5:00 起床
夜半に雨がパラついたようだ。しかし、まるで気付かずに寝ていた。「いつでも・どこでも・誰とで
も寝られる」という得な体質に産んでくれた両親にここでも感謝する。
こういう朝のテントは底面はもちろん、全体に水滴が付いており、後始末に時間がかかる。しかし
きちんとぬぐっておかないと後日不快な思いをする事になるので省く事はできない。私は几帳面な
性格なのだ。
6:00 出発
菓子パンひとつを食べただけで出発する
6:50 つど〜る プラザ さわら(かと思っていたが実は少し手前のハマナス台場公園だった)15.35q
左手には駒ケ岳を望むこの辺りの国道278号線は「恵山国道」と呼ばれている。
右手の海辺には砂崎灯台が見えている。
ここで、ラーメン・おにぎりの朝食を作って食べ、洗面、排便をする。
8:40 28.94q地点
ここで函館方面から来る国道5号線に出る。急に交通量が(特に大型トラック)増え、さらに雲行きが
怪しくなってくる。
10:15 ヤクモ飲料 51.68q
この間JR函館本線と付かず離れずで殆ど海岸線を走る。
例の「ツーリングマップル」によると、「内浦湾」を時計に例えると8時くらいのところにR5からわずか
に内陸に外れたところに「ヤクモ飲料」があり、わざわざ『工場入り口に湧く』と記載があるのが目に
付いたので立ち寄る事にした。
確かに工場の直ぐ外が綺麗な公園になっており、そこには常にオープンになった数本の蛇口から
湧き水が流れ出ている。一口飲んでみると確かに冷たくて美味しい。(ような気がする)早速湯を沸
かし紅茶を淹れて、最後の「春駒」(出発に際し義母が持たせてくれたお菓子。非常用にと5本ほど
持ってきた)を食べる。時間はいくらでも余裕があるので、すっかり寛ぐ。
水汲み場を見ていると、次々と車がやって来てペットボトルなどに汲んでいく。中には軽トラに20個
近いポリタンを積んできて、手際よくそれを満たしていく人もいる。
聞いてみると、この水はカルシウム分が多く特にお茶・コーヒなどに使うと味がグ〜と良くなるとかで
函館辺りからも汲みにくるという。土日などは車の行列ができるそうだ。
11:20 遊楽部川(ユーラップガワ)の橋を渡る 59.23q
12:50 北海道物産センター(長万部手前) 87.3q
ここもまた「ツーリングマップル」に『レストランオーシャンロードで蟹めし&バイキング食べ放題』
とあったので昼食に寄ることにした。旅行中なら「バイキング」で元をとれる自信がある。
予定ではこの辺でキャンプと思っていたのだが、まだ時間が早すぎる。かなり休憩はとっているの
だが、快調に走れている。(ここまでの平均は20.08q/h)
30q足らず先、国道から海岸へ下りた辺りにいくつかキャンプ場印しがあり、何の情報ももっては
いないが何とかなるだろうと思い定めて、本日はその辺りまで行く事に決定。ただ、その前には2つ
峠を越さなくてはならない。そして翌日は「洞爺湖」と決めた。

(国道37号線:胆振国道から礼文華への軌跡)
13:40 出発
14:30 静狩手前 99q
ここからいよいよ峠越えにかかる
15:10 静狩トンネル(330m) 102.76q
一つ目の峠、トンネルを通過する。トンネルの中自体が登りになっており、そこを全速(といっても
たいしたことはないのだが)で走り抜けるのは、100qを走った後だけに相当きつい。
15:47 礼文華トンネル(420m) 109.64q
トンネルを出た直後に右折してJR室蘭本線沿いに海まで南下すると、礼文華(駅名は礼文)の町
に出る。
16:10 礼文華キャンプ場着
標識に従って、地図上で一番近いキャンプ場に行ってみる。まだオープンはしていないようだが海岸
に面し環境としては申し分ない。トイレも使えるし水も出る。決定。
すぐに町へ引き返し、パン、稲荷寿司、牛乳、電池などを買いこんでキャンプ場に戻り設営。
ここでも屋根の下にテントを張る。邪道と言われようとこんな安心な事はない。
そのうちに「管理人」が現われたのだが、別に咎めるられることもなく、普通の会話を交わし、ありが
たい事にトイレのシャッターは降ろすが、手で開けられるようにしておいてくれ、さらに、そこに入ると
自動的に点灯するようにセットまでしてくれた。本当にありがとうございました。
また、薄暗くなる頃、地元の若者(多分高校生)が何人か釣りに来たので、自転車でここから洞爺湖
まで行くベストルートを詳しく聞いた。道順を聞く相手としては若い男性が一番なのだ。
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