普通2輪 第二段階



いよいよ第2段階スタート。
2段階は計8時限あるのだがそのうち3時限はシミュレーターである。 ってことは実際乗るのは5時限だけだ。第一段階でバイクの技術をマスターし2段階では安全走行についての訓練 なのであろう。
「進路変更は3秒前、右左折は30m手前で合図を出す」と確か普通免許を取ったときに教わったそうだが 日常それを意識して忠実にやっている人は少ないだろう。
日頃鍛え抜かれた私の安全走行(?)の真価が問われる・・・・・


2/3(土)晴れ
第2段階 1時限目

今日から第2段階。1時限目はシミュレーターだ。
アナウンスに従って右左折、進路変更をしなければならない。左手親指でウィンカースイッチを操作するのが難しい。
まちがってスイッチの下のクラクションを押してしまう。バイクのウィンカーの位置は早く慣れなければならない。
また右左折のタイミングも教習所モードでマスターしなければならない。これも慣れであろう。

結局今日も疑似体験であった。教官によると第2段階は「安全走行に重点を置いている」とのことなので 進路変更「3秒前」と右左折「30m前」の合図と安全確認がポイントになりそうだ。


2/6(火)曇り
第2段階 2時限目

今日の教習項目は急制動。急ブレーキの練習だ。
40キロで走ってきて規定の位置でブレーキをかけ11m先の停止線の前で止まるのが今日の教習。
第2段階でバイクに乗るのは今日が初めてである。教官は第1段階「みきわめ」の時の声のデカイ教官だった。
「車体をまっすぐに保つ」「脇をしめる」「遠くを見る」「止まる直前までクラッチを切らない」等を口頭での指導の後、 実際のコースで練習した。

バイクに乗っての40キロ初体験は結構速い。冷たい風が頬に凍みる。
教官が模範を見せてくれたのだが、自分でやってみると上手くいかない。 ブレーキのタイミングがどうしても早くなってしまい2〜3回やり直しさせられた。

次は教官から5m離れた斜め左後ろを30キロで走り、教官のブレーキランプを合図にで自分もブレーキをかけるというもの。
教官のブレーキでこちらもブレーキを掛けたが間に合わず、真横から見るとバイクが重なっていた。
「普通なら追突ですよ」という体験をさせたかったらしい。
ボーっと乗ってないで上手く反応すれば、どういう説明をしたのだろうか?

これで今日の教習内容は終了。次はちゃんとしたコースを走るらしい


2/9(金)晴れ
第2段階 3時限目

今日は「みきわめ」用のコースを走った。
コースは2つあって、S字・クランク・坂道発進・踏切通過・急制動を含んでおり、さらに進路変更、 右左折を豊富に盛り込んである。
ウィンカーを出すのにまだ慣れない私にはチョット困難なコースだ。

コースはあらかじめ頭には入れていたのだが、実際に走るのは初めて。
3日前に乗ったばかりなのにバイクに乗るのが久しぶりのような気がする。クラッチの繋ぎがぎこちない。
今日はコース確認のため、ゆっくり走ってコースを覚えようとしていたのだが、教官に「遅すぎる」と言われ 仕方なく教官のペースに合わせて走った。
訳が分からないままコース案内が終わり、「質問は?」と聞かれたが返す言葉がなかった。

今日の教官は、神経質な人のようでで、一寸でも間違えるといちいち指摘する。
こっちも間違えようと思ってやっているわけでは無いのだが、あまりに細かく指摘されると、 ただでさえ緊張しているのに、何をやるにも固くなって混乱して上手くできないだろう。
教官にはバイクの技術面以外で教育が必要だと思う。

予定のコースを一通り回った後、スラロームと一本橋の練習。
2段階に進んでいるのに恥ずかしいが、1本橋は勝率5割。
1回目は入り口前にコースアウトしてしまった。・・・情けない・・・。
遠くを見ていなかったのが敗因だった。これからはもっと落ち着いてやらねばならない。

