7:30 ホテル出発
ホテルサービスの朝食を食べて出発
8:30 14.23q地点
コンビニに寄ったりして実際は46分しか走っていない。海沿いのR278(恵山国道)を快走
9:00 汐首町
北海道・本州最短地点だという汐首岬がある町では9時になるとベートーベンの「第九」が流れる。
面白い町だ。
9:40 日浦トンネル(815m) 32.057q
それ程長くはないが側道がなく交通量が激しい。ここも天佑を信じ突入する。
10:30 道の駅 なとわ・えさん着 40.77q
この4・5日、道を走っているとよく道路脇に「江口眼科病院」の看板があるのが目につく。相当広い
範囲で宣伝しているものだ。函館の病院なのだが、北海道にはそんなに眼科医が少ないのか、ここ
だけが異常に宣伝欲が強いのか。
11:05 48.5q地点
恵山半島をかわし終わる。この小半島には海岸線を周回できる道はなく、国道はその根元をショート
カットするように走っている。しかもちょっとした「峠越え」になっている。途中歩いていた時、チャリダー
に「ファイト!」と声をかけられながら追い越された。クソー。
ここはウィンドサーファーが集まる浜辺で車がたくさん集まっていた。その向こうには「恵山」が見えて
いる。
12:05 尾札部のセイコーマート着 64.39q ここまでの平均速度19.2q/h:快調
日陰でコンビニ弁当を食べる
13:30 大船漁港 76.67q地点
うら寂しい感じの縁日が目につき、つい港まで下りてしまった。炎天下に飾り立てられた漁船が係留
されており、多分「山車」に相当するものなのだろう。道を挟んだ小高い丘には大船稲荷神社があり、
そこのお祭りなのだ。ご祝儀なので縁日で「キャラメル」を買った。
14:00 鹿部公園着 88.03q
今日の目的地に着いた。決め手は「ツーリングマップル」に出ていた「公園隣に温泉銭湯「亀の湯」
という書き込みだった。心積りではその公園にテントを張って、その銭湯で汗を流し、食堂で夕飯を食
べるなどして、ゆったり過ごそうというものだった。
しかし残念な事に、その公園は国道の直ぐ脇で人の出入りが頻繁で、とてもテントを張れる状況では
ない。やむを得ず替わりの土地を探して街中を走り回る。いざとなればどこか海岸に張ろうと覚悟を
決めて、国道から一本海岸寄りの細道を走っていると、道路脇に海に臨み手頃な草むらがある空き地
があった。しかしどう見ても公園とか公共の土地には見えない。丁度キャッチボールをしている少年が
いたので、家は何処かと聞くと、その空き地に面した家だというのでそこまで連れていってもらった。
「自転車旅行をしている者ですが、今晩一晩だけ前の空き地にテントを張らせていただけませんか」と
丁重にお願いしたところ「どうぞ」という返事だった。きっとその家の持ち物だったのだろう。
こんな時には「もっともらしい顔」に産んでくれた両親に感謝の念が湧いてくる。お陰さまで、このよう
な状況で、余り不信感や警戒感を持たれずに済んでいる。
15:00 設営終了
のんびりとした時間にお茶を飲んだり明日の作戦を練ったりして過ごす。
ここで「札幌行き」を決める。当初からこの旅行が意外と早く終わってしまうのではないかと危惧して
いたのだがこの地点まで来てみるとますますその感が強くなってきた。するとS君のメールが徐々に
現実味を帯びてきて「美味しいハンバーグ」を食べに札幌行くというのが素晴らしく良いアイディアと
思えてきた。
さて当面は明日だが地図を眺め、100q程度先に長万部があり、その手前で適当な場所があれば
テントを張るというところまで決めて、銭湯、夕食に出かける。
温泉銭湯「亀の湯」は、土地のお爺さんが流し場で仰向けに寝転がっていたりして驚かされたが
なんと言っても温泉だ、とことん汗を流す。私は風呂好きなのだ。サッパリしてから近くの食堂でスタミナ
焼肉丼セットを食べて
18:45 テントに潜り込む
ここは東向きで夕陽は見えない。家人に定期便電話で「空き地で野営」と告げるとなるべくそういう事
は避けるようにと言われた。
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