「八ヶ岳南麓散歩」
新宿でJR中央線特急「あずさ」に乗り約1時間半韮崎を過ぎ長坂のあたりにかかると右前方に八ヶ岳連峰が眼に入ってきます。八ヶ岳連峰は山梨県と長野県の境界に横たわる美しい火山である。八ヶ岳連峰を形成する代表的な峰々は赤岳(標高2899m)を主峰に横岳・阿弥陀岳・硫黄岳・権現岳・天狗岳・編笠山・西岳などがあるが、それぞれ独自の山容を誇りながら八ヶ岳連峰という美しい山体をつくっている。数多くの峰に分かれる前は富士山より高かったと言われている。山梨県の北西部(高根町・大泉町・長坂町・小淵沢町)、八ヶ岳を背に南面の裾野に広がる清里高原・大泉高原・小淵沢高原それに長野県の富士見高原を八ヶ岳南麓といっている。
信玄棒道
信玄棒道は戦国時代の甲斐の英雄・武田信玄が信濃政略のために造った軍用道路である。武田軍は強力な騎馬軍団で知られているがその軍馬が走るためまっすぐに造られ、棒道と呼ばれている。当初は下の棒道・中の棒道・上の棒道と3本有ったが現在は上の棒道が残っている。今回は小海線甲斐小泉駅から棒道火の見までを歩いてみた。
甲斐小泉駅 → 小荒間古戦場跡 → 三分水一湧水 → 小荒間番所跡 → 女取湧水分岐 → 西国三十三番観音 → 棒道火の見
高原鉄道小海線の甲斐小泉駅で下車する。小さな無人駅であるが私が訪れるときはいつもホ−ムの端に猫がいる。猫が駅長を務める駅である。駅舎を出ると正面に雄大な富士山が見える。駅のすぐ左の階段を下りるとシルクロ−ド博物館がある。これは日本画家の平山郁夫氏の夫人が収集したシルクロ−ドの村々の織物や装飾品が展示されている。駅右手を小淵沢方面に線路沿いの車道を少し歩くと右手に小荒間古戦場跡がある。このあたりは武田信玄が信濃の村上義清の軍と戦い、勝利をおさめた地といわれる。周辺には信玄が座ったとされる御座石などがある。
突き当たりT字路を左に折れ少し下ると右に八ヶ岳の湧水のひとつ三分一湧水があ。小さな緑地公園になっている。三分一湧水は今でも一日8500tの湧き水があり日本名水百選の指定を受けている。武田信玄がこの湧水を下流の3つの村に平等に分けるようにしたものといわれ、その工法が注目されている。
今来た道を戻りすぐ左手の橋を渡る。少し歩き右に折れ小海線のガ−ドをくぐると左に小荒間番所跡がある。番所跡を通り過ぎ左にゆるくまわり、畠や庭に植えられた花を見ながら小荒間の集落を抜けて行くと樹林帯の中の棒道に入っていく。古杣川を渡るといよいよ山道になり、別荘が見え隠れする雑木林の中をゆるやかに登っていく。雑木林の中の道なので展望はないが所々に道標があり道は整備されている。また西国三十三番観音の石仏が次から次と道端に佇みハイカ−を迎えてくれる。点在しているその石仏の顔を観察しつつ、女取湧水から流れる豊富な水量の小川の音を聞きながら歩く。、女取川を渡り坂を登ると最近開発された別荘地に出る。別荘地に出た所に一番大きな石仏がある。別荘地に沿ってすすむと広く切り開かれた道幅になる。この道幅があれば馬は一気に駆け抜けることが出来ただろう。この道を野鳥のさえずりをききながら、また季節によってはアザミ、キキョウなど野草も見られ、右手には権現岳、左手にはゴルフ場が見え隠れしする気持ちのいい緑陰のハイキングコ−スである。注意深く梢を見るとリスなどの小動物も見え、冬になると日本カモシカも山奥からおりてくる。最近八ヶ岳にも熊が現れたという噂があるので山深く入るひとは注意を怠らないようにした方がよい。
やがて左手にゴルフ場が現れ、ゴルフ場に沿って歩くと町の水道施設と火の見があり棒道と編笠山へ続く旧道の交差点に着く。ここでの眺めは素晴らしく正面に甲斐駒ヶ岳・北岳のピ−ク・鳳凰三山、背後には編笠山・権現岳・西岳が見える。
( 写真をクリックすると少し大きくなります )
八ヶ岳花の公園
高原鉄道JR小海線の甲斐大泉駅から天女山へ通じる道は2車線の道路で車も結構通るが両側に歩道があり安心して歩ける。登り一方の坂道で、歩いていて一休みを感じるような平坦な部分はなく、年寄りには少しきつい。が道路の両側の林の中には洒落たペンションや別荘があり、道沿いには若い女の子好みと思われる洋食店やギャラリ−がある。また秋には真っ赤に染まった楓が美しく眼を楽しませてくれる。駅から30分位歩くと八ヶ岳花公園がある。ここは野原いっぱいとか林の公園ではなく