こんな感じで今日の教習は終了。納得のいく内容ではなかった。

最近教習所が混んできたらしく、予約がなかなかとれない。
次の教習は2/14になってしまった。5日も乗れないのでイメージトレーニング要だ。


2/14(水)曇り
第2段階 4時限目

今日はシミュレーター教習。
最初は同じrのカーブをスピードを40、50、60,70,80キロでそれぞれ走ってコーナリングの オーバースピードを体験するというものであった。
確かにスピードが上がるとバンクが大きくなるのだが、これがまた面白い。ゲーム感覚だった。
しかし80キロのコーナリング時にいきなりトラックが停車していて衝突してしまった。
教官にしてやられた。

次にあらゆる危険や交通事故を想定し、それらを疑似体験するというもの。
・いきなり左折し、自分の乗っているバイクを巻き込むトラック
・合図なしに真前に割込んできて、さらに急停止するタクシー
・コーナーを曲がりきれずに、こちら側の車線にはみ出して来る対向車
・その他諸々
私はことごとくこれらのトラップに引っ掛かり、まさに教官の思うツボだった。

それにしても、ほんの5分程度走っただけで、こんなに危ない無法地帯の道路は現実にはないだろう。
もしあったとしたら、そんな危険な運転手達に免許を出した教習所の存在意義が問われるところだ。
そんなこんなで今日の教習終了。

続けて5時限目へ



第2段階 5時限目
教習内容は「カーブの安全走行」「危険回避」「波状路・不整地走行」。
まず「カーブの安全走行」。今度はシミュレーターではなく実際に同じrのカーブをスピード5キロずつ上げて走行。 指定されたコースでは25キロぐらいが限界だった。

次に「危険回避」。30キロで走ってきて、あるポイントで教官が手を挙げたら、その逆の方に避けてから急停止 するというもの。
しかし私は間違えて手を挙げた方に曲がってしまった。「しまった〜」と思ったがもう遅い。
「間違えましたね〜」とニヤニヤしながら教官に言われてしまった。私のように逆に避ける人が多いらしい。
どうやら「緊急時などには頭の中が真っ白になってしまい、平常時では考えられないようなミスをする」という事を 学ばせたかったらしい。
あわて者の私はまんまと引っ掛かったわけだ。
更に「波状路・不整地走行」。「立ち姿勢」を教えてもらったのだが、実際にやってみると難しい。 どの程度立てばいいのか分からない。
いろいろ試行錯誤したところ、内股にしてタンクを膝で挟むようにして立ってみると 安定して走ることができたが、1回成功しただけで時間切れ。

今日はどちらかというと体験ばかりで面白かった。しかし「みきわめ」前に乗れるのはあと1回である。
それまでに苦手な1本橋を十分イメージトレーニングしなければならない。
次はまたシミュレーターの2時間コース。こんどはどんなトラップが待ち受けているのだろうか・・・。



2/19(月)晴れ
第2段階 6時限目+学科

今日はシミュレーターと学科のセット教習。
前回と同様に様々なトラップを予測しながら通過し、次の学科で危険ポイントを再検討するというもの。
教習生は3人でそれぞれ違うコースを走った。

私は風邪をひいており前日から熱があったのだが、シミュレーターなら落とされることはないので大丈夫と思い、 教習所に来ていた。
しかし熱のせいか頭がボーっとしており、トラップにもよく引っ掛かっていた。
さらにその都度、「うわー!」とか「おおっ!」などと声を上げてしまい教官を喜ばせてしまった。
つづく学科では、気分が悪いのをこらえて危険ポイントについて検討したのだが、熱のせいか教習内容はよく覚えていない。
しかしバイクは4輪に比べて危険がいっぱいなのは十分印象付けられるような内容であった。

うまくいけばあと2回で教習終了だ。今日は早く休んで風邪を治し、次の技能教習に備えよう。



2/21(水)曇り
第2段階 7時限目

今日は「みきわめ」用のコースを走る。
走るコースは2つあり、両方とも2週間前に走っているが、前回のコース走行から時間が空いたため、 既に忘却の彼方だった。
そのため教習前に待合室でコース図をよく見てイメージトレーニングに励んだ。

