天塩→遠別→苫前→留萌 | 118.06㎞(1310.33㎞) | 6:45 | 17.1㎞/h |
コース | 距離 (累計) | 稼働時間 | 平均速度 |
第18日目 6月10日(水) 曇り時々晴れ
今日はサイクリングな一日
久し振りに遅くまで目が醒めなかった。やはり昨日の疲れはかなりのもののようだ。今日の風向きが気にかかる。
06:00 起床
06:30 出発
昨日お世話になったセイコマートに寄って、おにぎり、お菓子等の食料を買い込み、ついでに朝食も済ませる。一路「オロロンライン」を南下する。
( 07:34 気になる装置 - 1 )
( 12:47 気になる装置 - 2 )
以前、道東・道南を走った時も気になっていたのが、道路脇にある写真左のような装置だ。一見したところでは長ーい陳列棚のように見えるが、よく見ると、その棚部分が動くようになっている。今回のツアーでやっとその正体がわかったような気がした。写真右はその棚部分が回転して、全体で塀のようになっているところなのだが、どうも「防風壁」ではないかと思われる。どちらも内側は農地だし、海岸沿いの風が強いと思われる地域だ。 どなたか知っている方がいたら教えて欲しいものだ。
08:00 23㎞ 道の駅「富士見」 着
この頃には薄日が指し始め、穏やかな良い日和になってきた。
坂を登ったところにある「道の駅」に立ち寄ってみると、そこに、黄色の「ママチャリ」に荷物を積んだ青年がパンを食べていた。Mクンという。
野宿の繰り返しで、もう何日も風呂に入っていないという。昨日は私と同じように向かい風に苦しみながらも100㎞以上走ってきたという。(このママチャリには変速装置はなくてもサイクルメーターは付いているのだ)それでも昨晩はここのベンチで寝たというからエライものだ。やはり若さか!
次の道の駅での再会を約して、私が一足先に出発する。
恥ずかしながら、私、途中でMクンに追い越されました。ママチャリ青年恐るべし。次の道の駅までは内陸部を走る関係もあり、相当のアップダウンが随所にある。彼も登りは歩くのだがその速度が違う。ほとんど駆け登る。もちろん平地のスピードも大したものだ。追い越されてからしばらくは姿が見えていたが、しまいに見えなくなってしまった。
( 09:20 30㎞ 波は穏やか )
10:15 42㎞ 道の駅
「ロマン街道しょさんべつ」着
ここで彼は待っていてくれた。優しい青年で「それ程は時間は経っていませんよ」と言ってくれた。
未だ昼食という時間でもないので、名物のソフトクリーム(大)を一緒に食べた。美味いです、ととても喜んでくれた。
これからは海岸沿いに函館まで走る積りだと言うので、私が多少は知っている道路事情・トンネル事情などを伝えて別れた。
方向が一緒なので、またどこかで会えるだろうと思っていたが、会えなかった。やはり速いのだ。
4㎞程のところにある「初山別」の町で五目中華丼の昼食をとる。
しばらくは海の見える丘陵地帯を気持ち良く走る。
( 14:50 80㎞ 苫前の先 風車の向きに注意)
左の写真の辺りからはほとんど海岸線を直ぐ右に見ながら走る平坦なコースとなり、風車はこちら向きになっている事からも判るように追い風となっている。天候も上々。
昨日が地獄なら、今日は極楽サイクリングだ。
私は別にツーリングの速さにこだわる者では決してないが、それでも、速いと気持ちが良い。
3時から3時15分の15分間を計測したが、進んだ距離は7㎞だった。つまり時速28㎞/h。
ギアもフロント・ミドル:リア・6(小さい方から3番目)が使えている。夢みたいだ。
本日最後の30㎞は、追い風に後押しされた事もあり、通常の巡航速度22~23㎞/hでこごうとしても、どうしても27~28㎞/hになってしまう。
本能のように自然と足が動いてしまうのだ。足が動きたがっているのだ。
色々な本やサイトにも書かれているが、本当に風は気まぐれで、敵にも味方にもなる。季節的な法則性はあるものの、その日の、その場所の風向・風速は行ってみなければ判らない。
目的地留萌はもう直ぐだ。と言っても左の写真からでも25㎞だ。昨日の25㎞の何と遠い事だったか。それに引き換え…。
( 15:30 93㎞ 道の駅 おびら鰊番屋 )
( 16:55 JR留萌駅 )
16:55 留萌駅 着
早速、駅近くの観光案内所に行き、安ホテルの所在を教えてもらう。
紹介されたのがホテル光陽館。道路向かいの食堂での夕食込みで5500円。とても綺麗とは言えないが、自転車を物置に置かせてくれたので文句はない。
結局、翌日は風雨が強く連泊したのだが、翌日分は4000円(食事なし)にまけてくれた。
( 駅前のホテル 光陽館 翌日の写真 )
( 1000円で作ってもらった食堂の夕食 )
本当に北海道を走ったと言える楽しい1日だった。