４：３０ 起床
夜中に2回程目覚めたが熟睡する。かなりの雨だったが夜半に上がっていた。テントが信頼でき
ひと安心。
７：００ のり巻きとスープ・紅茶の朝食後、すぐ近くのコンビニでパン３ケを購入して出発。
地図によると幹線道路のＲ８は内陸沿いにＲ１１６（西山バイパス）となり新潟まで通じているのだが、
柏崎からはＲ３５２／Ｒ４０２が、多分旧道なのだろうが、分岐して海岸沿いに走っている。
当然そちらのコースをとる積りでいたところ、コンビニ前からはすんなりと進む事ができた。
地震で修理、点検中の「東電柏崎刈羽原発」を大きく迂回していくのだが大発電所だ。なんと、
国道に「原発方面」という分岐点があるのだ。これには驚いた。しかもトラックを中心に列をなして
続いていた｡入場チェックの厳しさもその原因かも知れない。
ささやかなのだが、周期的にカサッ、カサッという音が出発の時から気になっていた。走りには影響が
なかったのでそのままにして置いたのだが、ここに来てやはりきちんと調べる事にした。後で後悔する
のはご免だ。始めは搭載荷物の一部が車輪とぶつかっているのかと思ったが、違う。
昨夜修理した前輪タイヤだった。あれだけちゃんとタイヤをリム収めたのにわずかにバルブ位置付近が
収まり切らず膨らんでいる。そこがブレーキパッドに擦れていたのだ。応急措置として、パッドの位置を
少し下げるという事も考えたが、やはり本格的に直す事にする。しかし場所が悪い。安全で少しは落ち
着ける場所が欲しい。
すると道路工事中の個所で一車線まるまる空いているところがあり修理を始めた。
８：００～８：４５ 前輪修理やり直し
荷物を降ろし、昨夜の後半の作業をするのだがどうもすっきりタイヤが収まらない。ヘラをグリグリ
したり、タイヤとチューブを思いっきり引っ張ったり、バルブを押したり引いたり（ここは経験者でないと
わかりにくいと思うが、ご容赦！）している内にスッポと収まってしまった。「狐につままれたようだ」と
いう感じだったが結果オーライだ。汗びっしょりだった。
道路工事が頻繁で、数キロ行くと通行止めになり迂回させられた。という事は山道に入るという事で
苦労させられた。おまけに途中でブレーキをかける時の摩擦音が気になり出し、再調査だ。今回は
車軸がクイックレバーのところで、ほんの数ミリ落ち切っていなかったのが原因だったので大した時間
もとらず復旧。
９：３０ 本道へ復帰 新潟まで６３㎞（と思っていた）
「良寛和尚」ゆかりの「歴史国道北国街道」と呼ばれている部分を通るのだが、ほとんど興味がなく
ひたすら走る。なんと言っても追い風で、非常に気持ちが良い走りができているのだ。トラブルの後
だけにひとしおだ。
１０：５０ 寺泊着 ４４．３３㎞ ＡＶ２０．２㎞/h（この速度に注目！）
この寺泊という場所に就いて何の知識も持ち合わせていなかったが、結構な観光地だ。佐渡への
フェリーも出ているし、観光バスも１０台以上停まっている。土産屋も沢山あるし「アメ横」のような
市場も建ち並んでいる。買出しを目的に来る人も多いという。
「ご飯ものを注文の方、蟹汁無料」という食堂の看板に惹かれて昼食にする。
「上生ちらし」１８００円を奮発。美味い！
１１：３０ 出発
この辺りは「越後七浦シーサイドライン」と呼ばれるが、時折山側に回りこみ数百メートル程度の
トンネルを抜けなければならない。久し振りなので緊張するが車が少なく全く危険は感じなかった。
１４：００ ８３キロ地点
もう新潟に着いていいはずなのだが、何となく市街地ではあるがまだ中心部には至らない。途中の
道路標識は何なのだろう。
今度自転車屋を見つけたら「むしゴム」を買おうと決めていたところ、やっとあった。（意外と自転車屋
が少ない事に驚く）一袋１００円で５，６個入っている。
その時だ、ふと、昨晩のパンクはパンクではなく「むしゴム」の劣化だと思っているが、本当のパンク
もしているんじゃないかと不安になった。
店先で修理させてもらえないかと図々しくも頼んでみると、そこの奥さんは親切にも「店主は留守だが
材料を持っているなら、道具は適当に使っていいですよ」と言ってくれた。毎度の事だが、自転車屋に
悪人はいない。
１４：３０～１５：００ パンク修理
早速買ったむしゴムを着けて調べてみると、やっぱりだった。穴が開いていた。パッチを貼って再度
点検してみると、もう一箇所、直ぐ近くにピンホールがあった。調べてみて本当に良かった。二つの
穴が近いのでパッチが部分的に重なってしまい不安が残ったが、再検査を入念にしてみても空気
漏れはなかった。
散々人に道を聞きながらやっと新潟市内中心部の「ＪＴＢ」にたどり着く。
１５：３０ ＪＴＢ新潟支店着
明日の小樽行きのフェリーの切符を買うのだが、事前にＪＴＢの旅行券を持っており、こんな事でもないと
使う機会がないので、どうしても営業時間内にＪＴＢに行く必要があったのだ。
加えて、ホテルの予約もしなければならないし、大学時代の友人Ｋ君との連絡もとらなければならない。
それなのにＪＴＢの仕事が遅い。「新日本海フェリー」の発券をした事がないのではないかと疑ってしま
う。おかげで、店の外で煙草を３本も吸ってしまった。
１６：３０ 駅前の「シングルイン＆ツイン新潟第２新館」チェックイン ９３．９９㎞
Ｋ君には急な連絡にもかかわらず大変お世話になりました。夕飯ご馳走さまでした。
新潟名産の「厚い油揚げ？」を出してくれたあのお店は良い雰囲気の店でした。本当にありがとうござい
ました。
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