栗毛の少年は終りの為に跳んだ。
脳裏に過ぎるのは、銀髪の青年が佇む姿。

赤毛の少年は助ける為に飛んだ。
脳裏に過ぎるのは、金髪の少女の泣く姿。

キミノソバニイタカッタ

金髪の少女は、赤毛の少年と栗毛の少年を想って、泣いた。
銀髪の青年は、栗毛の少年と赤毛の少年を想って、見上げた。

ドウシテソンナコトガカナワナイ？

黒き海から、赤毛の少年と栗毛の少年は青き海を見下ろした。

キミノトコロニカエリタカッタ

青き海より、金髪の少女と銀髪の青年は黒き海を見上げた。

キミノソバニイタイノニ

赤毛の少年が栗毛の少年に尋ねる。
「ジョー、君はどこに落ちたい？」
思い出すのは、金髪の少女の笑顔。
彼女の所に、還りたかった。

栗毛の少年は赤毛の少年に尋ねられた。
「ジョー、君はどこに落ちたい？」
思い出すのは、銀髪の青年の微笑。
彼の所に、還りたかった。




















ナラセメテ


宇宙から永遠に。

地上より永遠に。






キミヲ想ウ



☆ヨミ編を観て、急に書きたくなりました。ははは、ロマンもへったくれもない詩で申し訳ありません。
　”宇宙”と”地上”は”ここ”とお読み下さい。そうじゃないと、リズムが揃わないので・・・。
　本来は９３として捉える所なんですが、９４，２３の流れになってしまいました。





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