SHOP である。いろいろな花の種子・球根・苗や樹木の苗木と植物の育て方など園芸関係の書籍や野生の動植物をデザインしたグッズなどを販売している。レストランもあり建物の中は温室・グッズの店舗・レストランに分かれている。庭にはいろんな植物が植えてあり、別荘の庭に高山植物などを植えて自分で庭造りをする人には参考になる。(пD0551-38-0087)
八ヶ岳山倶楽部
八ヶ岳花の公園の隣(坂の上)に俳優の柳生 博さんが経営している八ヶ岳倶楽部がある。レストラン・ギャラリ−・スペ−スの3つの建物と枕木で造られた木道の回廊がある広い雑木林がある。
スペ−スは小規模の展覧会が開ける建物で個人やグル−プでの展覧会が一週間の単位で開かれている。
ギャラリ−では天然木材の一枚板で作ったテ−ブルや椅子など洒落たデザインの家具、フクロウをはじめ野生動物の彫刻や絵画・コ−ヒ−カップや皿などの食器類、その他の雑貨・日用品などを展示販売している。飾ってみたい、使ってみたいものが沢山ある。見ているだけでも楽しく時間のたつのも忘れる。園芸関係や庭造りに関した書籍や樹木の苗木も販売している。
レストランは軽食・喫茶が主であるが美味しい。グル−プで行って人に迷惑を掛けない程度にわいわい言いながら飲んだり食べたり出来る大きなテ−ブルの席もある。夏は外の緑陰のデッキでお茶を飲んだり、食事をするのもよく、紅茶に数種類の果物を入れゆっくり加熱して果物のエキスを出したフル−ツティ−はお薦めである。席が混んでいるときは受付に申し込んでおいてギャラリ−を見たり、庭を散策していれば呼んでくれる。
柳生さんが在宅のときは訪れた人々と気さくに話をしたり、買った書籍にサインをしたり、一緒に写真におさまってくれる。息子さんの真吾さんは
NHK の日曜日の朝の園芸番組を担当していてそちらが忙しいようだ。スタッフの中には関西から八ヶ岳にハイキングに来てここが気に入ってこのまま働いている人もいる。(пD0551-38-3395)
清春芸術村・美森山とキッズメドウハイランドパ−ク・清里萌木の村・えほん村・くんぺい童話館・清里北澤美術館・観音平と編笠山・天女山・清泉寮と八ヶ岳自然ふれあいセンタ−・加藤楸邨記念館・・・・・・・・と続きます。
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八ヶ岳通信編集部が発行しているメールマガジーン「八ヶ岳通信・7月号」より一部を転載します
【トピックス】
■第12回・清里フイ−ルドバレエ・コンサ−ト
自然の木立を背景に、数々の名作クラシックバレエ、創作バレエをお送りして、常に瑞々しい感動の拍手を頂いて参りました。
2001年は「天上の詩」「妖精物語フエアリ−テイルズ」「白鳥の湖」をお送りします。世紀を超えて語り継がれる真夏の夜の物語。どうぞご期待ください。
・期日/7月28日(土)〜8月8日(水)
・開場/19時30分 開演/20時
・会場/清里萌木の村グリ−ンガ−デン特設野外劇場
・出演/バレエシャンブルウエスト
舩木洋子バレエフォレスト
・プログラム/「天上の詩」7/28 8/5
「妖精物語フェアリーテイルズ」7/29 7/31 8/6 8/8
「白鳥の湖」7/30 8/1 8/3 8/4 8/7
・入場料/大人3500円(前売り券) 4000円(当日券)
小人2000円(前売り券) 2500円(当日券) 4歳以上小学生以下
・問い合わせ/電話0551-48-3522(萌木の村)
・関連情報/ http://www.moeginomura.co.jp/FB/index.html
【トピックス】
■第11回・シマノ八ヶ岳バイカーズ・フェスティバル
------痛快、極楽、MTB天国。------
