「ボブ馬鹿 2」 より続き
3−k ボブ頭部あれこれ(1995年)
3−l ボブ頭部あれこれ2(1995年)
ただボブにするってのも芸がないと言うわけでもないが、ヒロインが一番映えるデザインはどれかと試行錯誤している。現代モノからSF、ファンタジィまで、あれこれない知恵をこねくりまわしている。先にデビューさせたいタレントがあって、全てはそのために後付けで作っていくという感じ。まずシナリオありき、ではないのである。先にあったとすれば漠然とハードボイルドなアダルト乙女を描きたいという衝動だけであった。
ヘッドギアは女子レスリングの選手を見ていて思いついた。通信機と頭部保護をかねたアイテムとして気に入っている。もっとも現代モノでは目立ち過ぎるのが難点で、近未来で(例えば『ブレー●ランナー』みたいな)もっと派手ないでたちの人物が大量な世界にしないと、キャラの基本装備にするのは問題がある。
3−m ボブ帽子&ヘッドギア(1993年)
私としてはこの組み合わせが一番気にって入るようだ。こいつは95年ではなく93年のラフだが。
設定をどの辺にするかはけっこう悩みの種で、頭部のみならずコスチューム全体についても試行錯誤している。現代ありーの近未来ありーのファンタジィありーの・・・
3−n ボブ・コスチューム(1995年)
一番右下のプロテクトショーツは私のお気に入りのデザインで、その後『弾(アモウ)』でもヒロインに身につけさせているが、実はこれ、最初の登場は『剣の国のアーニス』のアーニスママのそれなのだ(笑)。たぶん今後もまた出すだろう。
3−o ボブ・コスチューム2(1995年)
あれこれ考えていて困るのが、リアリティとイメージのバランスである。
そもそもこんな乙女がこんなかっこで生き死にの場をうろつく事自体問題があるのだが、それもまあ理由はなんとでもつけられる。上の図の左の例などでは、腹部の防御としては良いのだが、せっかくの美しくなめらかな姐さんの腹筋がこれではまるで見せられない。甲冑を着てるのと変わらない。よって没。
このキャラのそもそもの製作目的がボブで艶かしい熟女のボディを見せ付けてアクションすることにあるのだから、そこを見失っては意味がない。
3−p ボブ・ボディ(1995年)
「ボブ馬鹿 4」 に続く