稚内(フェリー)→利尻島→沼浦キャンプ場 | 37.20㎞(1090.32㎞) | 2:25 | 15.3㎞/h |
コース | 距離 (累計) | 稼働時間 | 平均速度 |
第16日目 6月08日(月) 曇り時々晴れ
利尻島だ!メバル2尾
「行けたらいいなあ」程度に思っていた「利尻島」に行くことになりドロナワ式に情報を集めてみた。
島には周回道路があり、およそ54㎞…うーん程好い長さだ。キャンプ場も何ヶ所かある…よしキャンプをするぞ。そこそこにコンビニがある…補給には困らない。北部分には自転車道がある…是非走ってみよう。
ユースの朝食が6時からで、それを済ませてフェリーターミナルに行くとなると7時50分稚内発、9時半利尻島着の便が使える。一泊して帰りの便は8時40分発、こちらには10時20分着を使えば明日は半日以上走れる。
礼文島に行くかどうするかは相当迷ったが、周回道路がないことが最大の理由で断念した。
05:30 起床 即 出発準備
06:30 ユース 出発
07:00 乗船手続き完了 フェリー代 人+自転車で3670円
07:50 フェリー出航
( ハートランドフェリー
『サイブリア宗谷』 )
( 稚内の町並み )
( 納寒布岬 )
09:50 利尻島 着
( 港からの利尻富士 )
( 気持ちの良い自転車道だが、 かなり、かもめのフンが )
利尻に着いてみると昨日よりはるかに暖かく晴れている。それだけで幸せな気分になれるというものだ。
港近くの郵便局で現金を引き出してから、早速一般道から離れ、自転車道に入り込む。概ね一般道より海側を走っており快適。かもめのフンが目立つが文句を言う筋合いではあるまい。のんびりと潮風に当たりながらの極楽サイクリングだ。そんなに多くの自転車道を走ったわけではないが、整備状況などから見てここは良い方に入る。
左の写真は、島を時計の文字盤に例えると11時付近を走っている時に、利尻富士上空にかかっていた虹色の雲だ。
余りに珍しく、綺麗だったので何枚も写真を撮ったがこれはサングラスの偏光グラス越しに撮影したもの。
しばらく見とれていました。
( 虹雲がかかる利尻富士 )
( うに・いくら丼 : 500円引きで2125円 )
( 念願の釣果 )
11:30 沓形港 着
ここは礼文島行きのフェリーが発着する港で周辺には民家・お店がかなりある。港に建つ食堂で昼食にする。来られたお祝いで「うに・いくら丼」。
ふと外を見ると突堤で何人か釣りをしている。そう言えば北海道に渡ってから一度も釣りをしていない。今回の旅は「バイク&フィッシュ」がテーマではなかったか。急遽、餌にすべくトッピングのいくらをティッシュに10粒ほど包んで突堤に向かった。
釣り人の中に少年がいたので、「何が釣れるのか」とか「今日、学校はどうした」などと話しながら見ていたが、私持参の道具でも何とかいける目安が付いたので、いくらを餌に横浜で習い覚えた岸壁釣りを始めた。
少年はKクンといい中学2年。やたらと私の道具や仕掛けに興味を示す。ややもすると、それを使いたがる。そんなに珍しい道具ではないのだが…。とにかく人懐こい。
いくらが餌ではいくらやっても魚信がない。その内K少年が「イソメ」を分けてくれた。すると直ぐに魚信があり(本当に久し振りの感触でした)、上がったのが20cmほどのメバル。(ここでは「ガヤ」と言うそうだ)いやー嬉しかった。長い道中、竿と小道具を運び歩いた甲斐があったと言うものだ。あまりワーイワーイとはしゃぐのもみっともないので「こんなの当然だ」という顔をしていたが、内心では万歳三唱だ。
続けて数分後に更に同じ形のメバルが上がったが、何故かそれ以後はばったりと止まってしまった。気が付けば2時半を回っていた。
K少年は「直ぐ近くに沓形岬公園キャンプ場があるからそこに泊ればいい。夕方までやったらもっと大物が釣れるかも知れない」と勧めるのだが、ここからだと明日の朝が忙しい。あと3分の一ほど回っておかないと、明日、「姫沼」を見学してから8時位に港に着くのが辛くなる。残念だが撤収して先を急ぐ事にした。獲物はここでは鱗をとり、内臓を出して携行。キャンプ場で調理する積り。
15:00 沓形港 出発
( 島の南端から見た利尻富士 )
( キャンプ場入り口 )
思えば一日中「利尻富士」を左手に見ながら走っていたことになる。どう見ても「富士山」とは似ていない。もっと険しく荒々しい。尾根筋は鋭く、深い谷が走っている。名称はともかく登山者が絶えないというその魅力は何となくわかる気がする。
16:20 沼浦キャンプ場 着
いくら無料とはいえクッチャロ湖と比べると雲泥の差だ。東屋はないし芝のサイトもない。トイレは水洗ではないが、水場で水がちゃんと出る事だけが救いだ。他にキャンパーは居ない。
( 3枚におろす )
( 持参のバターでソテーに )
早々にメバルを調理して、カレーライスとサラダの夕食をとる。メバルは醤油を少したらして非常に美味。その後ゆったりとラジオを聞きながらお茶の時間。眼前には利尻富士の刻々と変っていく色模様。
暗くなる前に、近くの展望台まで散策。これがまた満足の景色だった。
( 夕映えの利尻富士 )
19時前に家人へ定期連絡をしようとしたが「圏外」だった。因みに「ソフトバンク」です、はい。