MTB(マウンテンバイク)ファンにはたまらない、あのイベントが今年も清里にやってきます。既に大会参加は締め切られていますが、ギャラリー大歓迎。本格的なヒルクライムやクロスカントリーなど、オフロードレースを観戦できます。
初心者向けの自転車乗り方教室もあります。
・開催日/7月2日(祝)〜22日(日)
・会場・キッツメドウズ清里ハイランドパーク
・問い合わせ/電話06-6341-7174 FAX 06-6344-0403
シマノ・サイクルスポーツイベント事務局
・関連情報/http://cycle.shimano.co.jp/
【美味紹介】
---やってきました夏休み・八ヶ岳高原のバーベキュー特集---
■滝沢牧場
・定休日/なし
・営業時間/9時〜18時
・問い合わせ/電話0267-98-2222
・関連情報/ http://www.cconsult.co.jp/TAKIZAWA/
■小須田牧場
・料金/一人前1600円(ジンギスカン)
・定休日/水曜(祝日の場合は翌日休)
・営業時間/9:00〜11:30 13:30〜17:30
・問い合わせ/電話0551-48-2630
■谷口牧場
・料金/一人前1700円
・定休日/木曜(7/20〜9/5無休)
・営業時間/9:00〜17:30
・問い合わせ/電話0551-48-2731
■美味小舎
・料金/2500円〜
・定休日/火曜(4月〜10月無休)
・営業時間/10:00〜22:00
・問い合わせ/電話055148-3405(オーベルジュ)
■高原食堂
・料金/一人前2300円
・定休日/火曜(8月無休)
・営業時間/11:00〜22:00
・問い合わせ/電話0551-48-4489
■清泉寮バーベキューガーデン
・料金/一人前2000円
7月19日(木)〜9月2日(日)
・営業時間/11時〜20時
■キッツメドウズ清里ハイランドパーク
・定休日/なし
・営業時間/10時〜15時(食べ放題)
・料金/大人(中学生以上) \1,980 小学生 \1,350
子供(3歳以上) \520 子供(3歳未満) 無料
ビールバー1,000円・ソフトドリンクバー500円の追加で飲み放題でご利用に
なれます。
『ナイトバーベキュー』(食べ飲み放題)
・営業時間/17:30〜21:00(2時間以内)
・料金/大人(中学生以上) \3,650 小学生 \2,300
子供(3歳以上) \730 子供(3歳未満) 無料
・10名以上のグループでご利用下さい(完全予約制)
・女性割引あり
・送迎バスについてはご相談下さい。
・問い合わせ/電話0551-48-4111(代)
・関連情報/ http://meadows.kitz.co.jp/
■泉郷 四季亭(バーベキュー)
・定休日/なし(9月より火曜定休)
・営業時間/昼11時30分〜14時(食べ放題)90分時間制限あり
・料金/ 大人(小学生以上) \1.500 小学生未満 \750
・営業時間/ 夜17時30分〜20時(食べ放題)90分時間制限あり
・料金/大人(中学生以上) \3.500 小学生以下 \2.500
飲み放題の場合は+1.200円 ビール、ソフトドリンク等追加でご利用に
なれます。
予約できます。 送迎バスについてはご相談下さい。
・問い合わせ/電話0551-38-2336(代)
・関連情報/ http://www.izumigo.co.jp/tab/yatsu_00_frame.html
【施設紹介】
--八ヶ岳のおすすめ施設--
■びばりうむ 長坂
---オオムラサキセンターに巨大バタフライバスケット完成---
長坂町のオオムラサキ自然公園に「自然観察施設」が完成し「びばりうむ長坂」と愛称が決まり、6月22日にオープンしました。
施設は面積約1400平方メートル、高さ8.5メートルの巨大なもので、鉄骨に合成樹脂ネットを覆い鳥などの被害を避け、バスケット内には木道が整備され、歩きながら観察出来るようになっていまます。またオオムラサキの幼虫が食べるエノキや成虫が吸う樹液の為のクヌギ、他の蝶が食べる草木や野草、花が約50種類ほど植えられています。まだ埴哉されたばかりなのですが、将来的にはバスケットの中は里山の生態系が実現され、オオムラサキや他の蝶の楽園となるでしょう。
