大型2輪 第一段階



普通2輪教習も無事(?)終わり、少し時間を開けようかと迷ったが、やる気のある今のうちにと考えて、ついに 大型2輪教習を始めることにした。

普通2輪教習を受けた近所の教習所では大型教習は未だ始めていないため、少し遠いが車で40分程度の 教習所で始めることにした。
うまくいけば12時限で終了だがコースを初めから覚える必要がある上にバイク初心者の自分が そう簡単終われるとは思えない。
しかし買うバイクももう決めたし、早く乗りたい。
なんとか4月中旬には免許取得といきたいものだ。

やっぱり目標があると物事は進めやすい。


3/27(火)天候 晴れ
適正検査

ここでもまた適性検査からスタート。
問題は前の教習所とは全く違うが、やはり知能検査のような問題だった。
しかし今回は、検査中に気分が悪くなってしまい、回答のペースが乱れてしまったときがあった。
このぶんでは結果はあまり芳しくなさそうだ。



3/31(土)雨
第一段階 1時限目

きました、きました。ついに大型2輪の技能教習スタート。
初めてナナハンに乗れるので楽しみだ。

最初にゼッケン、ヘルメット、グローブの着用、雨合羽等の説明、次いで今日の項目の簡単な説明があった。 今日は発進と停止がメインのようだ。

この教習所では前の教習所と違い、バイクをスタート地点まで押していくそうだ。
約20m程度だが目的地に着く頃には既に息が上がっている。これを毎回やるらしい。
目的地に着くと休む間もなく「はい、バイク倒してね〜」ときた。
倒すと今度は「はい起こしてみて」
バイクの引き起こしは過去に2回しかやったことがないが、中型の感覚で持ち上げたら、これがまた重い・・・
起こすだけで更に息が上がってしまった。「重たすぎだぜ大型君(心の声)」
そしてすかさず「センタースタンド立てみよぉ」「下ろしてみよぉ」と、大型の重さを体感させられた。

次に、乗車姿勢等の指導を受けた後、いよいよエンジン始動。
そして教官の後に続いて発進。
溢れるトルク感が何とも言えない。クラッチを繋いだだけでバイクが勝手に進んでいく。
やはり中型とは全然違う。

コースに出ると前の教習所よりかなり狭い。
ストレートでは40キロ出すことになっているが、 こんな短いのに40キロ出るのはストレート後半になるのでは思ったが、ここでも大型君は私の予想を裏切った。
とにかく速い。2速でアクセルを開ける時、グリップをしっかり握ってないと上体が後ろに残ってしまう。
引き起こしの時はあんなに重かったのに、バイクに上半身が引っ張られるように軽々とそして猛然と突進する。

ここでしばらく加速と減速を反復練習した後、2時限目の予習ということでスラロームと一本橋の練習をした。
前の教習所ではスラロームは3速で走ったのだが、ここは2速で走るとのこと。
中型の感覚でアクセルを使っていたが、トルクがありすぎて加減が難しい。 これは次の時間によく練習しよう。

これを何度かやって終了。バイクの重さが身にしみた。



3/31(土)雨
第一段階 2時限目

今回は、バランスの取り方ということで、ひたすらスラロームと一本橋。
検定時はスラロームは7秒以内、一本橋は10秒以上で通過しなければならない。
スラロームはなんとかコツを掴んだのだが、一本橋がどうも難しい。
大型はタンクが大きく、ニーグリップしやすいため安定していて落ちなくはなったのだが、タイムが悪い。
良くて9秒台だった。
次からは橋への進入スピードをもう少し遅くしてみよう。
一本橋に関しては普通2輪の時からの苦手意識がつきまとっているようだ。
落ちてはいけないと思って、無意識に速くなっているのかもしれない。いつかこの呪縛から脱出しなければ・・・

今日のポイントとして、橋を渡るときの半クラッチの使い方についての指導があった。
クラッチの位置はほぼ一定のままアクセルワークでバランスを取るのだが、これは中型の時とは違う操作だ。
アクセルを何回かふかさなければならないが、上手くできると確かに安定するが、 今の自分のレベルではそれを常に意識して乗るのは難しい。 橋を渡りきるだけでいっぱいいっぱいだ。

これをひたすら練習して今日は終了。
卒業シーズンと春休みが重なってか、教習所は大盛況だ。一本橋を渡るのに渋滞が起きている。
予約もなかなか取りにくくなっている。やはり平日の方がいいのだろうか。



4/3(火)晴れ
第一段階 3時限目

今回もバランスの取り方であるが、S字とクランクの反復練習だった。
今回も半クラッチがポイントだが、前回と違ってアクセルは常にふかした状態でクラッチを微妙に 調整することで半クラ状態にする。
S字・クランクに進入するときは、クラッチを切ると同時にハンドルを曲げて、 バイクが進行方向に向き始めたら半クラッチを使う。こうすると結構上手く曲がれる。
しかし半クラッチの使い方がぎこちないため何度か足を着いてしまった。反省反省・・・
さらに足下ばかり見て進行方向を見ていなかったのも足つきの要因の一つであろう。これまた反省・・・

クランクでは普通2輪卒検時での忌まわしい出来事が脳裏をよぎるが、今日は一度もパイロンに接することなく通過できた。
S字もクランクも前の教習所より広く感じてしまうが気のせいだろうか?

