りなさい・・・。お父さん、お母さんが心配してるから・・・・。」
       004がそう声をかけると、子供達は蜘蛛の子を散らすようにわらわらと走っていく。ほっとして顔を
       009の方に向けると、009の顔のドアップ。
       チュッ
       「〜〜〜〜〜〜〜〜!!!〜〜〜〜〜〜!!!!!」
       004は必死で009を剥ぎ取る。
       「此処では止めろ!」
       「じゃあ。家に帰ってからで良い?」
       「良いから!」
       「ん、じゃあ止めるね。」
       004が、己の失言に気がついた時には既に遅し。009はひょいと立ち上がると、004には地獄か
       らの使者のような顔をして笑った。
       「じゃ、帰ろうよアル。今日は楽しみだな〜〜〜♪」
       硬直した004の腕に、自分の腕を絡ませて立ち上がらせる。004は潤んだ視界の中で、星の光が滲
       んできたのを感じた。

       君の願いは叶ったかい?


       ★すっかり七夕というイベントを忘れておりました。いやはや失態失態vこんなロマンチストな日には         やはり書かねばのう!という自分でも痛い思考回路により突発的に書きました。こんな突発的に書い         たのは久し振りですよ(爆)っていうか、最近イベント関係の話しか書いてない?げふう・・・・。         シリアスにするかギャグで通すか迷ったのがモロに分かって心苦しいのですが、楽しんで頂けたら。         え?009と004の願い事?それは本人に訊いて下さい。ていうか、009のお願い事書いた短冊         は読めません。奴は短冊にあぶりだし方式で書いているのです。         004「なんであぶりだしなんだ?」         009「発想の転換v」         という会話があったとかなかったとか(笑)        戻る