・今、オオムラサキセンターではオオムラサキが乱舞しています。これから8月の中頃 まで観察することが出来ます。
・休館日/月曜日(7月20日〜9月2日までは休館日なし)
・開館時間/9時〜17時
・交通/長坂インターから日野春駅方面に向かい車約10分
・料金/大人400円 子供200円
・問い合わせ/電話0551-32-6648
【八ヶ岳歩こう会】
---新緑の里山を歩きましょう---
・いよいよ山梨県にも県ウォ−キング協会が設立されることとなりました。今月中にも 発足総会が開催される予定です。ますます活発になる山梨の、そして八ヶ岳のウォ− キングシ−ンから目が離せません。
・ウォ−クイベント情報
1)7月14日(土) JR駅からハイキング・オオムラサキ遊歩道
2)7月15日(日) 棒道と名水のウォ−キング(原村)
3)7月28日(土)〜29日(日) 甲州夢街道(JR鳥沢〜笹子〜勝沼)
4)8月4日(土)〜5日(日) 寅さんウォ−クIN小諸
5)8月27日(月) 佐久平ウォ−ク
詳細は八ヶ岳歩こう会HPをご覧下さい。
・関連情報/ http://yatsugatake.net/arukoukai/
---「甲州街道宿駅制度400年」記念イベント---
「甲州夢街道ウォ−ク」
http://www.koshu2001.gr.jp/proinfo/walk.htm
【イベント情報】
---八ヶ岳・夏のイベント特集---
■収蔵作品より「骨のない魚、音のない風、闇のない物語」
・開催中〜〜7月15日(日)
・場所/清里フォトアートミュージアム
・入館料/大人800円 学生600円 中・高生400円
・問い合わせ/0551-48-5599
・関連情報/ http://www.comlink.ne.jp/~kmopa/
■エオルス・サマー・コンサート〜水上尚子とエオルスの仲間たち〜
・日時/7月20日(祝) 開演14:00
・料金/2,000円
・場所/ペンション月下草舎
・問い合わせ/電話 0551-36-4801
・関連情報/ http://kobuchisawa.gr.jp/gekka/
■さくさくまつり花火大会
・日時/7月21日(土) 19時半〜
・場所/栄海(よしみ)橋下流(長野県佐久町高野町)
・打ち上げ数/約2,000発
・問い合わせ/電話0267-86-2525(佐久町役場総務課)
■ウィーン・シューベルト少年合唱団
音楽の都ウィーンが生んだ実力派の合唱団。12〜13歳までの少年部と声変わりした青年部による4部合唱というユニークな編成をとっています。ウィーン少年合唱団の指導にもあたっていた指揮者G.トラベジンガーのもと、近年めきめきと頭角をあらわし、ウィーン市内の宮殿や教会などで演奏活動をおこなっています。
・日時/7月22日(日) 開演15:00
・料金/\3000(全席自由)
・場所/小淵沢町福祉活動センター 大ホール
・予約/電話 0551-36-2111(小淵沢町役場)
■清里の星空を楽しむ集い
−同時にホタル観察も−
・日時/7月28日(土)18時50分〜20時30分
・場所/八ヶ岳少年自然の家
・参加費/無料
・事前予約/6月30日より申し込み受け付け
・申し込み/0551-48-2306(八ヶ岳少年自然の家)
■ふるさと祭り祇園祭花火大会
・日時/7月30日(月) 21時〜
・場所/長野県小海町馬流・土村地区
・打ち上げ数/約2,000発
・問い合わせ/電話0267-92-2525(小海町役場観光課)
■永瀬照子展〜野草を手漉きし、アートする〜
・開催中〜7月31日(火)
・場所/ティ&ギャラリ森呼吸
・時間/10時〜18時(火・水曜日休館)
・問い合わせ/0551-36-4694
■書を彫る芳栄展
・日時/開催中〜7月31日(火)
・場所/八ヶ岳高原ロッジアートサロン
・問い合わせ/電話0267-98-2131(八ヶ岳高原ロッジ)
・関連情報/http://www.yatsugatake.co.jp/
■「リゾナーレ高原音楽祭」〜室内楽フェスティバル〜