今日の教習は私よりもずっと年上の人と一緒であった。卒検で1度失敗しての補習だったようだ。
幾つになっても新しいことに一所懸命チャレンジするその姿勢は美しい。

教習が始まり、いよいよバイクにまたがった。乗るのは久しぶりだ(1週間ぶり)。何となく新鮮に感じてしまう。 さらに、走り出すとギアチェンジがぎこちない。
しかしコースは予習の成果が出て、一応教官の指導なしに走行できた。
(実は2回ほど間違えたのだが、直前で気付いて修正した)
コースミスは減点にはならないが、「ミスに気付いたら手を挙げて教官の指示を仰ぐように」との指導あり
2つのコースを2周回って、残り時間はスラロームと一本橋の練習。

最後に教官に「形はいいが、細かいミスがある」と指摘された。
確かに今日は反省点が多い
・左折時の小回りが時々失敗(大回りになってしまう)
・合図のタイミングが遅い
・遠くを見ていない。(曲がる先を見ていない)
・2回ほどコースを間違えた
・坂道発進時に右後の確認を忘れた。
・ストレートで4速に入れなかった。
・急制動で40キロに達しなかった。
・急制動で前ブレーキが強すぎた
等様々だが、やはり合図と確認動作がぎこちない
もっとスムーズにできたらいいのに・・・。これも慣れなのか? 明日の「みきわめ」では今日のミスを踏まえて、できるだけミスを少なくしなければならない。
しかし反省点が多い
こんなことで大丈夫か?



2/22(木)晴れ
第2段階 8時限目(みきわめ)

ついに「みきわめ」。
今日も昨日と同じコースを走って、さらに卒業検定時の注意点等の説明があった。
結果から言うとOKだったのだが、内容は自分なりにボロボロであった。
S字、クランク、踏切通過、坂道発進、スラローム等はいつも通りなんとか通過できるのだが、一本橋が100%にならない。 必ず1日1回は失敗してしまう。1本橋は正面から進入するのが基本だが、最近は少し斜めから進入しても通過できるし、 橋上での立て直しも危なっかしいものの出来るようになった。しかし、少しでも気を抜くと落ちてしまう。
橋を落ちる=即失格なので卒検当日は油断しないようにしたい。

急制動でも前ブレーキが強すぎて前輪がロックしてしまった。いつも前が強くなってしまう。
2回に1回は前が強すぎて注意される。卒検では前より後に気を配るようにしよう。
また安全確認が十分できていないと指摘された。特に坂道発進時には右後方の確認が抜けてしまった。
反省反省・・・
更に安全確認のポイントが遅いことも指摘された。遅れて安全確認しても確認しているとは見なしてくれないそうである。 要注意。

卒業シーズンのせいか最近4輪の教習生が増えたためコースでの状況判断が難しい。
さらに教官が「・・・してはダメ」とか「・・・しなくちゃダメ」とか「ダメ」「ダメ」を連発するので、 教習車で溢れている教習所の中では教習所モードとして何が良いのか判断に苦しむ場面が多かった。
こちらが右折しようとしている時に、対向車線に直進車がいるのだが、相手がゆっくり走っているので進むのか止まるのか よく分からない。
こんな中で走っているうちに、雑な右折をしてしまい、バランスを崩してしまった。何とか体勢を立て直し、 ふと見ると正面に縁石が迫る。
「うお〜 曲がれ〜!」(←心の声)とハンドルを無理矢理曲げて半クラを使い (←使っていたと思う・・)、なんとかマグレでクリア。
危なかったぁ・・・。しかし何も言わない教官の視線が気になる。

最後に一本橋とスラロームを何本かやって終了。
教官からは「大きなミスさえ無ければ大丈夫でしょう」と言われ2段階終了。 さらに「当日はかなり緊張するでしょうがミスしないように頑張ってください」と言われた。
そのミスがどこにあるか分からない。 検定当日はコース上に”ミス”という名の地雷原を避けながら走らなければならない。





卒業検定へ




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