次はみきわめのコースを走る。
普通2輪の教習の時もそうだったが、コースは早めに覚えた方が教習が進めやすい。 覚えることでイメージトレーニングもできる。
イメージトレーニングしながら寝ないように気をつけよう。



4/3(火)晴れ
第一段階 4時限目

今日はみきわめコースの走行。
私以外の教習生2人はこの教習所の卒業生だそうで、コースを熟知しているようだ。
私は昨日になって頭ではコースを覚えたが、うろ覚えの上、まだ走ったことがないので、合図を出すポイントや進路変更の ポイントが分からない。コースを走るだけでいっぱいいっぱいである。

走ってみると案の上ボロボロだった。
一本橋は8秒程度だし、スラロームではパイロンに突っ込んで倒してしまった。
またクランクではギアを忘れて3速で突入してしまい、パイロンは倒さなかったものの 普通2輪卒検時の二の舞になってしまうところだった。
当然「クランクは2速でしょー」と叱られる。

さらにコースを間違えてヨタヨタ走っているうちに教官と正面衝突しそうになってしまった。
それからは教官に目を付けられたらしく、常に近くを走ってプレッシャーをかけられた。
「ウィンカー逆!」「ウィンカー戻して!」「ブレーキ遅い!」「もっと先を見て!」
もう言われるがままの操り人形状態と化していた。何をしていいのか分からなくなってしまって、もうボロボロ。
しまいには「こんなんじゃ、あと10回やっても1段階だよ」と言われる始末。
あちゃ〜・・・

教習終了後、加速は十分だが減速が不十分、またスピードにあったギアで走るよう指導あり。
そしてS字、クランクではもっとアクセルを開けて、半クラッチを使っていることをアピールするように言われた。

確かに今回は足りない部分が多々あった。
後になって振り返ると、いままでの3時限で教わったことが全く出来ていなかった。というかやっていなかった。
集中力が欠けていて、ただ走っていただけだったようだ。次からは気を付けねば・・・・・

やはり食事抜きがいけなかったのか?
こんな調子では次のみきわめはダメかもしれないが、免許取るまで何回でもチャレンジするぜ




4/5(木)晴れ
第一段階 5時限目

今回は1段階みきわめ。
前の時間に、教官に散々脅されていたので、もう一回覚悟で臨んだ。
しかし今回はそんなことはどうでも良いような出来事かあった。

この教習では目標停止(急制動ではない)という項目があり、40キロまで加速して目標の停止線で1速まで 落として停止するというものだ。
今日はそれで大転倒してしまったのだ。

いつものようにバイクに乗ってみきわめ用コースを走ったのだが、朝一でバイクが暖まっていないということで ウォーミングアップで外周を2〜3周走行後、コース走行を始めた。
そして問題の目標停止のスタート地点にバイクを停止した。
普通二輪の時も雨の日の急制動等を何の問題無くこなしていたので、それほど気にすることなくスタートした。
しかしそれが甘かったのだろう。寒かったせいで指がかじかんでいてブレーキ操作が雑になっていたようだった。

スタートし、3速まで加速して目標地点付近でブレーキをかけた瞬間バイクが左に傾いた。(たぶん前輪ロック)
その後はスローモーションのようだった。
左の腰、次いで左腕から肩にかけて路面に叩き付けられた。
さらにその反動で頭部の左側を強打した。しかしヘルメットのお陰でその衝撃はかなり吸収されたようだった。
ヘルメットが無かったら頭が割れていたかもしれない。
足は教習車のエンジンガードのお陰で挟まれずに全くの無傷だった。

スピードはたぶん20〜30キロ程度だったと思うが、転倒後の私はゴロゴロと2〜3回転してしまった。
バイクの方はというと慣性の法則に従い、火花を散らして遠くへ滑っていった。

運のいいコケ方だったようで、手のひらを擦りむいたり、腰・腕の打ち身程度でたいした怪我ではなかった。 担当の教官含め2〜3人の教官が「大丈夫か!?」と血相を変えて近づいてきたが、私の方は妙に落ち着いており、 たいした怪我でもなかったので、すぐ立ち上がりバイクを起こすことができた。

こういった転倒は1日に1〜2人は居るらしいが私がその当人になるとは思わなかった。
教官に迷惑をかけてしまった・・・・・すまんすまん。

その後のみきわめコース走行では先ほどの出来事でビビってしまって思いっきりアクセルが開けられなかった。
それについては教官からおとがめは無かったが、ウィンカーの戻し忘れで何度かおとがめがあった程度で今回の教習は終了。
先ほどの転倒もあったので、もう一回と言われるのを覚悟していたのだが、以外にも
「次、2段階がんばって」と言われた。
転倒以外は良かったってことか?

それにしても今日は貴重な体験が出来た。
ヘルメットのありがたみがよ〜くわかった。








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