・8月2日(木)・3日(金)・4日(土)
・チケット/一公演\5000
・場所/リゾナーレ小淵沢
・問い合わせ/0551-36-5123
・関連情報/ http://www.risonare.co.jp/
■八ヶ岳サマーフェスティバル イン こぶちさわ
スパティオ小淵沢会場での農業祭に始まり、馬術競技場で繰り広げられるホースショーに花火大会。
・8月4日(土)
・問い合わせ/0551-36-2111(小淵沢町役場)
・関連情報/
http://www.yatsu.gr.jp/kbc/newinfo13/news07-50.htm
■「バレエ・メルヘン原画展」〜フィールドバレエに寄せて〜
・開催中〜8月8日(水)まで
・場所/えほん村
・休館日/水曜日
・入村料/大人800円 小人500円
・問い合わせ/電話0551-36-3139
・関連情報/ http://yatsugatake.net/ehonmura/
■松原湖畔クラフト工房フェア
・日時/8月11日(土)〜12日(日)
・場所/長野県小海町松原湖畔
・内容/陶芸・ガラス工芸・籐工芸などの出店や人形劇、民族楽器の演奏、
フリーマーケット開催
・問い合わせ/電話0267-93-2005(松原湖観光観光案内所)
■川上花火大会
・日時/8月14日(火) 20時〜
・場所/長野県川上村村営グラウンド
・打ち上げ数/約700発
・問い合わせ/電話0267-97-2121(川上村役場企画課)
■高根いきいきふるさと祭り
・日時/8月14日(火)
・場所/高根中学校グランド
・花火は20時45分〜21時15分まで2000発の花火が打ち上げられます。
■松原湖灯籠流し花火大会
・日時/8月16日(木) 20時〜 灯籠流しは19時半〜
・場所/長野県小海町松原湖畔
・打ち上げ数/約2,000発
・問い合わせ/電話0267-92-2525(小海町役場観光課)
■国立天文台野辺山特別公開
例年9月23日に年1回天文台全館を公開する特別公開は、今年は8月25日になり ました。来やすい日時になりましたので大勢の皆様にお越しいただきたいです。
・日時/8月25日(土) 8時〜16時
・場所/国立天文台野辺山
・交通/JR小海線野辺山駅下車徒歩30分(当日は駅より無料のシャトルバスが運転 されます)
・内容/研究内容の紹介、施設の公開、特別講演会、工作コーナーなど
・その他/見学の方はスリッパなどの上履きをご持参下さい。
・問い合わせ/電話0267-98-4300
・関連情報/ http://www.nro.nao.ac.jp/~openday/
■森のあかり 夏のクラフト展 2001
--同時開催 金子正人ガラス展--
・日時/8月1日(水)〜 8月31日(金) 9時30分〜18時
自分に響く今を一気に吹き込むガラス。
透明な形、淡い色彩のガラスの器を揃えました。
他に、いろいろなクラフトが楽しみです。
・作者/人形 松本昌子
ジュエリー 海野えり子 森岡晃
手織り 薄井ゆかり 小牧佳寿代
染め 奥村羊子 桑田愛子
扇子 杉山茂
あかり 内田勝己 桑田愛子
・会場/ギャラリー工房 森のあかり
・問い合わせ/電話0551-38-0248 FAX 0551-38-4027
メールakari-m@d5.dion.ne.jp
・関連情報/ http://yatsugatake.net/morinoakari/
■日本の伝統食器展「ガラスの器 〜明治・大正・昭和〜」
・開催中〜9月10日(月)まで
・場所/ホールオブホールズ
・入館料/大人800円、小人500円(オルゴール展示室も含む)
・問い合わせ/電話0551-48-3535
・関連情報/ http://www.sannichi-ybs.co.jp/MOEGI/syokki.html
■〜用の美 溢れる本のデザイナー〜 戸田ヒロコ装幀の世界
・8月5日(日)〜9月30日(日)
・場所/ティ&ギャラリ森呼吸
・時間/10時〜18時(火・水曜日休館)
・問い合わせ/0551-36-4694
■井津建郎「アジアの聖地:石造遺跡─光と影」
