5:30 起床
朝の散歩・食事の後、撤収
7:15 出発
のんびりしていたら出遅れた
途中コンビニでパン、おにぎり、のり巻き、チョコレートなどを購入
8:20 R203に乗る 7.03q
財田の町のコンビニを出るとすぐに登りが始まる。もう霧も晴れて陽が差し始めている。当然半袖だ。
それまでは律儀にウェストバッグをきちんと腰に巻いていたのだが、特に登りで歩く時に、そのわずか
1sと少しくらいの重さが負担となってきて、この頃から後ろのキャリアに括りつけるようになってしま
った。
9:25 道の駅「230ルスツ」 18.35q
R203に乗ってからは羊蹄山をほぼ正面に見る快適な道が続くのだが、大型トラックと例によって
警察車両(時には自衛隊車両も)の往来が多い。
出発前の心積りでは、中山峠越えがきつい事はわかっているので、疲労の具合によっては、その手前
例えばここルスツ辺りで一泊しても良いかなと思ったのだが、着いてみると未だ時間は早いし、疲れも
大した事はない。一気に札幌まで行けそうだ。
ルスツはスキーリゾートとして有名で私も2年前に家人・娘夫婦と来たことがあるが、シーズンオフの
スキー場はどこかうら寂しいだけだ。
10:15 「ふるっぷ」の町 26.5q
道端の物産販売店に「日本一売れているきのこ汁 100えん」という幟が立っているのに惹かれて
2階のレストランでいただく。本当に100円だった。これはお勧めです。
外では地元で採れた野菜、果物が売られており、特にトマトが美味そうだった。しかし4個が一皿では
買い切れない。そこで一皿280円のところを2ケ140円で分けてもらいその場で食べた。野菜に飢えて
いたわけではないが久し振りに本当のトマトを食べたような気がした。
11:30 38.40q地点
「ふるっぷ」からすでに少しづつ登りが始まっていたのだが、ここまでは何とか漕ぎ続けられた。このぶん
なら、何とか峠もこなせるのではないかと淡い期待をもってしまった。
「ここから中山峠」の標識があり残りあと9qとそこには書いてある。
残念ながら41,62q地点まで来た所でギブアップ。歩き始める。
12:00 42.97q地点 ピークまであと4q
汗がポタポタと滴り落ちてズボンにその跡を着け、首からぶら下げた眼鏡を濡らしていく。とにかく暑い。
何とか気分を奮い起こすために歩いている間中「円山公園・ハンバーグ」「円山公園・ハンバーグ」
と心の中で、時には声に出して繰り返していた。
13:15 中山峠ピーク(標高831m) 47.72q
結局約6q歩いた事になる。登り始めで聞き始めた携帯プレーヤーはビル・エヴァンスのピアノだったが
ピークに着いた時には井上陽水の唄に変わっていた。
道の駅「望羊中山」で記念写真と「カツカレー」の昼食 14:15発
14:35 定山渓トンネル(1135m)
もう怖いものなし、気合で走り抜ける
14:55 定山渓温泉街 66.35q
ここまでいくつかの橋も渡るのだが恐怖感も感じずに済んだ。しかも下りが続くのでほとんど漕がずに
来られた。多分本日のMAX50.1q/hはこの時だろう。
こんな温泉街にも警察車両が多数配備されているのに驚く
16:50 札幌駅着 95.00q
昔「札幌ステイ」のスキーツアーで夕方から夜にかけて、バスでこの道を戻って来たのを思い出した。
駅前で記念の写真を撮ってから苦難のホテル探しが始まった。
先ずは駅そばの南口から始めて北口にまで足を伸ばして当たってみたが全てダメだった。たまりかねて
訳を聞いてみると、何でも医療関係の学会があるとかでどこも満杯らしい。
と言われても、例によって私は札幌のホテル情報を何ももっていない。幸い「リッチモンドホテル札幌」で
タウンマップをもらえたので、それを頼りにすすきの周辺にまで足を伸ばしてみるがやはりダメ。最後の
方では、こちらから「ひょっとして今晩と明日の晩シングル空いていますか」と聞くようになった。
19:10 「ホテル ポールスター」チェックイン 103.35q
10数軒無駄足を運んだ末にやっと、道庁旧庁舎裏のホテルにチェックインできた。但し一晩だけしか
確保できなかったし高い!(¥6930) 構えはまあまあなのだがPCは使えず、朝食すらつかない。
しかし気力もなくなっていたし、「明日は明日でどうにかなるだろう」というズボラな性格の結果妥協した。
結局ホテル探しで市中を8qも走り回った事となった。
一息入れてから町に出てスパゲティとコーヒーの夕食をとりホテルに戻る。
まだ、大事な用件が残っているのだ。
そもそもここ札幌にはS君に奨められた美味しいハンバーグを食べに来たのだ。しかしS君からは
「札幌に行く時は連絡してくれ」と言われていながらまだその連絡はしていない。しかもこのホテル
にはPCの設備がなく、私はS君の電話番号を知らない。幸い店の名前と「円山公園の近く」という事
だけは函館でもらったメールでわかっているので、電話帳か104で店の電話番号を調べ、直接電話
をして明日は営業をしているのかとか詳しい道順などを聞く事にした。
全て徒労だった。104では「その名前の店はない」と言われ、その音と近そうな名前でも調べてもらっ
たがムダだった。
あんなに辛い峠越えは一体何の為だったのか!こうなったら「ソープ」でも「風俗」でも行って遊んで
やる!と思ったが、明日に望みを託して就寝。(本当です)
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