高島平の上の台地にあり、いなか家のような建物で、店内もいにしえの店という感じです。創業は昭和43年で、まだ団地が出来ていない頃からだそうです。母屋は藁葺き屋根でお店はその敷地の一角にあり、中庭に立派な槇の木があり、それにちなんでお店の名前を「槇」としたのだそうです。気さくな感じのご主人で、外国人もお客様も多く、また、常連の方が外国に行く前後に見えることが多いそうです。 そばは一種類で、「特天せいろ2段重ね」をいただきました。そばは中細で、こしがあり、なめらかです。量はたっぷりありました。お汁はまり濃くなく、やさいいソフトな感じです。しかし、そば湯を飲むとお汁のうまさを感じます。薬味はねぎと、わさび。天ぷらは海老と野菜でさくさくしていて、たいへん美味しいそばでした。また、名物の「そばいなり」をいただきました。お稲荷さんのなかにご飯の代わりにそばが詰まっていて、濃いめのしょうゆ味で、これもおいしいです。 いい雰囲気で、とてもおいしいお蕎麦屋さんです。
せいろ 400円、天せいろ 900円、特天せいろ 1,300円 同2段重ね 1,500円、鴨せいろ 950円、 同2段重ね 1,150円、そばいなり 330円、 そばしるこ 500円