・7月20日(日)〜10月21日(日)
・場所/清里フォトアートミュージアム
・入館料/大人800円 学生600円 中・高生400円
・問い合わせ/0551-48-5599
・関連情報/ http://www.comlink.ne.jp/~kmopa/
■甲州夢街道ウォ−ク
2001年は徳川家康が五街道を制定して400年目にあたります。
江戸後期から明治にかけて発展した養蚕業によって、甲州街道は日本のシ
ルクロ−ドとなりました。21世紀の今、この道を「情報のシルクロ−ド」
として蘇らせようというイベントが様々に計画されています。
これはその一環としてのウォ−クです。
新宿から下諏訪までの200キロを12区間に分け、、本年4月から11月の土
日に計12回実施します。ウォ−ク実施に合わせて、各通過地域での交流イ
ベントもおこなわれます。そちらもお楽しみ下さい。
・詳細案内/ http://www.koshu2001.gr.jp/proinfo/walk.htm
■アンティークオルゴールコンサート(ホールオブホールズ)
・毎週、水曜日、土曜日、(7時40分開場、8時開演)
・場所/ホールオブホールズ
・料金/3000円(予約制、定員50名)
・問い合わせ/電話0551-48-3535
■バ−ドウオッチング(サントリ−白州蒸留所)
・毎月、第2第4日曜日、8時〜10時
・場所/サントリ−白州蒸留所内バ−ドサンクチユアリ
・参加費/無料(予約不要)
・専門家の案内があります。
・問い合わせ/電話0551-35-2211
【お知らせ】
●動くフォトギャラリートレイン
7月20日から小海線で昨年に引き続き、鉄道ジャーナリスト「塚本和也氏」の写真を飾ったフォトギャラリートレインが運行します。
塚本和也氏は、小海線を走った機関車C56を撮影し続け、鉄道ファンにも「C56の塚本」と言われるほど、蒸気機関車「C56」に関して、ライフワークとして撮影、調査、資料収集を行った方です。
昭和46年フジフォトサロン銀座で個展「小海線のC56」を開催以降、各地での個展は10回を数え、今回夏休み期間中、小海線の通勤車両を展示場として一般に公開されます。
・運行期間/7月20日〜8月26日
・運行区間/小淵沢駅から小諸駅
運行時間に関しては、小海線各駅にお問い合わせください。
・関連情報/ http://www.butaman.ne.jp/~c56tsuka/index.htm
八ヶ岳山ゆり美術館
「八ヶ岳山ゆり美術館」は小淵沢高原にあり、1911年生まれで今年90歳になる「山岳画家」樽見盛衛画伯の作品の常設展示館である。北アルプス・南アルプス・安曇野・八ヶ岳・妙高・赤倉を描いた絵画が常時70点余り展示されていて、時々展示替えが行われる。
館長の話では樽見画伯は納得のいくまで何度となくその現場に足を運びその場所で仕上げるとのことである。早描ぎだそうである。筆のタッチはパステル調で一見印象派の感じであり、遠く離れて見てその良さがわかる。10mは離れて正面だけでなく右から、左からと場所を変えて見て欲しいとのことである。絵が欲しい人のために家庭で飾れる大きさの絵も沢山描き販売してくれる。
美術館に塔がありラセン階段で上ることが出来、塔の上からは南アルプス・富士山・奥秩父・八ヶ岳など3
60゜の眺めが眼前にせまる。(JR中央線「小淵沢」駅下車、徒歩20分 пD0551-36-4138)
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馬をイメージしたモニュメント 八ヶ岳山ゆり美術館全景
小淵沢絵本美術館
赤松の林の中の自動車道路を一歩横に入ったところ、白樺と楢の木に囲まれ南面は広く開けて富士山・甲斐駒ヶ岳と南アルプスが一望できるロケーションの良い場所に十字架でも付いていれば可愛いチャペルではないかと思われる建物がある。これが小淵沢絵本美術館である。外観といい間取りといい別荘として持ちたいような小さな美術館で、中に所狭しと英国の絵本作家ケイト・グリーナウェイの作品を中心に欧米の絵本原画を常設展示している。一階に一見隠し部屋のような部屋がありそこで年4回、3ヶ月ごとに特別企画展も開催される。私が行ったときは地元小淵沢のクラフト作家の作品が展示されていて見応えのあるものであった。珈琲・紅茶など好みによってドリンクのサービスがあり、大テーブルで絵本を見ながらでも、または外のデッキで山を眺めながらゆったりした気分で"夢と憧れ"の静かなひと時を過ごすことが出来る。
