千駄木の団子坂を上がりきった所にあり、入口に創業天保元年とあります。建物も店内も歴史を感じさせ、作った感じはなく、ぐーんと昔に戻った気分になります。店内はテーブル席とこあがりであまり大きくありません。
おそばは北海道十勝産を石臼で挽いた三七とのことです。天せいろ大をいただきました。そばはかなり細く、つぶつぶは見えません。かなりこしがあって、なめらかです。大にしたのですが、すごい量で、普通のお店の２．５〜３枚ぐらいありそうです。海苔と胡麻がかかっています。お汁は甘辛く、濃く、味わい深いです。薬味はねぎとわさび。天ぷらは海老と野菜で、生姜の天ぷらは始めての経験です。特大の美味しいそばでした。ご夫妻でやっておられるようで、お客さんと親しげな会話をされていました。また、私がそば二枚と注文したら、「うちはもりが多いですよ」と言われ、大に訂正しました。上に書いたとおり、大でもすごい量でした。
なお、ご子息が近々麻布でお蕎麦屋さん（たじま）を開業されるそうです。

もり　４３０円、天せいろ並　１，３００円、上　１，６００円、
あなご天せいろ　１，３００円