4:30 起床
相変わらずの激しい蚊で、おにぎり2ケとスープの朝食後早々に出発。
7:10 出発
霧のような雨が冷たく、カッパを着て出発。この辺りの国道R229は通称雷電国道と呼ばれる。
8:10 神威岬駐車場着 9.43q
国道から岬への最後の登りは9%の傾斜、いくら朝一の走りでもとても無理で歩く。
早朝という事もあり車が数台いるだけで閑散としている。車両はここまでしか入れない。
岬の先端までの2q程は歩かなければならない。しかしここは行かなければ男が廃る。今日のメイン
イベントなのだ。
相当な山道を歩く内に霧が薄れてきて視界が良くなる。突端は唐突に断崖となりブルーの海に落ち
込み、未練を残したような奇怪な岩が沖合いに点々と続いている。写真を撮ってから来た道を戻る。
ひと休みしようとレストハウスの建物に行くと閉まっている。しかもこの半島地域全体が防火のために
「禁煙」とされており、私にとってこれ以上長居をする理由は何もない。
ここから南下するR229は景色の良いトンネル地帯となるのだが、徐々に暑くなってくる。
次々にトンネルを抜けていくが、ほとんど走行可能な側道があり安心して走れる。
しかし、川白トンネル(2106m)、大森トンネル(2508m)は相当長いのに側道がなく車道を走らざる
を得なかったが、その7〜8分間にすれ違ったり追い越されたりするのは何台もなく、反って涼しい
思いをしただけ良かったとさえ思う。
11:30 神恵内市街の食堂で昼食(ほっけ定食:¥700) 36.19q
食事後地図を眺めながら今夜のキャンプ地をどこにしようかと思案するが適地が見付からないまま
12:10 出発
泊原発の巨大な施設を右に見てしばらく行き
14:05 岩内の喫茶店にてアイスコーヒー休憩 60.68q
市内へのアプローチ中ここは大きな漁港で、港近くには「マリンパーク」があるらしい事を知り、私の
ささやかな経験からすると多分そこではテントが張れそうな予感がした。
念のために喫茶店のおねえさんに銭湯の場所を聞くと、意外と直ぐそばにあるという事だ。
しかしその「マリンパーク」は環境からみて、とてもテントを張れる場所ではなかった。とはいいながら
この頃では「岩内でキャンプする」と決め始めていて、市街地を海辺を中心にグルグル走り回った。
道は開けるもので、一本裏道を入った所に、住宅地に囲まれた小公園を見つけた。しかし、そこは
多少の遊具はあるものの、どうも現在は余り使われていないようだ。どうしようかと迷っていると
そこに面した住宅から老人が出てきたので、ここが公共の用地でなお且つテントを張っても差し支え
ないか、さらに近辺には悪さをするような輩はいないかを聞いたところ問題はないという事だったので
今夜の宿営はここに決定。暗くなったらテントを張りに来ますと告げて
16:00 開店を待って銭湯「扇乃湯」に行く。先客は一人だけ、のんびりと汗を流す。私は風呂好き、清潔好き
なのだ。 が、店内には「7月30日をもって閉業する」旨が書いてあった。これは幸運と云うべきだった。
16:30 風呂から上がりさっぱりしたところで、並びにあるコインランドリーで洗濯。
それほど洗濯物の量がないのでコインランドリーは割高なのだが止むを得ない。まず洗濯で400円、
それが済んでから乾燥機で600円だと思ったその機械はドラム型の洗濯機で結局洗濯を2度して
しまうことになった。その後に乾燥機に200円かかったので1200円も使ってしまった。悔しい。
その間の90分位は店先のベンチに座って記録を書いたり、文庫本を読んだりして過ごす。
ところで、小樽以来まだ2日目だがここ岩内でもそうなのだが、途中の街でも、警察の事件取り扱い
に不満があるときは遠慮なく「検察審査会」に申し出ろという広報を流しているのだが、何か北海道
とか、この地域に特有の事情でもあるのかと気になって仕様がなかった。まあ、どうでも良い事だが。
その後町中をのんびりと走り回り、日が落ちたかけた頃
19:00 街中のちょっとした食堂で夕食(海鮮セット:¥1650)。どうしても食事が「海鮮系」に流れてしまう。
目星を着けておいた先ほどの公園に戻り手早く設営、「明日は少し走ってみよう」などと思いながら
エアマットも膨らまさず就寝。
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