(JR中央線「小淵沢」駅下車、徒歩30分 пD0551-36-5717)
清里現代美術館
1990年9月19日に開館した清里現代美術館は、一個人の眼を通して収集されたコレクションを美しい自然と、現代美術にふさわしい空間の中で紹介するブライベート・ミュージアムで、開館以来、そのコレクションの質の高さと、個性的な活動は、多くの人々の共感を得てきたと館長は力説している。現代美術を「見る」ことを大切に、絵画というジャンルにとらわれることなく現代美術の周辺世界をも紹介。現代音楽を聞く「音」の常設展示など、視聴覚的な効果を追求している。美術館全体がこれら現代美術の展示を考慮して設計されている。
主なコレクションは、BEUYS(ヨーゼフ・ボイス)、RAINER(アーノルフ・ライナー)、FLUXUS(フルクサス)、Contemporary
art collection、Poster collection、Object-book collection など。
清里現代美術館の館長は大変な話し好きで、その気になれば半日でも美術談義が続く。
(JR小海線「清里」駅下車、徒歩10分 пD0551-48-3903)
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花パーク
フィオーレ小淵沢と昆虫美術館
フィオーレ小淵沢
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フィオーレ小淵沢エントランスゲート ムシトリナデシコとルピナス
2000年4月29日「みどりの日」に開園した小淵沢の花パーク フィオーレ小淵沢は標高1000mの高原に500種・50万株の高原の花々が広さ
16 haの園内に配置され、真冬を除いて四季折々の花が楽しめる。フィオーレとはイタリア語で花という意味だそうである。
園内には展望台・体験工房・ショップ・レストラン・子供の広場(簡単なフィールドアスレチック)があり、今年(2001年)昆虫美術館が新設された。展望台では花いっぱいの園内と富士山・南アルプス・八ヶ岳の山並みの景観が楽しめる360゜の大バノラマである。体験工房では寄せ植え・ドライフラワー・押し花などの体験ができ、ショップでは花の鉢植・苗・ドライフラワー・ハーブティー・山梨県の名産品などを販売している。レストランは軽食と喫茶で公園を散策した後の休憩として利用するとよい。
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ボーダーガーデン 日向ぼっこのツバメの赤ちゃん
ルピナスの群落
こぶちざわ昆虫美術館
世界的に有名なコレクター、塚田悦造氏が約30年かけて収集したおよそ10,000ケースの中から、蝶蛾を中心に600〜700ケースが常時展示されている。世界最大級のトリバネチョウなどの珍しい蝶から、八ヶ岳周辺で見られる昆虫群、世界の珍しいカブトムシ、クワガタなどの甲虫、カマキリ、バッタ、トンボなど約3,000〜3,500種、13,000〜15,000匹の昆虫を見ることができる。また、ヒカルゲンジナズマやマボロシジャノメ等の新種も展示されている。羽の裏の模様がフクロウにそっくりの蝶もあり、昆虫の色々な擬態も解説されている。階段の踊り場壁面いっぱいに展示されたアマゾン地方に棲息するメラネウスモルフォチョウ108ケース1728匹がかもし出すブルーファンタジーの美しさは圧巻である。
世界最大のヘラクレスオオカブトやネブチューンオオカブト、オオクワガタやキバナガノコギリクワガタなど生きた甲虫も観察する事ができ、係員に言えば触れることもできる。